登山用のサンダル、なんかイイのないかな?
あなたは登山でサンダルを使っていますか? 登山口までのアプローチや泊まり登山の際のテント場、下山後に足を開放したいときに、サンダルがあると便利で楽ちんですよね。
とはいえ、荷物をできるだけ少なくしたい登山では、サンダル選びも悩むところ。「軽いのがいいな~」「かさばるのはちょっと…」など、どうしても求めるポイントが多くなってしまい、なかなかビビっとくるサンダルに出会えない人もいるのではないでしょうか。
登山用サンダルに求めることは大きく分けて5つ!
①軽量なこと
②かさばらないこと
➂靴下のままサッと履けること
④グリップ力が高いこと(足元の悪い場所で滑りにくいこと)
⑤つま先が保護されていること(ケガ防止)
全てを兼ね備えていたら理想的ですが、なかなかそんなサンダルはありません。そうすると自分が1番重視したいポイントから選ぶことになります。そこで今回は、各ポイントごとにおすすめのサンダルをご紹介。理想と特長のバランスを見て、自分にぴったりの1足を見つけてみてください。
『軽い!』で選ぶならこのサンダル
まずは登山で持っていくなら大事な要素、軽さに注目して選んだサンダルです。重さが気になってサンダルを持っていくのを躊躇している方や、とにかく軽量化を目指すならこちらがおすすめ!
約130g! とにかく軽量重視ならこのサンダル
<ビルケンシュトック> マドリッド EVA
足を入れた瞬間に履いていることを忘れるほどの圧倒的な軽さです。脱ぎ履きしやすい分、長時間山を歩くのには向きませんが、EVA素材で水に強いので濡れても安心。山小屋やテントで過ごすのにぴったりです。
約240g! 丸めて持ち歩ける軽量サンダル
<ゼロシューズ> アムリクラウド
3mmと薄い柔らかなソールだから丸められて、どんなに荷物がぎゅうぎゅうでもどこかに入ってしまうコンパクトさがと軽さが魅力。グリップ力と耐久性があり、慣れると走れるようになるほどのサンダルですが、ソールが薄いのでまずは街履きや泊り登山のリラックス用として試してみるのが◎。
約228g! 走れる軽量サンダルの原点
<ルナサンダル> ベナード2.0
走れるサンダルとして有名なルナサンダルの中でも最もミニマルなサンダルがこのベナード2.0。ロードレース仕様でヒールグリップやストラップに改良を加えて走りやすくなっています。つま先が出ているのでガレ場のある登山には向きませんが、歩きやすいので行き返りの林道にもおすすめです。
<ルナサンダル> ベナード2.0
重量:約228g(US8/両足)
『かさばらない!』で選ぶならこのサンダル
荷物がつい増えてしまったりパッキングが上手じゃなくても、かさばらないサンダルなら大丈夫。少しの隙間にサッと入れることができるので、どこにでも持って行けて便利です。
コスパ抜群のかさばらないサンダル!
<モンベル> ソックオンサンダル
ソール、鼻緒共に柔らかいので、どんな隙間にでもスッと入ってしまう軽量なサンダル。テント場での活躍はもちろんのこと、クッション性が良く長時間履いても疲れないので、自宅から登山口への行き返りにもおすすめです。
素材:本体:E.V.A.フォーム、アウトソール:ラバー
重量:約169g(Mサイズ/片足)
より快適さを求めるならこのサンダル!
<モンベル> ソックオンサンダル コンフォート
同じくモンベルのソックオンサンダルですが、こちらは足に触れる部分が立体的でより滑りにくく、耐久性、グリップ力ともに優れています。行き返りに砂利道の林道があったり、泊まる場所が平らでない場合はこちらがおすすめです。
素材:本体:E.V.A.フォーム、アウトソール:ラバー
重量:約169g(Mサイズ/片足)
携帯性が良い多用途使いのサンダル!
<ゼロシューズ> Zトレック
丸めて持ち運べる柔らかなソールとしなやかなストラップがポイント。かさばらずに難なく持ち運べます。滑りにくく長時間履いてもストレスがないので、アウトドアで過ごすのに最適。ベアフットで歩けるようになれば、このサンダルでハイキングすることも可能です。
『靴下でサッと履ける!』で選ぶならこのサンダル
バックストラップがなく、靴下を履いたままでもサッと履きやすいのが“つっかけ”サンダルの魅力。形が保たれていて締め付けがないから厚めのソックスでもOK。脱ぎやすい分、登山で歩くのには向いていませんが、快適に過ごせるのは間違いありません。
ふかふかのクッションが気持ちいい!
