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「これなら私にもできるかも!」失敗しないベアフットシューズの履き⽅【専門家解説】(2ページ目)

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ベアフットシューズの正しい履き方|慣らしと歩く際のポイント

ベアフットシューズを持っている人

撮影:筆者

ベアフットシューズを履き始めるときに大事なのは、焦らずゆっくり履きならすこと。しかし、「痛みがいつなくなるのか」「どれくらいで足が慣れるのか」というゴールが見えないため、途中で使用を諦めてしまう人も少なくないようです。

そこで、ベアフットシューズを「履き慣らす方法」と「歩き方のコツ」を教えてもらいました。

まずは短時間から少しずつ。楽しい気持ちを大切に!

ベアフットシューズ着用者の足元

撮影:筆者

最初は1時間以内など短時間から歩き始め、歩く時間や回数をだんだん増やしていくことが大切です。

ゼロシューズの面川さん

ゼロシューズ 面川さん

慣れるまでに必要な期間は、もともとの足の状態や履き方によって大きく異なります。数ヶ月から2年かかる人もいるんですよ。

「しなければならない」という義務感ではなく、歩くのが「楽しい」「気持ちいい」という感覚をなによりも大切にしましょう!

歩きのポイントは「重心の真下に着地」

正しい歩き方(重心の真下に着地)

撮影:YAMA HACK編集部(正しい歩き方)

足を前方に投げ出すのではなく、上半身も連動させて体の重心を移動し、その真下に足を着地させるよう意識しましょう。

ゼロシューズの面川さん

ゼロシューズ 面川さん

はじめはこの重心移動の習得が難しいですが、平坦な道でも階段を上るときのような意識で足を動かすと、ドスンと音を立てずにリズミカルに歩けるようになります。

NGな歩き方(後ろ重心)

撮影:YAMA HACK編集部(NGな歩き方)

一方で、注意したいのが後ろ重心。重心が後ろのまま「かかと着地」になると、体に余計な衝撃がかかり、歩行バランスも悪くなってしまうので、注意しましょう。

シーンに合わせて履き分ける

ベアフットシューズと登山靴

撮影:筆者

ベアフットシューズは、あくまで歩きをより楽しむための体を作る「道具」のひとつ。状況に応じて従来の登山靴と使い分けることが重要です

ベアフットシューズを履き始めたばかりで本来の足の機能が戻っていない段階では、日帰りハイキングなど短時間の使用にとどめ、荷物が重い小屋泊やテント泊登山などで自分の脚力に自信がないときは、剛性の高い登山靴を選択すると、無理なく登山を楽しめます。

ゼロシューズの面川さん

ゼロシューズ 面川さん

大切なのは、自分の体が今どんな能力を持っているかを知ること。ベアフットシューズは、その気づきを与えてくれるヒントにもなります。

ベアフットシューズの素朴な疑問を聞いてみた

履き慣らし方だけでなく、気になることを面川さんに聞いてみました。

履き続けなければ効果はない?

ベアフットシューズを着用して歩く人

撮影:筆者

ゼロシューズの面川さん

ゼロシューズ 面川さん

山でも街でも常に履き続けなくてはいけないわけではありません

普段はベアフットシューズを履き、登山のときは登山靴を使ったとしても、一度正しい姿勢を習得すれば、体は覚えているものですよ。

フィット感のいいインソールに交換してもOK?

ベアフットシューズのインソール

撮影:筆者

ゼロシューズの面川さん

ゼロシューズ 面川さん

インソールは付属のものをお使いください。アーチサポートなどが入ったインソールを使用すると、足がそれに頼ってしまい、本来の機能を発揮できなくなってしまいます。

付属のインソールが取り外し可能な場合は、インソールを抜くことで地面をもっとダイレクトに感じることもできます。

ソックスも気を付けた方がいい?

ベアフットシューズとソックスの組み合わせ

撮影:筆者

ゼロシューズの面川さん

ゼロシューズ 面川さん

インソールと同じように、サポート機能のないシンプルなソックスがおすすめ

足がサポートに頼ってしまうと、ベアフットシューズの効果が薄れてしまいます。

楽しみながら履き続けることが、成功の秘訣

ベアフットシューズを履いて歩く登山者

撮影:筆者

ベアフットシューズは、履くだけで姿勢や歩き方を見直し、登山や日常の一歩をより快適にしてくれる存在。

履き慣らし期間こそ必要で、痛みが出ることもありますが、それは体が変わり始めたサインです。短い時間から始め、楽しみながら付き合うこと。それが、素足のように自由な歩き方を手に入れる第一歩です。

スペシャリストおすすめ!最初に試してほしいべアフットシューズ

最後に、面川さんにベアフットシューズ初心者におすすめのシューズを教えてもらいました。

はじめてのベアフットシューズに:プリオ

ゼロシューズ・ネクサスニット

撮影:YAMA HACK編集部

ランニング、ウォーキング、ハイキング、フィットネスジム、日常生活など、幅広いシーンで活躍する一足。素足感覚を十分に味わえ、シンプルなデザインが履きやすいオールラウンダーです。

    ゼロシューズ プリオ(メンズ)

    重量(片足)246.7g(27.0cm)
    カラーブラック/ホワイト、ブラック、ルナー、フォールンロック
    サイズM6.5(24.5cm)〜M11(29.0cm)0.5cm刻み

      ゼロシューズ プリオ(ウィメンズ)

      重量(片足)207g(24.0cm)
      カラーブラック/ホワイト、ルナーロック、ブラック、ダスティーブルー
      サイズW5.5(22.5cm)〜W8(25.0cm)0.5cm刻み

      登山におすすめ:メサトレイル2

      ゼロシューズ・メサトレイル2

      撮影:YAMA HACK編集部

      ランニングシューズの軽快さとトレイルシューズの走破性を兼ね備えたシューズ。まるで素足のような足裏感覚がありながらも、深いラグ(ソールの凸凹)のおかげで、どんなトレイルシーンでも安定して行動できます。

        ゼロシューズ メサトレイル2(メンズ)

        重量(片足)221.2g(27.0cm)
        カラーフォレスト、フォールンロック/ブラック
        サイズM7.0(25.0cm)〜M11.0(29.0cm)0.5cm刻み

          ゼロシューズ メサトレイル2(ウィメンズ)

          重量(片足)190g(24.0cm)
          カラーセイジパープル/シルバー、アスファルト/ラズベリー
          サイズW5.5(22.5cm)〜W8.0(25.0cm)0.5cm刻み

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