ランニングを始めるならランニングシューズは必須!
「とりあえず今日走ってみようかな?」―ランニングを始めようとしたときは手持ちのスニーカーでも走れないことはありません。ですが、ランニングを続けていこうと思うのであれば、足への安定性を与えてくれるランニングシューズを買うのがおすすめです!選ぶ際の大前提として、必ず「試し履き」をしましょう!
ランニングシューズの選び方①自分の足を把握しよう!
足の形はその人それぞれ。自分の足の形やサイズに合ったランニングシューズを選ぶことが第一に大事です。まずは、自分の足の形やサイズを把握するためにチェックすべきことをご紹介します。
自分の足の形は何型?
ランニングシューズ探しの第一歩は、自分の足の形を把握することです。足の形は大きく分けて上記のような3タイプに分類されます。
◆エジプト型◆
日本人に最も多いと言われているタイプの足型です。親指のつま先がシューズに当たりやすい傾向があるので、つま先に余裕があるものを選びましょう。
◆ギリシャ型◆
最近の若い人に増えてきていると言われている足型です。比較的どんなシューズにも馴染みやすく、横幅を確認して選べば失敗は少ないでしょう。
◆スクエア型◆
日本人の1割程度を占めると言われている足型です。足が幅広になりがちなため、シューズを選ぶ際はシューズの幅に注意して選ぶようにしましょう。
足のサイズを正しく測ろう!
足のサイズは、足長と足囲(ウィズ)を測ります。
◆足長の測り方◆
かかとから足の指の一番長いところまでの距離を測ります。紙などの上に立ち、かかとの最も出っ張った部分と最も長い部分を紙にチェックして、その長さを測りましょう。
◆足囲(ウィズ)の測り方◆
足の中で最も幅が広くなっている場所(親指の付け根と小指の付け根の関節部分)を経由して、足床と足の甲をぐるりと一周させた長さを測ります。メジャーの捻じれが無いようにして、両端が甲の上に来るようにして測りましょう。
◆測定の際に気をつけたいポイント◆
足のサイズは左右で大きく違うということも有り得るので、必ず両足は別々に測りましょう。また、ランニングに使用する予定のソックスを履いて測りましょう。ソックスによっては厚みがかなり変わります。より正確に測定したい場合は、専門店などを利用しましょう。
自分の足に合うシューズのサイズは?
足のサイズを正しく測れたら、上記の早見表で自分にあった適切なサイズを探しましょう!実寸よりも大きいサイズが適正となっていますが、スポーツシューズの名門メーカー「ミズノ」では、1cm程度つま先に余裕を持った選び方を推奨しています。ランニングシューズのメーカーによっても多少異なってきますので、各メーカーのサイズチャートを確認することも大事です。
足囲に関しては、E=標準、2E=少し幅広、3E、4Eは一般的にはワイドとして展開されています。
ランニングシューズの選び方②自分のランのレベルに合わせて選ぼう!
サイズがぴったりだったとしても自分のランニングのレベルに合っていなければ、せっかくのランニングシューズの機能が使いこなせません。ここでは、ランのレベルに合わせたシューズの選び方をご紹介します。
ランニングシューズは3タイプ!
シューズには大きく分けて3つのタイプがあります。初心者向けなのか、上級者向けなのかを見極めて選びましょう。
◆初心者向き:クッション性能の高いシューズ◆
クッション性が高く、重みによる安定感の向上、衝撃吸収能力を備えているので足への負担が少ないのが特徴。初心者や非常に長い距離を走る人におすすめです。
◆レベルアップに:トレーニング向けシューズ◆
衝撃吸収性能とレース向けの軽量さをバランス良く両立したシューズで、レースに初めて出る方、初心者からのステップアップにおすすめです。初心者がいきなり履くと、衝撃が足にきやすく怪我の原因になるので要注意。
◆タイム向上に:レース向けシューズ◆
軽量化と反発性を最優先にしているため、足を守るためのランニングシューズではなくなっています。レース経験者でさらにタイムを縮めたい上級者ランナーが選ぶシューズです。
走り方にクセはある?
