COCOHELI 山岳遭難対策制度(ココヘリ) 550万円までの捜索救助を実施 入会金1,100円OFFで申込む
那須岳の画像

那須岳|百名山をロープウェイで!初心者はもちろん、三斗温泉を巡る健脚コースも一挙紹介

百名山のひとつで紅葉の名所としても有名な那須岳(茶臼岳)。都心からのアクセスもよく、ロープウェイ利用で初心者も登頂できる山です。山頂最短ルートをはじめ、三斗小屋温泉に立ち寄る健脚向けルートやアクセス情報を紹介しています。那須の立ち寄り秘湯温泉も併せて楽しんでくださいね!

本ページはアフィリエイトプログラムを利用しています。

目次

アイキャッチ画像出典:PIXTA

日本百名山のひとつ「那須岳」ってどんな山?

紅葉した那須岳の画像
出典:PIXTA
標高山頂所在地山域最高気温(6月‐8月)最低気温(6月‐8月)
1,915m栃木県那須郡那須町那須連峰25.1℃12.1℃
参考:ヤマレコ

那須岳は栃木県の北部にある山ですが、実はひとつの山頂ではなく、那須連山と呼ばれる山域全体を指しています。ですが、一般的には主峰である活火山の茶臼岳を指して、那須岳と捉えられることが多いです。

『日本百名山』でも紹介されていますが、その中で著者の深田久弥は茶臼岳・朝日岳・三本槍岳を指して「那須岳」として紹介しています。

そんな有名な山ではありますが、ロープウェイを使用すれば、気軽に山頂での登山を楽しむことができます。

標高1,915mから望む、抜群の眺望

那須岳山頂からの眺めの画像
出典:PIXTA

標高の高い山ならではの岩陵が大変美しい景色を作り出し、絶景となっています。山頂では360度視界が開け、関東平野に続く那須野が原を一望することができます。

ロープウェイでらくらく登山が可能!

那須ロープウェイ
出典:PIXTA

東京からもアクセスしやすい日本百名山ですが、登山客だけでなく観光で訪れる人も多い山です。その理由は山頂までロープウェイでアクセスしやすいから。秋には紅葉に染まった山肌をロープウェイで空中散歩ができますよ。

■那須ロープウェイ
運行期間:3月下旬〜12月中旬
料金:(往復)大人1,800円、小人900円
※悪天候の場合、運休の可能性あり

那須ロープウェイ|公式サイト

一見の価値あり!紅葉の名所

那須岳の紅葉と登山者の画像
出典:PIXTA

紅葉のシーズンはモミジ、ナナカマド、ドウダンツツジなどが赤く色づき、山全体が赤く染まります。シーズンには紅葉の名所として、登山者が訪れる人気スポットになっています。この時期には渋滞なども多く発生するので、計画時には時間に注意しましょう。

▼那須岳の紅葉情報、混雑情報はこちら

那須岳の天気と地図をチェック

初心者の方でもロープウェイを使用すれば気軽に楽しむことができる山ですが、那須岳は標高も高く天気も変わりやすいです。特に春の5月中旬ごろまでと、秋の紅葉シーズン終盤は強風となることが多いため、注意が必要です。
合わせて自分が登るルートについては、地図も用意して詳しく調べてくださいね。

茶臼岳(那須岳)のふもと(那須町)の10日間天気

日付 12月01日
(月)
12月02日
(火)
12月03日
(水)
12月04日
(木)
12月05日
(金)
12月06日
12月07日
12月08日
(月)
12月09日
(火)
12月10日
(水)
天気 晴時々曇
晴時々曇
曇一時雨
曇一時雨
曇一時雨
曇一時雨
曇のち晴
曇のち晴
曇時々晴
曇時々晴
晴時々曇
晴時々曇
晴
晴時々曇
晴時々曇
曇時々晴
曇時々晴
曇
気温
(℃)
17
-2
14
3
12
4
5
-2
6
-2
9
-2
13
-3
12
0
9
1
9
-1
降水
確率
20 50 80 40 40 20 10 30 30 30

茶臼岳(那須岳)の登山指数

日付 12月01日
(月)
12月02日
(火)
12月03日
(水)
12月04日
(木)
12月05日
(金)
12月06日
登山
指数
A A C B A C
登山指数の留意点

登山をするための快適さを、山頂や山麓の気象条件から、気象学的知見を用いて登山指数A~Cで表現をしています。降水量、風速、雲量などを総合的に考慮し、気象条件を独自計算したものです。
ただし、以下のリスクは含まれておりません。

