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ニーモ / パーシスト メンズ 30L エンドレス プロミス

軽量・高機能テントで人気の「NEMO」。バックパックも期待を裏切らない完成度だった!

米国発のアウトドアブランド「NEMO(ニーモ)」。独創的なアイデアと最新技術を融合させ、快適性と軽量性を極限まで高めたテントやスリーピングマットを愛用している人も多いでしょう。

一方で、2024年から展開しているバックパックは、意外と注目度が低いアイテム。ですが、今回実際に使用してみて驚いたのは、テントやマットに劣らぬ機能美に優れたデザイン。環境性能を求めながらも高い機能性を感じられました。その詳細をレビューしましょう!

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目次

アイキャッチ画像:ポンチョ

環境性能を高めながら、機能性も犠牲にしない

パーシスト メンズ 30L エンドレス プロミス
撮影:ポンチョ

今回レビューするバックパックは『パーシスト メンズ 30L エンドレス プロミス(¥35,200、重量1.45kg)』です。直訳すると、「持続する 男性用 30リットル 終わりのない約束」。勘のよい方ならわかるかと思いますが、環境配慮を目指したバックパックなんです。

ニーモ パーシスト メンズ 30L エンドレス プロミス

重量 1.45kg
容量 30L
サイズ 30×34×58cm
素材 300D / 900D CERO™リップストップ(100%リサイクルPET)
バックパネル/ショルダーストラップ CCubed™クッション(100%リサイクルポリエステル)

と、エコなパックと知ると、地球環境に配慮するために、これまでよりも機能が抑えられているんだろうと思いがちですが、その考えは、もはや一時代前のものといえます。

そのことを、このパックに搭載された機能の数々が教えてくれます。

ニーモ パーシスト
撮影:ポンチョ
ニーモ パーシスト
撮影:ポンチョ

パーシストシリーズの最大の特長は、「構成するすべてのパーツを可能な限り単一素材(PET)に統一することで、寿命を迎えた後のリサイクル効率を大幅に向上」させていること。

日本の公式HPでは「大幅」と表現されていますが、本国サイトにリンクのあるYouTube動画では「100%リサイクル可能」と謳っています。

そして従来の素材や仕様から、環境配慮素材や仕様に変更するという、見方によっては「制約」をバネに、機能や使い勝手をアップさせているんです。

その特長をもっとも表しているのが、上画像でもわかる、パック本体側面まで伸ばされた背面パネルです。

空気がクッションとなるCCubedクッション

CCubedクッション
撮影:ポンチョ

このちょっと変わったカタチの背面パネル、さらにショルダーハーネスに採用されているのが、ニーモが独自開発した「CCubedクッション」という素材です。

従来の環境負荷の高いPU(ポリウレタン樹脂)製のフォーム材から、リサイクル可能なPET素材へと変更。体積の97%が空気で構成されているためクッション性が非常に高く、汗を効率よく吸収・蒸発してくれます。

上画像は、その肌面側の構造を撮影したもの。大きな穴のメッシュ生地と小さな穴のメッシュ生地とが積層され、その下に白い綿のようなものが見えますが、それがCCubedクッションです。
この積層メッシュとCCubedクッションの組み合わせで、高い通気性と、触るとバネのようなクッション性を両立させています。

ウイングから空気が出入りする構造

ニーモ DryWingバックパネル
撮影:ポンチョ

パック本体側面まで伸ばされた背面パネル。これはDryWingバックパネルと名付けられたもので、歩行の動きに応じて、ウイング部分(上画像の矢印部分)から空気が出入りして、背中にたまった汗を乾かします。これまでにない構造による、ベンチレーションになっているんです。

メッシュパネル
撮影:ポンチョ

その効果は、背中とパック本体に隙間をつくる、上画像のようなメッシュパネルが狙っているものと同じです。

とはいえ、メッシュパネルほどのスペースが開いているわけではないので、そこまでのクッション性や荷重分散効果は感じられません。ですが、ソフトな背負い心地でムレずにドライさがキープされることは間違いありません!それは、従来のフォーム材による背面クッションパネルよりも、格段に上。

