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パックライナーのメリットと選び方!おすすめ8アイテムも紹介

パックライナーのメリットと選び方!おすすめ7アイテムも紹介

登山中の急な雨。ザックカバーだけでは心もとなく感じることはありませんか?そんなときに頼りになるのが「パックライナー」です。

ただ本当に必要なのか、どのように選べば良いのか悩む方も多いのではないでしょうか。

この記事では、パックライナーの必要性や選び方、使い方を詳しく解説。おすすめのモデルも合わせてご紹介します!

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目次

アイキャッチ画像撮影:筆者

濡れの心配が大幅に軽減するパックライナー

パックライナーを使用するイメージ
撮影:筆者

防水対策として多くの登山者が選ぶのがザックカバー。でも雨が強いとカバーの隙間から水が入り、結構濡れることがあります。

そこで活躍するのがパックライナーです。パックライナーとは、荷物が濡れないようにバックパックの内側に敷く、防水性を備えた大きな袋のこと。インナーバッグと呼ぶこともあります。

荷物をまるごと防水することができ、基本的に中のものが濡れることはなし。雨が強く降る山の中でも、安心してアイテムを守れるんです。

他にもあるパックライナーのメリット!

パックライナーを使用するメリットについて、もう少し詳しく見ていきましょう。

簡単なパッキング

パッキングの様子
撮影:筆者

パックライナーを使うときは、ザックの内側にセットし、その中に荷物をパッキングしていくだけ。ザックカバーのように付けたり外したりの手間がないため、使い勝手も抜群です。

無駄なスペースが最小限!

パックライナーパッキングイメージ
撮影:筆者

防水目的でスタッフサックを使う人も多いですが、たくさん使うとザックの中で無駄なスペースが生まれてしまうことも。

パックライナーなら、隙間なく荷物を押し込むことが可能なんです。もちろん小物の整理にスタッフサックは便利なため、併用することで利便性もアップするでしょう。

山小屋でザックの中身だけを持ち運べる

ライナーパックの持ち運び
撮影:筆者

山小屋によってはザックの部屋内への持ち込みがNGで、廊下の棚などにおいておく必要がある場合があります。となると寝室に荷物を持ち込むための袋が欲しいところ。そんなときにパックライナーを持ち込み用バッグとして使用することで、中身を一式持ち運ぶことができます

とはいえこんなデメリットも

便利なパックライナーですが、デメリットもあります。

荷物へのアクセスが若干面倒に

ザック下部から荷物にアクセスする様子
撮影:筆者

ザックには下からアクセスできるタイプも多くありますが、パックライナーを使うとその機能が損なわれてしまうことも。同タイプのザックを利用されている方は不便を感じる可能性があるかもしれません。

対策として、レインウエアなどすぐアクセスしたくて、かつ万が一濡れても問題がないものはパックライナーの外に出しておく方法があります。防寒着なども、特に雨が降っていない場合は外に出しておいて、降ってきたらさっと中にしまっても十分間に合うでしょう。

ザック自体の濡れは防げない

ザックが濡れる様子
撮影:筆者

中の荷物を雨からしっかり守れる一方で、ザック自体の濡れは防げません。ザックが濡れると重くなり、絞るのも大変。山小屋などで濡れたまま入るのもマナー違反です。ザックを濡らしたくない人は、ザックカバーとパックライナーの併用がおすすめです。

パックライナーを選ぶ4つのポイント

パックライナーを選ぶ際には、以下4つのポイントを押さえて検討すると良いでしょう。

  1. 素材と耐久性|価格面も考慮して選択を
  2. 開閉部の違い|手間がかかるほど防水性はアップ
  3. サイズ|ザックよりも少し大きめをチョイス
  4. 重量|基本的に軽さと耐久性はトレードオフ

素材と耐久性|価格面も考慮して選択を

パックライナーの代表的な素材
撮影:筆者

ナイロン製もポリエステル製もどちらも高い耐水性を持っているため、防水目的ならどちらを選んでもOK。ただ耐久性と価格が異なります。

ナイロンなどのパックライナーは価格が高めですが、耐久性も高め。ポリエステルのいわゆるビニール袋は価格が安い一方で、耐久性は低めです。

開口部の違い|手間がかかるほど防水性はアップ

パックライナーの開口部の違い
撮影:筆者

ロールトップ、巾着、何もなしのタイプがあります。ロールトップは口をしっかり閉められるので防水性が高いですが、縛るのが手間に感じることも。何もないタイプは防水性は低いものの、開閉の必要がないため使い勝手は良いです。巾着のような紐で縛るタイプも使い勝手に優れるものの、防水性はロールトップよりやや劣るでしょう。

ロールトップ式は、3回程度折りたたんで閉じることでしっかり防水できます。閉じやすいよう、開口部に面ファスナーがついたモデルもあります。

サイズ|ザックよりも少し大きめをチョイス

ザックとパックライナーのサイズ比較
撮影:筆者

サイズはザックの容量よりも少し大きめを選ぶのがポイント。小さすぎると荷物が入らないし、大きすぎると余分な重量となりパッキングもしにくくなります。例えばザックが40Lであれば、パックライナーは50L前後を目安にすると良いでしょう。

重量|基本的に軽さと耐久性はトレードオフ

素材
撮影:筆者

基本的には軽いアイテムですが、軽さを最重視するならポリ袋も選択肢に入ります。価格もかなり抑えることが可能に。耐久性とのバランスを考えるのであれば、ナイロン製のタイプがおすすめです。

おすすめのパックライナー8選!