  • 雷の発生の可能性
  • 前日の天気による道のぬかるみ
  • 局地的大雨
  • 土砂災害の発生の可能性
  • 雪崩の発生の可能性
  • 噴火の可能性
  • 積雪の有無
  • 濃霧
  • 低温または高温
  • 虫やヒルなどの発生状況

山の天気は大きく変わりやすいため、登山指数はあくまで目安としてご利用頂き、最新の気象データや天気図、各登山道情報をご確認ください。
なお、本情報に基づいた行為において発生したいかなる人物の負傷・死亡、所有物の損失・損害に対する全ての求償の責は負いかねます。ご了承下さい。

那須岳周辺の山と高原地図

ロープウェイ利用で山頂まで最短!|茶臼岳山頂ルート

 
合計距離: 2.09 km
最高点の標高: 1891 m
最低点の標高: 1683 m
累積標高(上り): 258 m
累積標高(下り): -258 m
【体力レベル】★☆☆☆☆
日帰り
コースタイム:1時間15分
参考:ヤマプラ
【技術的難易度】★☆☆☆☆
・歩きやすい靴と動きやすい服装が必要
凡例はこちらをクリック:グレーディング表
ルート概要(往復)
山頂駅(40分)→茶臼岳(35分)→山頂駅
那須ロープウェイ
出典:PIXTA

ロープウェイで8合目まで行くことができるので、実際に山を歩くのは1時間程度。とはいえ、ダイナミックな山頂からの景色を見ることができるので、初心者や家族連れなどにもおすすめのルートです。

那須岳の三山を踏破!|那須岳満喫ルート

合計距離: 12.45 km
最高点の標高: 1896 m
最低点の標高: 1457 m
累積標高(上り): 1586 m
累積標高(下り): -1586 m
【体力レベル】★★☆☆☆
日帰り
コースタイム:5時間55分
参考:ヤマプラ
【技術的難易度】★★☆☆☆
・登山装備が必要
・登山経験、地図読み能力があることが望ましい
凡例はこちらをクリック:グレーディング表
ルート概要(往復)
峠の茶屋駐車場(45分)→峰の茶屋跡(40分)→朝日岳分岐(15分)→熊見曽根東端(25分)→北温泉分岐(30分)→三本槍岳(20分)→北温泉分岐(30分)→熊見曽根東端(10分)→朝日岳分岐(10分)→朝日岳(5分)→朝日岳分岐(30分)→峰の茶屋跡(35分)→茶臼岳(30分)→峰の茶屋跡(30分)→峠の茶屋駐車場
三本槍岳
出典:PIXTA

初級者〜中級者におすすめなのは、茶臼岳だけではなく、三本槍岳、朝日岳と3つの山を巡るルートです。峠の茶屋駐車場から歩いて登るルートを紹介していますが、ロープウェイを利用した場合でも、コースタイムは20分ほどしか変わりません。

1泊2日で温泉を満喫!|沼原湿原・三斗小屋温泉ルート

合計距離: 21.84 km
最高点の標高: 1896 m
最低点の標高: 971 m
累積標高(上り): 2279 m
累積標高(下り): -2279 m
【体力レベル】★★★★☆
1泊2日
コースタイム:10時間5分
参考:ヤマプラ
【技術的難易度】★★☆☆☆
・登山装備が必要
・登山経験、地図読み能力があることが望ましい
凡例はこちらをクリック:グレーディング表
ルート概要(1泊2日)
【1日目・2時間50分】登山口(10分)→沼原湿原(60分)→沼原湿原分岐(20分)→三斗小屋宿跡(80分)→三斗小屋温泉
【2日目・7時間15分】三斗小屋温泉(70分)→隠居倉(30分)→熊見曽根東端(25分)→北温泉分岐(30分)→三本槍岳(20分)→北温泉分岐(30分)→熊見曽根東端(10分)→朝日岳分岐(10分)→朝日岳(5分)→朝日岳分岐(30分)→峰の茶屋跡(35分)→茶臼岳(65分)→姥ヶ平下(50分)→日の出平登山口(10分)→沼原分岐(15分)→登山口
沼原湿原
出典:PIXTA(沼原湿原)

那須高原側からの入山が一般的ですが、人気も高く混雑も多い。そんなときにおすすめなのが、沼原湿原からのルートです。

1日目はゆっくりと湿原や森の中を歩き、三斗小屋温泉のいで湯を満喫。2日目は3つの山を約7時間かけて歩く健脚向けコースになります。時間や体力に余裕がない場合は、茶臼岳だけに登って下山も可能です。この場合は約4時間程度になります。

