シートゥサミットのドライサックってどんなアイテム?
ドライサック(ドライバッグ)は防水性のあるスタッフバッグのこと。トップを3回折り曲げてバックル止めして閉じる“ロールトップクロージャー式”で、湿気や水の侵入をシャットアウトする構造です。
防水だけじゃない!アウトドアで活躍する機能性
シートゥサミット のドライサックは、すぐれた防水性はもちろん、破れにくい耐久性や軽量性、圧縮などの便利な機能、豊富なカラー・サイズ展開など、アウトドアで役立つ機能が盛り沢山。登山だけでなく、旅行の小物仕分けにも便利で人気です。
シートゥサミット ドライサックの選び方
ドライサックの選び方は主に次の6つです。
②容量|収納物に合わせたサイズを
③防水性|ポイントは耐水圧
④耐久性|生地のスペックを確認
⑤軽量コンパクト性|見落としがちな重量
⑥カラー|視認性が高い色なら整理に便利
①形状|軽量タイプ or 圧縮タイプ
荷物整理に使用できる「軽量タイプ」と荷物をコンパクトにできる「圧縮タイプ」があります。
軽量タイプ|小物類の整理に
ザックや旅行バッグなどの中で小物類を収納するドライサックです。衣類や精密機器、紙製品など濡れては困るアイテムの収納に便利。超軽量な「ウルトラシルドライバッグ」や、バックパック内の荷物を丸ごと収納できる「パックライナー」もあります。
圧縮タイプ|空気を抜いてコンパクトに
底に「防水透湿素材eVentファブリック」という防水透湿素材を使用し、外から押すだけで空気を吐き出しバッグを圧縮できるドライバッグです。バルブを使わないので壊れる心配がなく軽量コンパクト。ダウンのシュラフや衣類など、かさばる荷物の収納に最適です。
②容量|収納物に合わせたサイズを
収納物のサイズに応じて適切なサイズを選ぶことが大切です。収納するアイテムのサイズが合ってないと、サックの中でアイテムが動いて損傷を受ける可能性があります。以下は、容量ごとの収納物例です。
容量 | 収納物例 |
1リットル | ポケットティッシュ ロールペーパー スマートフォン カメラ用小型単焦点レンズ |
2リットル | 地図や書類 ハンドタオル 携帯ライトダウンジャケットやベスト ミラーレスなどのコンパクトカメラ 濡れたツェルト カメラ用ズームレンズ |
4リットル | 携帯ダウンジャケット 1眼レフカメラ 3シーズンのミドルウェアや着替え 濡れたソロシングルウォールテント 3シーズン用寝袋タブレット |
8リットル | 厳冬期の携帯ダウンウェア ソロテント(1kg程度) 冬場のミドルウェアやご防寒具 冬用寝袋 濡れたソロダブルウォールテント |
13リットル | 厳冬期のテント内の防寒具や着替えをまとめて収納 濡れた2人用ダブルウォールテント 厳冬期高所用の寝袋 |
20リットル | ダウンウェア上下 濡れた大型ダブルウォールテント |
35リットル | ザックやバッグ内の荷物をまとめて収納 ツーリングの荷物をまとめて収納(防水カバーとして) |
サイズを分けて収納することで、ザックの中にバランスよく配置することができ、背負いやすくなります。
また、容量だけではなく実寸サイズの確認も必要。容量は十分でも、収納物によっては縦・横のサイズが合わないこともあります。
③防水性|ポイントは耐水圧
防水するドライサックとはいえ、生地により防水性能が変わります。防水性能が低いと、時間とともに少しずつ中に水がしみ込んでくることも。生地の防水性能の指標は耐水圧(mm)で表し、数値が高いほど防水性能が高くなります。
耐水圧が高くなると高価になったり、重量が重くなったりする傾向があるので、収納物の種類や、水に触れる時間の長さにより適切な耐水圧を選択しましょう(少々濡れても乾かせばいい速乾ウェア類は耐水圧よりも軽量性重視、濡れたら故障する精密機器類は耐水圧重視、など)。
④耐久性|素材のスペックを確認
いくら耐水圧が高くても、破れてしまっては意味がありません。耐久性も大切なポイントです。
耐久性は素材の厚さや加工により変わり、厚さの指標はデニール(D)で表現され、数値が高いほど厚く耐摩耗性が高くなり、破損の心配が少なくなります。また、リップストップ加工されていると引き裂きに強くなります。
ただし、デニール数が大きいと重くなるので、耐久性をとるか、軽量性をとるか、用途やシーンにより選びましょう(例えば、カメラなど重いものを収納する場合は耐久性重視、柔らかく軽いウェア類は軽量性重視など)。
⑤軽量コンパクト性|見落としがちな重量
