ベアフットランニングに人気の「ルナサンダル」って?
「ベアフットランニング」をご存知ですか?
「ベアフット」とは「素足」「裸足」という意味で、素足感覚に近いシューズやサンダルを履いて走るランニング方法のことです。
現在のランニングシューズは走りをサポートする厚底ソールがメインとなっていますが、素足に近い環境で走ることで、自然な走り方を身につけやすくなります。
そんなベアフットランニングに使えるサンダルの代表格が「LUNA SANDALS(ルナサンダル)」。
薄いソールに紐のようなストラップで作られた、ごくシンプルなこのサンダルを一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。
「ルナサンダル」は走れるサンダル
ルナサンダルはシアトル発のランニング用サンダルメーカー。日本でも愛用者が多く、一時は入手困難になったほどの人気ぶりです。
厚底シューズでの走りに長いこと違和感を感じていた、創業者のテッド・マクドナルド氏。痛みを解消するべく辿り着いたのが「ベアフットランニング」でした。
ルナサンダルはベアフットランニング用のサンダルの開発に始まり、テッド氏は現在のベアフットランニングを確立した先駆者でもあります。
「ルナ」は最強の走る民族「タウラマラ族」から由来
ルナサンダルの「ルナ」は、テッド氏が出会った最強の走る民族「タウラマラ族」のワラーチ作りの名人「マニュエル・ルナ氏」から由来したもの。ルナ氏からワラーチ作りとその哲学を伝授されたことから、彼に敬意を表して付けられたブランド名なのです。
サイズ選びが重要!自分にぴったりのルナサンダルを選ぼう
サイズ表(男女兼用)
サイズ表記(US) | cm(センチメートル) | 足の幅(cm) |
US4 | 21.9 – 22.2cm | 9.2 |
US4.5 | 22.3 – 22.6cm | 9.4 |
US5 | 22.7 – 23cm | 9.6 |
US5.5 | 23.1 – 23.5cm | 9.8 |
US6 | 23.6 – 23.9cm | 10 |
US6.5 | 24 – 24.3cm | 10.2 |
US7 | 24.4 – 24.7cm | 10.4 |
US7.5 | 24.8 – 25.2cm | 10.55 |
US8 | 25.3 – 25.6cm | 10.7 |
US8.5 | 25.7 – 26.0cm | 10.85 |
US9 | 26.1 – 26.4cm | 11 |
US9.5 | 26.5 – 26.8cm | 11.15 |
US10 | 26.9 – 27.3cm | 11.35 |
US10.5 | 27.4 – 27.7cm | 11.5 |
US11 | 27.8 – 28.1cm | 11.7 |
US11.5 | 28.2 – 28.5 | 11.85 |
US12 | 28.6 – 29.0 | 12 |
US12.5 | 29.1 – 29.4 | 12.2 |
US13 | 29.5 – 30.1 | 13 |

ルナサンダルでも専用ソックス「Yubi Socks Luna」を展開。タビ型ソックスに必要な強度や素足感が失われない絶妙な厚みで作られているため、ソックス選びで迷われている方におすすめです。

プロによるフィッティングが安心
プロによるフィッティングは、いろいろと相談できたりアドバイスをもらえたりと、安心して選ぶことができます。
ルナサンダルの公式サイトに取り扱い店舗一覧がありますので、お近くのショップでフィッティングしてもらいましょう。
あなたの用途にぴったりなのはどれ?「ルナサンダル」定番6モデル

