自分の山の常識度をチェックしてみよう!
登山をするときに、知っておきたいのが山の常識です。今回は、「マナー編」、「自然編」、「スキル編」、「装備編」、「その他」と分けて、山の常識を問題形式にしてそれぞれご紹介します。ぜひ参考にしてみて下さい。
山の常識 ーマナー編ー
◆問題1:山道ですれ違う時は、登りが優先でしょうか、それとも下りが優先でしょうか?
◇答え:登りが優先です。
自分が下っている時に、登りの人がきたら、登山道の山側によけて道をゆずりましょう。すれ違い様にザックがあたってバランスを崩して転倒という場合もありますので、谷側ではなく山側が望ましいです。また、山では、すれ違い時に「こんにちは~」とあいさつし合うのも常識です。
◆問題2:せっかく山でテント泊(或いは小屋)に来たのだから、夜もみんなでおしゃべりしたい。でも一体何時ころまでOK?
◇答え:おおよそ19~20時頃まででしょう。
次の日、日の出とともに出発する人もいるので、夜20時以降は騒がないのが常識的です。
◆問題3:登山道から外れて歩いてもOK?
◇答え:原則NOです。
登山道がきちんと整備されている場所は、高山植物が保護されていたり、貴重な生態系が残されている場所なので原則登山道以外は歩かないようにしましょう。
◇答え:NO!
過酷な自然環境下で生きている微生物の動きは遅く、分解されるまでに時間がかかります。また生ごみを動物が食べて糞をして、その中に種が混じって根付いてしまったら、生態系が乱れてしまうこともあります。生ごみと言わず自分のゴミはすべて持ち帰るのが常識です。
◆問題5:登山中もし自分が落石を起こしてしまったら?
◇答え:大声を出して知らせる
掛け声としては、「ラ~ク!」や「落石!」など、下の人に向かって大きな声で知らせることが大切です。