ドライサックはザックなどに入れて携行することが多いので、軽量性が重要です。ひとつひとつは軽くても、たくさんのドライサックを使用すれば総重量が増加してしまう点は、意外と見落としがちなポイント。
また、使わないときは折りたたんで小さくなるコンパクト性も大切です。
⑥カラー|視認性が高い色なら整理に便利
ドライサックは複数のカラーバリエーションがあるものが多く、暗めの色から鮮やかな色まであります。好みで選ぶのが基本ですが、収納物のカテゴリーで色分けすると、ザックを開けた際に探す時間が短縮できて便利です(ウェアは青、食べ物は黄色など)。
また、鮮やかな色は暗いところでも見つけやすいので、シーンを考慮して選びましょう。
【タイプ別】シートゥサミットおすすめドライサック12モデル
シートゥサミットのドライサックのおすすめ商品を、タイプ別に紹介します。
軽量タイプ8モデル|小物の整理に
手軽に使える軽量タイプ。小物の整理や濡れたテントの収納に便利です。
▼紹介モデル一覧
シートゥサミット ライトウェイトドライバッグ(8L)
軽さと耐久性のバランスに優れる
軽量性と耐久性のバランスがいい70Dナイロンを使用したドライサック。底部は楕円形で転がりにくくなっています。暗がりでも内部を確認しやすい白色コーティングが施されています。
外寸 | 39x19.9x16.5cm |
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重量 | 67g |
素材 | ブルーサイン®認証70D PUコーテッドリサイクルナイロン + C0-PFCフリー耐久撥水加工 |
耐水圧 | 10,000mm |
カラー | ベルーガ、サーフザウェブ、スパイシーオレンジ、バーントオリーブ、サルファー |
▼全サイズ一覧
シートゥサミット ライトウェイトドライバッグセット 3,5,8L
3L、5L、8Lの3点セット
軽量性と耐久性にすぐれたライトウェイトドライバッグの中で、小物仕分けとして最も使いやすい3つの容量がセットになったモデル。視認性がいい3色なので、カテゴリー分けに便利です。
外寸 | 3リットル=21.3x17x13.3cm 5リットル=32x16.8x14cm 8リットル=39x19.9x16.5cm |
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重量 | 3リットル=45g 5リットル=50g 8リットル=67g |
素材 | ブルーサイン®認証70D PUコーテッドリサイクルナイロン + C0-PFCフリー耐久撥水加工 |
耐水圧 | 10,000mm |
カラー | マルチ |
シートゥサミット ライトウェイトドライバッグセット 8,13,20L
8L、13L、20Lの3点セット
ライトウェイトドライバッグの中から、比較的大きなサイズのドライサックのセット。水辺のアクティビティで濡らしたくない荷物などを保管したり、グループの荷物をまとめて防水したりするなどの用途にも最適です。
外寸 | 8リットル=39x19.9x16.5cm 13リットル=45.9x22x20cm 20リットル=47.8x27.1x23.4cm |
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重量 | 8リットル=67g 13リットル=81g 20リットル=91g |
素材 | ブルーサイン®認証70D PUコーテッドリサイクルナイロン + C0-PFCフリー耐久撥水加工 |
耐水圧 | 10,000mm |
カラー | マルチ |
シートゥサミット ライトウェイトビュードライバッグ(8L)
クリアウィンドウで中身が見える
70Dの耐久性が高い生地に透明窓をつけたドライサック。開けることなく中の荷物を確認でき、グループの共同装備ギアの収納に便利です。
外寸 | 39x19.9x16.5cm |
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重量 | 65g |
素材 | ブルーサイン®認証70D PUコーテッドリサイクルナイロン + C0-PFCフリー耐久撥水加工 |
耐水圧 | 10,000mm |
カラー | サーフザウェブ |
▼全サイズ一覧
シートゥサミット ウルトラシルドライバッグ(8L)
軽量な30Dコーデュラ®シルナイロンを採用
