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レインウェアが長持ちしないのには原因があった!

登山中、雨が降ってきてレインウェアを着ても「中が濡れてしまった」「雨をはじかなくなった」なんてこと、ありませんか?
レインウェアは通常5年ほど使用できるといわれています。ただメンテナンスや保管方法を誤ってしまうと、シームテープが剥がれたり、生地そのものの機能が低下したりと、早くに寿命をむかえてしまうことも。
いくつ当てはまる?レインウェアのNG取扱い例5つ
ついついやってしまいがちな《レインウェアの寿命》を短くしている行為!以下に記載している5つのポイントに1つでも当てはまる人がいたら要注意です。
あなたは大丈夫?レインウェアのNG取扱い例
- 洗濯しないで着続ける
- キッチリと畳み、スタッフバッグで保管
- 撥水処理をついさぼってしまう
- 高温多湿な場所に置いておく
- 直射日光が当たるところに放置
それぞれのNG例とともに、正しいメンテナンス法について紹介していきます。ぜひ参考にしてみてくださいね。
NG①|洗濯しないで着続ける

頻繁に洗うと、生地の撥水機能が低下しそうと考えている人が多いのではないでしょうか。
ただそれは間違い!メーカーでも、使う度に洗濯することを推奨しています。見た目はキレイでも、汗や皮脂、ほこりなど意外と汚れがたまっている場合があるのです。
汚れによって生地の劣化が進み、防水透湿性(雨や雪などの外部の水をはじき、汗やムレを放出する生地の性質)が機能しなくなってしまいます。
【これで解決】洗濯表示を見て、定期的に洗おう

レインウェアはクリーニングに出さずとも、自宅の洗濯機で洗えます。ただ、「脱水はしないこと」や「すすぎを通常よりしっかりする」といった注意点も。はじめての方は、以下の記事を参考にしながら洗ってみましょう。
洗濯方法を詳しく知りたい人はこちら
NG②|キッチリと畳み、スタッフバッグで保管

付属のスタッフバッグ、実は保管用ではありません。レインウェアをギュッとバッグに入れたまま収納している方、結構いるのではないでしょうか?、圧がかかっている状態が続くと、生地の折り目や湿気がこもる場所から劣化が進みます。
【これで解決】レインウェアはふんわり保管

レインウェアはつるして保管しましょう。つるす場所が無い場合は、ふんわりと畳んで、風通しのいいカゴなどに入れるのがオススメです。
NG③|撥水処理をしていない

洗濯した後にさぼりがちなのが撥水処理です。買った当初は水をコロコロと弾きますが、使い続けていると撥水の機能が落ちてきます。また、この状態で使うと、表面に水の膜ができ、汗やムレを内側から放出する透湿性も低下してしまいます。
【これで解決】洗濯したら必ず撥水処理をしよう

撥水処理をすると、防水性や透湿性がUPするだけではなく、生地がコーティングされるので汚れも付きにくくなります。防水スプレーも効果ありですが、撥水剤を使ってしっかり処理する方法もあります。詳しくは以下の記事を参考にしてください。
撥水処理の仕方を詳しく知りたい人はこちら
レインウェアに使用可能な撥水スプレーはこちら
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