<コロンビア> アーバンスライド
マジックテープ仕様なので、足幅が広め・狭めでも多少の調節が可能。好みのフィット感で履くことができます。ソールの足馴染みも良く、とにかく抜群のクッション性。大胆なブランドロゴがおしゃれなアクセントに。
重たい荷物のときでも快適!
<メレル> 1シックス8 テルチル スライド エーシー
メッシュ素材のアッパーは軽量かつ通気性も良好。暑いときに長時間が歩くのにもストレスがありません。多少かさがあるので、荷物を少なくしたい場合には向きませんが、足裏全体の衝撃を吸収してくれるソールで、重たい荷物を持つようなときにも歩きやすい一足です。
ファッションアイテムとしても活躍!
<ノースフェイス> ベースキャンプスライドII
オーソドックスな形ながら、汗によるべたつきを軽減するライニングや、安定感を高めるフットベッドなど高機能を搭載。人気のシャワーサンダルは、登山の前後だけではなくファッションアイテムとしても使えるのがいいですね。
<ノースフェイス> ベースキャンプスライドII
重量:約170g(9インチ/片足)
定価:¥5,184(税込)
『グリップ力が高い!』で選ぶならこのサンダル
登山道までが砂利道だったり、足場の悪い場所でのリラックスタイムに使いたいならグリップ力の高いサンダルがおすすめ。歩きやすさも考慮して、フィット感が良いものを選ぶのがポイントです。
とにかく滑らない、次元の違う山向きソール!
<スポルティバ> スウィング
岩稜帯を歩く登山靴をベースに作られたソールを採用。とにかく滑りにくく、濡れた路面でも確実にグリップが効いてくれます。足場の悪いテント場や岩場を散策するのにおすすめです。
<スポルティバ> スウィング
重量:約140g(片足)
定価:¥9,504(税込)
足にフィットして滑らない、吸盤風ソール!
<オボズ>オコエ
解剖学に基づいて作られたオリジナルのフットベッドは足にフィットして脱げにくく、滑りにくい構造。長時間歩いても疲れず、行き返りの林道もストレスを感じることなく歩けます。ビーチからキャンプまで、ヘビーローテーション間違いなしです。
<オボズ> オコエ
重量:約209g(27.0cm/片足)
定価:¥7,452(税込)
優れたグリップ力を誇るビブラムソール!
<ルナサンダル> モノ ウィングドエディション
ビブラムソールを採用した、ルナサンダルの中では一番厚みのあるモデル。溝が深いソールパターンは、文句なしのグリップ性能。程よい柔らかさも兼ね備え、悪路でも歩きやすさをキープ。キャンプや旅行、ランニングまでオールラウンドに使いたい人におすすめです。
<ルナサンダル> モノ ウィングドエディション
重量:約167g(US9/片足)
『つま先を守る!』で選ぶならこのサンダル!
サンダルはどうしてもつま先が心配…。ちょっとした小石でも足の指に当たると痛いですよね。そんな不安を解消してくれるのが指先を保護してくれるサンダルです。
足を包んでくれる代表的なサンダル!
<キーン> シャンティ
キーンを代表する2つのモデル、ヨギーとシャンティ。登山に持っていくなら、こちらのシャンティのほうが軽量でおすすめです。足を優しく包み込み、衝撃を吸収してくれるアッパーだから安心。ベタつかないので暑い季節でも快適に過ごせます。
すっぽりと覆われて癖になる履き心地!
<サロモン> RX SLIDE 3.0
抜群のストレッチ性と通気性を誇り、登山後のクールダウンに最適。すっぽり覆われているのを忘れるような快適な履き心地が魅力です。足の甲全体を包みこみ、小石の侵入も防止。砂利道歩きや砂地のテント場などにおすすめです。
つま先は保護しながらも抜群の開放感!
<キーン> ワイメア エイチツー
つま先は保護したいけど、すっぽり覆われているサンダルのボリューム感は苦手…。そんな方におすすめな開放感たっぷりのサンダルです。ビーチサンダルのような形状でありながら、つま先を保護した革新的なデザインは、タウンユースからアウトドアまで幅広く使えます。
<キーン> ワイメア エイチツー
重量:約210g(27.0cm/片足)
快適度アップ! 登山用のサンダルを見つけよう
登山口までの道のりや山小屋・テント場で過ごす時間は、少しでも足を楽にしてあげたいですよね。そんなとき、今回ご紹介したサンダルがきっと重宝するはず。登山にサンダルを持っていくなら軽量でかさばらないのが良いのはもちろんのこと、グリップ力やプロテクト面も意外と重要。自分の登山スタイルにあわせて、最適な相棒を見つけましょう!