現在販売されているアイテムの中から、7つのパックライナーを厳選してご紹介します!

▼紹介モデル一覧

EXPED フォールドドライバッグ

容量 XL=22リットル
XXL=40リットル
素材 70D タフタナイロン、PUコーティング、シームテープ、耐水圧10,000mm
サイズ(幅×奥行×高さ) XL=26 × 19 × 51cm
XXL=37 × 24 × 56cm
重量 XL=78g
XXL=105g

70Dの厚手ナイロンのパックライナー

ロール開閉式で縫い目もシームテープで止められた防水性の高いモデル。ボトムには取手もついていて持ち運びもしやすいデザインです。

EXPED フォールドドライバッグ UL

容量 XL=22リットル
XXL=40リットル
素材 15D リップストップナイロン、シリコン/PUコーティング、シームテープ、耐水圧1,500mm
サイズ(幅×奥行×高さ) XL=26 × 19 × 51cm
XXL=37 × 24 × 56cm
重量 XL=34g
XXL=49g

15Dと薄手で軽量な防水ドライバッグ

防水性と軽量性を兼ね備えたモデル。縫い目はシームテープで留められ浸水を防止します。軽量化のため底のハンドルはついていません。

オスプレー ULパックライナー

容量 S=36リットル
M=58リットル
L=76リットル
素材 Bluesign®認証40Dリサイクル高強度ナイロン、シーム加工
サイズ(幅×奥行×高さ) S=31 × 26 × 47cm
M=37 × 31 × 61cm
L=39 × 34 × 72cm
重量 S=91g
M=116g
L=152g

立方体でザックにフィットしやすいパックライナー

ロールトップ式で高い防水性を誇り、防水コート生地を使用したパックライナー。生地にはリサイクル素材が100%使用されています。

山と道 Pack Liner(3pcs)

容量
素材 100% Polyethylene
サイズ(幅×奥行×高さ) 50 × 0 × 90cm
重量 42g / 1pc.

ザックの梱包袋をパックライナーに進化させた袋

ザックを包むポリ袋をパックライナーとしても使えるようにデザインしたのがこちらの商品。厚手のビニールであり、ちょっとやそっとでは破けない耐久性があります。開口部を縛る機能はありません。

ISUKA ウェザーテックインナーバッグ

容量 30リットル、45リットル、60リットル、80リットル
素材 ウェザーテック®
サイズ(幅×奥行×高さ) 30L=32(50) × 20 × 63cm
45L=35(56) × 25 × 70cm
60L=40(60) × 25 × 79cm
80L=40(63) × 28 × 92cm
※底から開口部に向けて広がる形状のため、カッコ内は開口部の幅
重量 30L=130g
45L=160g
60L=190g
80L=220g

止水力の高いパックライナー

開口部をマジックテープで圧着後3回以上折り返してからバックルを固定するため、防水力が高め。底が角丸形でザックの形にフィットしやすいのも特徴です。

マジックマウンテン バックパック インナーパック

容量 30リットル、50リットル、70リットル
素材 30D ポリエステル(PUコーティング)、シームテープ処理
サイズ(幅×奥行×高さ) 30L=30 × 20 × 55cm
50L=35 × 25 × 60cm
70L=40 × 30 × 65cm
重量 30L=42g
50L=54g
70L=65g

3サイズ展開の巾着型のパックライナー

開口部は巾着型で出し入れがしやすいデザインに。30〜70Lと、小さめサイズから大型バッグまで幅広く対応ができるサイズ展開です。

シックスムーンデザインズ パックライナー

容量 50リットル
素材 Sil / PUコーティング40Dナイロンリップストップ、シーム加工
サイズ(幅×奥行×高さ) 53 × 20 × 71cm
重量 86g

40Dナイロン生地で耐久性の高いパックライナー

ロールトップタイプでしっかり防水。生地も軽量ながら耐久性の高い40Dで長期間のハードな使用にも耐えられます。

このアイテムもパックライナーの代用に!

シュラフカバーをパックライナーとして使用する様子
撮影:筆者

ごみ袋、ヴィヴィ、シュラフカバーをパックライナーとして代用も可能です。一つのアイテムを複数の目的で使えるため、荷物を少なくしたい登山では嬉しいポイント。

ただデメリットとして、山行中にパックライナー以外の用途で使う際は荷物をすべて出す手間が発生します。また、シュラフカバーの場合はザックに対して大きめになるため、荷物の収納や出し入れがややしにくいという弱点も。

まずは手持ちのごみ袋やシュラフカバーで使い心地を試してみて、その後専用アイテムの購入を検討してみるのもありでしょう。

パックライナーを使いこなして安心な登山に!

パックライナーを使うイメージ
撮影:筆者

ザックカバーを持っている人と比べると、持っている人は少なめなのがパックライナー。でもザックカバーにはない機能や魅力を備えているんです。

最初から高額なアイテムを買うことに抵抗があれば、まずはポリ袋から使ってみるのもあり。パックライナーを使うことでより安心安全な登山を楽しんでください!

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