三斗小屋温泉
出典:PIXTA(煙草屋旅館の露天風呂)

登山口までのアクセス

ここでは登山口へのアクセスについて紹介します。沼原湿原へは駅からの公共交通がないため、タクシーの利用となります。

ロープウェイ山麓駅・峰の茶屋登山口

【クルマの場合】
東北自動車道「那須」IC−県道17号−那須ロープウェイ山麓駅

■ロープウェイ駐車場
駐車台数:約190台
料金:無料

■峠の茶屋駐車場
台数:約166台
トイレ:あり
料金:無料

【公共交通の場合】
新幹線「那須塩原」駅下車−路線バス山麓駅行き乗車、終点下車
JR東北本線「黒磯」駅下車−路線バス山麓駅行き乗車、終点下車
「バスタ新宿」より関東自動車高速バス「那須・塩原号」乗車−「那須温泉」バス停下車−路線バス山麓駅行き乗車、終点下車

関東自動車|高速バス「那須・塩原号」

沼原湿原登山口

【クルマの場合】
東北自動車道「那須」IC−県道17号−県道266号

■沼原駐車場
台数:約100台
トイレ:あり
料金:無料

【公共交通の場合】
JR東北本線「黒磯」駅よりタクシー

温泉自慢の山小屋に泊まろう!

煙草屋旅館
出典:PIXTA(煙草屋旅館)

那須岳には三斗小屋温泉があり、2軒の山小屋が営業しています。山小屋なのに温泉を楽しめるということで人気です。日帰りでも登れる那須岳ですが、のんびりと山小屋で1泊するというのもありですよ。

煙草屋旅館

露天風呂が自慢の山小屋で、日帰り入浴の利用も可能です(10:00〜15:00)。小屋泊だけでなく、相部屋利用の「屋根だけ素泊まり」やテント泊のプランから選ぶことができますよ。

電話:090-8589-2048
営業時間:4月中旬~11月末
料金:1泊2食付10,000円(入湯税別)、屋根だけ素泊まり3,700円、テント泊1名2,000円(入湯税込)
※テント泊は3日前より予約受付。4張のみ可

煙草屋旅館|公式サイト

大黒屋 三斗小屋温泉

戊辰戦争で消失したものの、明治2年に再建された約130年の歴史を持つ山小屋です。木造りと岩風呂の2つの内風呂があります。

電話:090-1045-4933
営業期間:4月中旬~11月末
料金:1泊2食付9,800円(入湯税込)、素泊まり6,000円

大黒屋 三斗小屋温泉|公式サイト

那須岳近くのおすすめ日帰り温泉

大丸温泉旅館
出典:PIXTA(大丸温泉旅館)

那須岳は活火山ということもあり、温泉でも有名。秘湯感あふれる温泉旅館のなかには日帰りで入浴可能なところもあるので、登山の疲れを癒やしに立ち寄ってみてくださいね。

大丸温泉旅館

裏山の自家源泉より作られた川の湯は、野趣あふれる天然温泉の醍醐味を堪能することができます。メインとなるのは混浴風呂3つですが、男女別の浴槽もあるので安心して利用できます。

住所:栃木県那須郡那須町湯本269
電話:0287-76-3050
営業時間:11:30〜15:00(14:30最終受付) ※日帰り入浴休業の可能性があるので、要事前確認
料金:1,000円


大丸温泉旅館|公式サイト

北温泉旅館

江戸時代から温泉宿として営業している歴史ある旅館。安政や明治時代の建物が現存しています。5つの温泉があり、「相の湯」もまた明治頃に建てられたとあって、趣があります。

住所:栃木県那須郡那須町湯本157
電話:0287-76-2211
営業時間:8:30〜16:30
料金:700円


北温泉旅館|公式サイト

那須岳の魅力ある景色を体験しよう!

那須岳山頂からの眺めの画像
出典:PIXTA

那須岳はロープウェイを利用すれば、初心者でも気軽に登頂可能で、頂上からの360度の素敵な絶景を楽しむことができます。また、茶臼岳を始めとしてさまざまな登山ルートを組むこともでき、本格的な登山をしたい人にとっても満足度の高い山です。

関東圏からは日帰りでも十分楽しめる那須岳。ぜひ登ってみてくださいね。

※この記事内の情報は特記がない限り公開初出時のものとなります。登山道の状況や交通アクセス、駐車場ならびに関連施設などの情報に関しては、最新情報をご確認のうえお出かけください。

こちらの記事もどうぞ