環境配慮素材であっても、これまでより一歩先の機能性を感じられます。

ちなみに、メッシュパネル装備のバックパックだと、カーブした金属フレームに沿った本体形状となります。これだとパック本体内もカーブするため、収納物を出し入れしにくく、容量もスペックよりも小さく感じられることがあります。

ニーモ DryWingバックパネル
撮影:ポンチョ

でもCCubedクッションとDryWingバックパネルを装備したパーシストの組み合わせは、ストンとしたストレートな本体形状。クッション性を高め、背中のムレを抑制しながらも、使い勝手を犠牲にはしていません!

テントでも、ちょっと変わった機能を装備させることが多いニーモ。バックパックでも本領発揮です。

重量は重い、でも背負い心地は軽い!

ニーモ CCubedクッション
撮影:ポンチョ

そんな背面パネルからウエストベルト、さらにショルダーハーネスが連続する全体を見ると、上画像の通り、直線の部分はほとんどなく、カラダの曲線にフィットするカーブによってカタチづくられていることがわかります。

こうしたつくりは、高い縫製技術があってこそ。MYOGの延長にある直線が主体のULパックとはまるで異なるものです。無駄を省きシンプルさを極めたULパックは重量の軽さが特長です。一方のパーシストは、素材だけでなく、そのつくり込みを深め、背負い心地を軽くしています。

撮影:ポンチョ(背面側に配された金属製フレーム)

パーシスト メンズ 30L エンドレス プロミスの重量は1.45kg。ULパックなら500g前後も多くあることを考えると、パーシストはかなり重いパックです。実際にデイハイク装備を収納してハンドルを手に持つと、なかなかのずっしり感があります。

ところが、いざ背負ってみるとずっしり感は消え、カラダとパックが一体化。不思議なくらいに重さを感じないんです。これは背面側に配された金属製フレームが機能しているから。さらにCCubedクッションが背負い心地の軽さにソフトさをプラスします。

ハイクが長時間になるほど、カラダに掛かる負担の軽さを実感できるものです。

荷物へのアクセス性のよい“J字”開口部

NEMO パーシスト
撮影:ポンチョ

使いはじめてすぐに「これはイイ!」と思ったのは、パーシストが持つ収納性です。

まず、本体開口部は、J字に開きます。U字型と同様にパック底部にアクセスしやすく、しかしジッパーを片側だけ短くすることで、重量増を軽減した仕様です。

また本体内は、フロント側にポケットを装備。ポケットだけにアクセスするのではなく、本体にも同時にアクセスする仕様。だから開口部も広く、テーブルやシットマット、またはレインウエアなど、ちょっと大きめだけれども、行動中に使用するものを出し入れしやすいんです。

単にフロントポケットを装備させるのではなく、その構成・構造をイチから見直して装備。多くのつくり手は、そんなことをしません。なんてことのない機能に新たな目線を注ぐニーモ、スゴいです。

撮影:ポンチョ

そんな、これまでとちょっとだけ違う。でも、だから使いやすい収納性は他にもあります。

まず便利なのが、ダブルジッパーを採用した本体開口部。パカッとフタのようにランドセル的に開けることもできて、これがなかなか使いやすいです。上画像を見ての通り、その状態でフロントポケットにアクセスできるのもポイントです。

撮影:ポンチョ

左側のウエストベルトは、大きめ容量のメッシュポケット。大きいと歩行時に手がぶつかることもありますが、薄めなのでぶつかる確率を下げています。

でも意外と容量はあって、必要なものを収納できます。その大きさと形状は、絶妙です。

ニーモ パーシスト メンズ 30L エンドレス プロミス

重量 1.45kg
容量 30L
サイズ 30×34×58cm
素材 300D / 900D CERO™リップストップ(100%リサイクルPET)
バックパネル/ショルダーストラップ CCubed™クッション(100%リサイクルポリエステル)

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