なんだこの県境は! 間違ってないよね!?
突然ですが、日本の国土の何割くらいが山地だと思いますか? なんと、“火山地や丘陵地を含む山地の面積は国土の約4分の3を占め”ているそうです。
全国にはたくさんの山がありますが、1つの都道府県に属している山もあれば、2つの都道府県にまたがっている山もあり、その位置は様々です。中には山頂に3つの都道府県境を持つ山も。そして先日、登ろうと計画をしていた山の地図を見ていたところ、県境がとても不思議な山があることを知りました。みなさんはご存知でしょうか?
それは……、この山!
日本百名山の1つ、標高2,105mの飯豊山(いいでさん)です。飯豊連峰の主峰であり飯豊本山とも呼ばれているこの山。この山頂を目指す時、なんとも不思議な登山道を通るんです。
紫のラインが登山ルートですが、何か気づきましたか?
そう、注目すべきは県境です。ピンクで色付けした部分は福島県、その北側が山形県、南側が新潟県。福島県が細く長~く、なんとも不思議なことになっているではありませんか! もうちょっと上手いこと分けられたのではないかと思ってしまいますが、そう簡単にはいかないのが県境。なんでこんなことになっているのか、気になったので調べてみました。