①最古のトレイルモデル「Leadville Trail(レッドヴィルトレイル)」
トレイルランニングの聖地の一つ、コロラド州「レッドヴィル」をその名に冠した、ブランド最古のトレイルモデルです。
11mmの薄いソールは自動車タイヤにあるブロック型トレッドパターンに似たギザギザとしたデザイン。よりダイレクトに大地を踏み、感じることができます。シンプルな構造で壊れにくく、長く愛用できる一足。
最小限の作りで最大の効果を発揮する、ベアフットランニングの真髄を体感できるモデルです。
②走り方を教えてくれる「Venado 2.0(ベナード)」
Venadoはスペイン語で「鹿」という意味。鹿のように軽やかにしなやかに走ることができる、6モデル中で最も薄いソールと軽くミニマルな作りのモデルです。
ソールは細かいドットと「Vibram®」の文字がランダムに配置されただけのシンプルな作りですが、これが滑り止めの役割を担い見た目より滑りにくくなっています。
より裸足感覚になれることで、着地する位置を足音や筋肉疲労といったサインで知らせてくれる、まさに「走り方を教えてくれる」モデル。本格的なベアフットを体感したい人におすすめです。
③幅広いシーンで使えて履き心地のよい「Retro Mono(レトロ モノ)」
Monoはスペイン語で「猿」。木の上、岩の上、泥、砂でも悠々と進むことができる、まさに猿のような高い運動能力が発揮できるオールラウンドモデルです。
展開しているモデルの中で最も厚いソールのため、最初の一足におすすめ。普段履きや登山のアプローチ、テント場での着用など、幅広いシーンで使用できます。
④固定力に優れた「Mono Winged Edition(モノ ウィングドエディション)」
Monoに“Wingedパフォーマンスシューレース(調節機能でしっかりと固定できる)”を採用したモデル。Monoと同じく日常から旅行、トレーニング、アウトドアとさまざまなシーンに対応。簡単に調整できるシューレースでストレスフリーに履くことができ、しっかりとしたフィット感を感じられます。
より快適性を求める方におすすめ!深く刻まれたソールは水はけも良く、ウォーターアクティビティにも活躍してくれますよ。
⑤ハイスペックモデルの「Retro Oso Flaco(レトロオソフラコ)」
Oso Flacoはスペイン語で「痩せた熊」とう意味。山野を時速60kmほどで走り、木登りも上手い森の王者・熊のような運動能力を発揮できるモデルです。
ソールはビブラムメガグリップを採用し、抜群のグリップ力でどんなトレイルでも快適に走ることができます。
作りはミニマルすぎない仕様に。厚みがありつつも素足感覚がしっかり感じられるので、安心してトレイルを走りたい人におすすめです。また、耐久性がありながら柔軟性もしっかりとあるため、ベアフット感も感じられます。
⑥安全快適な走りを叶える「Oso FLACO Winged Edition(オソフラコ ウィングドエディション )」
Oso FlacoのWingedパフォーマンスシューレース(調節機能でしっかりと固定できる)を採用したモデル。Oso Flacoと同じく抜群のグリップ力があるビブラムメガグリップのソールで、どんなトレイルでも快適に走ることができます。
簡単に調整できるシューレースでストレスフリー!さらなる快適性を求める方におすすめです。
定番6モデルのスペック比較表
モデル | 価格 | 重量(片足/US9) | 厚み | ソール | Wingedパフォーマンスシューレース | フッドベッド | こんな人におすすめ |
---|---|---|---|---|---|---|---|
①レッドヴィルトレイル | 13,200円 | 159g | 11mm | Waterproof Vibram® Newflex outsole | ー | MGT(Monkey Grip Technology) | トレイルでより大地を感じたい人 |
②ベナード | 11,000円 | 125g | 9mm | Waterproof Non-Marking Vibram® Morflex Sole | ー | MGT(Monkey Grip Technology) | 普段から自然な走りを身につけたい人 |
③レトロモノ | 13,200円 | 167g | ベース11mm+ラグ4mm | Non-Marking Vibram® Morflex Sole | ー | MGT(Monkey Grip Technology) | トレイルにも普段履きにも利用したい人 |
④モノ ウィングドエディション | 13,200円 | 167g | ベース11mm+ラグ4mm | Waterproof Non-Marking Vibram® Morflex Sole | 〇 | MGT(Monkey Grip Technology) | トレイルにも普段履きにも利用したい、かつ、高いフィット感を求める人 |
⑤レトロオソフラコ | 13,750円 | 204g | ベース7mm+ラグ4.5mm | Waterproof Non-Marking Vibram® Megagrip Outsole | ー | MGT(Monkey Grip Technology) | トレイルランなど山でよりアクティブに使用したい人 |
⑥オソフラコ ウィングドエディション | 13,750円 | 204g | ベース7mm+ラグ4.5mm | Waterproof Non-Marking Vibram® Megagrip Outsole | 〇 | MGT(Monkey Grip Technology) | トレイルランなど山でよりアクティブに使用したい、かつ、高いフィット感を求める人 |
走る、歩く、リラックスする……「ルナサンダル」の使い方
自分にぴったりのモデルが見つかったら、いざ使ってみましょう!ランニングはもちろん、日常での着用やキャンプや登山にもおすすめですよ。
ベアフットランニングに挑戦!
ベアフットサンダルだから、やっぱり走りたい!でも、極薄のソールやむき出しに近い足で走るベアフットランニングは少々ハードルが高そう……。
最初は歩くことからスタートして、慣れてきたら走るのがおすすめ。踵からの着地ではなく、重心の真下で足裏全体で着地することで、衝撃の少ない走り方になっていきます。徐々に足裏の感覚が研ぎ澄まされ、人間が持つ足本来の力が引き出されていきますよ。
タウンユースでも人気
シンプルなデザインの「ルナサンダル」はタウンユースでも人気!どんなコーディネートにも合わせやすく、軽やかな足元が演出できます。
日常でも履いて歩くだけでトレーニングになる嬉しいポイントも。ランニングを始める前の「慣らし」として履くのも良いですね。
キャンプや登山でのリラックスタイムにも
グリップ力に優れたソールなのでアウトドアシーンにもおすすめです。山道をアクティブに歩くのはもちろん、テントを張ってホッと一息ついた時にもどうぞ。足を開放できるので、よりリラックスできること間違いなしです。軽量で持ち運びやすいのも嬉しいところ!
痛い? 疲れる? 履き方・走り方のポイント
はじめての使用や、慣れないサンダルでのランニングでは、「鼻緒が痛い」「足裏が痛い」「靴擦れしてしまった」なんてトラブルはつきもの。ルナサンダルの履き方や走り方で意識したいことは……
まずは1kmくらいの短いランニングから始め、体の状態を確かめながら徐々に距離を伸ばしていくことをおすすめします。

「ルナサンダル」で自由に楽しもう!
素足感覚で走ったり歩いたりできる、足本来の力を引き出す「ルナサンダル」。高価なシューズに頼らなくても、自分の足の力だけで進んでいける楽しさを味わうことができますよ。
ケガをしないためのランニングフォームを習得するのにも良し、トレーニングやウォーキングにも良し、の「ルナサンダル」を自由に楽しんでください!