30Dコーデュラ®シルナイロンを使用した薄く超軽量なドライサック。半透明なので、ある程度中身がわかるのが特徴。ダイヤモンドリップストップ加工で引き裂き強度を高めています。軽量化が必要な登山やトレッキングに最適です。
外寸 | 36.8x19.1x17.2cm |
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重量 | 39g |
素材 | ブルーサイン®認証30D PUコーテッドコーデュラ®シルナイロン + C0-PFCフリー耐久撥水加工 |
耐水圧 | 2,000mm |
カラー | ブルーアトール、タラゴン、ハイライズ、スパイシーオレンジ、ジニア |
▼全サイズ一覧
シートゥサミット ウルトラシルナノ ドライサック(8L)
15D素材の最軽量モデル
軽量なウルトラシルドライバッグよりさらに軽量なドライサック。PUコーティングされた15Dシルナイロンを素材とし、超軽量ながら耐水圧1,200mmを確保しています。さらに軽量性を求めるULハイカーにおすすめです。
外寸 | 底面(20×15)×高さ47cm |
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重量 | 24g |
素材 | 15Dシルナイロン |
耐水圧 | 1,200mm |
カラー | ブルー、ライム、オレンジ |
▼全サイズ一覧
シートゥサミット ファーストエイドドライバッグ(1L)
救急セットを入れても安心の耐久性
世界的に認知された白十字を大きくあしらって、緊急時に誰でもファーストエイド用途とわかるようにしたドライサック。耐久性が高い70Dナイロンなので、いつでも携帯しておくことができます。内容物を確認できる透明窓付きです。
外寸 | 16.3x11.2x9.4cm |
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重量 | 32g |
素材 | ブルーサイン®認証70D PUコーテッドリサイクルナイロン + C0-PFCフリー耐久撥水加工 |
耐水圧 | 10,000mm |
カラー | レッド |
▼全サイズ一覧
シートゥサミット ウルトラシルパックライナー(S)
ザックの中身を丸ごと防水
ザックの荷物全体を防水することに特化したドライサック。トップがザックに干渉をしないように、クロージャー部分に芯がない薄型バックルを使用しています。
■ザック適合サイズ
S=50リットル
M=70リットル
L=90リットル
外寸 | (49×16)×79cm |
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重量 | 74g |
素材 | ポリウレタンコーティッドシリコナイズドコーデュラ® |
耐水圧 | - |
カラー | ブルー |
▼全サイズ一覧
圧縮タイプ4モデル|寝袋や衣類をコンパクトに
空気を押し出し、荷物を圧縮できるタイプ。かさばる衣類や寝袋に最適です。
▼紹介モデル一覧
シートゥサミット Evacコンプレッションドライバッグ(8L)
軽さと耐久性に優れた圧縮バッグ
軽量性、耐久性、耐摩耗性のバランスが取れた圧縮タイプのドライサック。平らにつぶれるのでザックの形状にフィットし無駄なスペースが発生しません。
外寸 | 44.7x22x20.2cm |
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重量 | 113g |
素材 | 本体:bluesign®認証の70Dリサイクルナイロン + C0-PFCフリー撥水加工 底部:70D eVent®ラミネート |
耐水圧 | 10,000mm |
カラー | ハイライズ、ターキッシュタイル |
▼全サイズ一覧
シートゥサミット EvacコンプレッションドライバッグUL(8L)
30Dの素材で「40%軽量」
コンプレッションドライサックをベースに30Dウルトラシルナイロンを使用し40%も軽量化したモデル。登山など軽量化が必要なアクティビティに。
外寸 | 47.6x24.2x24.2cm |
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重量 | 76g |
素材 | 本体:bluesign®認証30D PUコーテッドコーデュラ®シルナイロン + C0-PFCフリー撥水加工 底部:70D eVent®ラミネート |