人間の足は走る際に自然と衝撃を吸収しやすい動作を行っています。「プロネーション」と言われるこの行為も、ランニングを繰り返すうちに負担がかかると故障の原因に。ヒールのどの部分が削れるかによって自分の走るときのクセがわかります。
◆ヒールがフラットに削れるor外側が削れる人◆
このタイプの走り方の人は衝撃緩和が苦手な傾向があります。ランニングシューズを選ぶ際はクッション性を重視したものを選ぶのがおすすめ。
◆ヒールの内側が削れる人◆
このタイプの走り方の人は関節への負担がかかりやすい傾向があります。過度なプロネーションを抑制してくれる安定性を重視したものを選ぶのがおすすめです。
ランニングシューズ メーカー毎の特徴
多くのスポーツメーカーがランニングシューズを販売しています。メーカーによって機能も様々で、幅広い選択肢の中から選ぶことができます。デザインだけでなく、どういった機能を重視するのかも考慮して、自分に合ったランニングシューズを選びましょう。
NIKE(ナイキ)
多数のアスリートからの支持を得ているナイキの製品は、数多くの最新技術を駆使し、独自の進化を遂げています。ランニングシューズにもそれらの技術が注ぎこまれ、レース向けからトレーニング向けまで多彩なモデルが用意されています。欧米人向けで横幅が狭いモデルが多いので、甲の幅が広めの方は気をつけましょう。
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asics(アシックス)
アシックスは多くの日本人ランナーから支持を集めています。その理由は、日本人の足にフィットする様にランニングシューズを設計・開発を行っているからです。また、「GEL」と呼ばれるゼリー状のクッション素材は、摩耗に強く、長い間シューズを履くことが出来るのも魅力です。
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adidas(アディダス)
アディダスのランニングシューズは軽量で通気性に優れていることが特徴です。シューズの足幅は若干狭めですが、最近はワイドモデルも登場してきているので、購入を検討している方は実際に試し履きをおすすめします。また、街でも履かれる程のデザイン性の高さも魅力の1つです。
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mizuno(ミズノ)
国産メーカーのミズノは、日本人向けのランニングシューズを開発、販売しています。また、独自のクッションシステムを採用していて、着地時の衝撃吸収と安定性、さらにはクッション性能の耐久性も実現しています。横に広がりにくい設計も特徴で、着地時のパワーを進行方向への蹴り出しだけの反発力に変えてくれます。
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new balance(ニューバランス)
ニューバランスは、幅広の足の人でもサイズを選ぶことができるように、足囲(ウイズ)の選択幅が広いのが特徴です。また、クッション材へのこだわりはもちろん、プロネーションへ配慮した「メディアルポスト」と呼ばれる構造によって、内側への過度な倒れ込みを防ぎ足への安定性を与えてくれます。
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Reebok(リーボック)
リーボックはより速く走れるシューズを作ることから始まったブランドだけあって、ランニングシューズの種類が豊富です。空気を入れてフィット感を調整できるポンプ機能や、3Dフットスキャンを元に設計されたジープリントなど、リーボックならではの機能が駆使された優秀ランニングシューズが人気です。デザインもおしゃれでタウンユースする人も。
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ランニングシューズの寿命は?
どんなに高機能なシューズでも、ある程度使い込めば寿命が来ます。買い替え時を過ぎたまま同じシューズを使っていると、足を痛める原因にも。ランニングシューズの寿命はどうやって知るのでしょう?
①総走行距離
ランニングシューズの一番メジャーな寿命の見極め方は、「総走行距離」。シューズのタイプによっても、どのくらいの距離を走ったら交換なのかが違ってきます。
◆初心者向け・クッション性の高いシューズの場合◆
600㎞~800㎞
◆トレーニング用のシューズの場合◆
500㎞~700㎞
◆レース用のシューズの場合◆
300㎞~400㎞
②アウトソールのすり減り具合
ランニングシューズの一番外側にあるアウトソール。ここがすり減ってきてしまうと、グリップ力が落ちたり足への負担がかかりやすくなってしまいます。ミッドソールが見えてしまっていたら買い替え時です。定期的にソールを見て、すり減り具合を確認しましょう。
③ミッドソールのクッション性が低下
足にかかる衝撃を吸収してくれる役割を持つミッドソール。劣化してくるとクッション性がなくなり、足で直に衝撃を受けることになります。ソールを指で押したり、履いた感触でクッション性がなくなってきたと感じたら寿命です。また、横から見てミッドソール部分にしわが入っていたら、劣化しているという目印になります。
自分に合うランニングシューズで走ろう!
出典:adidas Running Facebook
「走る」行為は体へ負荷を与えます。いきなり長い距離を走ったり、スピードを出すと膝などを痛めてしまうので、足にあったシューズを見つけて、ゆっくり始めてくださいね!
Let’s started running in running shoes !
ランニングシューズで走り出そう!
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