耐水圧 | 2,000mm |
カラー | ハイライズ、ブルーアトール |
▼全サイズ一覧
シートゥサミット EvacコンプレッションドライバッグHD(8L)
耐久性を高めたヘビーデューティー仕様
高耐久性生地の420DTPUラミネートナイロンを使用したモデル。バイクツーリングやシーカヤックなど軽量性よりも耐久性重視のシーンに最適です。
外寸 | 37.5x19.8x16.5cm |
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重量 | 220g |
素材 | 本体:420D TPUラミネートナイロン 底部:500D eVent®コーデュラ® |
耐水圧 | 10,000mm |
カラー | ジェットブラック |
▼全サイズ一覧
シートゥサミット Evacドライバッグ(8L)
ベルトなしタイプで、ダウンや着替えの圧縮に
コンプレッションベルトがないため、軽量でリーズナブルな圧縮ドライサック。着替えやコンパクトダウンなど、強く圧縮せずに気軽にサイズを小さくしたい場合に最適です。
外寸 | 39x19.9x16.5cm |
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重量 | 60g |
素材 | 本体:bluesign®認証の70Dリサイクルナイロン + C0-PFCフリー撥水加工 底部:70D eVent®ラミネート |
耐水圧 | 10,000mm |
カラー | ベルーガ、ターキッシュタイル |
▼全サイズ一覧
ドライサックの使い方|基本操作&便利なオプション
ドライサックの使い方、便利なオプションを紹介します。
▼【基本編】ロールトップクロージャーの開閉方法
▼Evacの圧縮方法(コンプレッションベルトなしの場合)
▼Evacの圧縮方法(コンプレッションベルト付きの場合)
▼便利なオプション|ドライバッグスリング
【基本編】ロールトップクロージャーの開閉方法
ロールトップクロージャーは防水の要。最初はちょっと戸惑いますが、慣れれば簡単です。しっかり閉めて水漏れトラブルがないようにしましょう。
今回は「ウルトラシルナノ ドライサック」を使用して開閉方法を解説します。
1.クロージャーの芯を使いクルクルと3回以上巻く
巻く前に、ドライサックの中の不要な空気を抜いておくと巻きやすくなります。
2.両端のバックルを接続する
※開ける場合は、逆の手順です。
浸水を防ぐため、必ず3回以上巻きましょう。3回以上巻けないくらい荷物が入っている場合は、荷物を出すか、サイズが大きなドライサックを使用するようにします。
Evacの圧縮方法(コンプレッションベルトなしの場合)
コンプレッションベルトがないEvacの圧縮方法は底から空気を抜くイメージです。「Evacドライバッグ」を使用しました。
1.ロールトップクロージャーを巻きこむ
2.空気でパンパンになったら底から空気を押し出す
3.さらにロールトップクロージャーを巻きこむ
4.また空気でパンパンになったら空気を押し出す
5.圧縮しきるまで繰り返し、最後にバックル止めして終わり
結果的にこの通り圧縮できました。
Evacの圧縮方法(コンプレッションベルト付きの場合)
コンプレッションベルト付きの圧縮ドライサックの圧縮方法は、最後にコンプレッションベルトで空気を抜きます。「Evacコンプレッションドライバッグ」を使用しました。
1.ロールトップクロージャーを巻きこむ
2.空気でパンパンになったら底から空気を押し出す
3.バックル止めする
4.コンプレッションベルトのカバーを被せる
5.圧縮されるまでベルトを締め上げる
なお、収納物は寝袋。画像左の付属のスタッフサックに入れた状態と比較すると、3分の2程度に圧縮できました。
便利なオプション|ドライバッグスリング
大きめのドライサックをまるで肩掛けバッグのように持ち運べる、ドライバッグスリング(別売)があれば、さらに使い方が広がります。15kgまでの荷重に対応可能。
2023年以降の対応モデルに取り付けることができます。
シートゥサミットのドライサックでアウトドアに安心を
雨の登山やウォータースポーツに限らず、アウトドアでは常に荷物の水濡れが不安です。特にカメラやダウンシュラフなど水が大敵なものならなおさら。そんなとき、耐久性や耐水性が高いドライサックなら安心です。シートゥサミットのドライサックで大事な荷物を水から守り、アウトドアを楽しみましょう。