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ザックカバーをつけたザック二つ

ザックカバーってほんとに必要?注意点や選び方、おすすめのザックカバーを紹介

雨や雪の時、ザックに付けるためのザックカバー。ザックに付属していたり、していなかったり、携帯必須なのか必須じゃないのか、そもそもこれだけで防水できるのか?考えてみれば、様々な疑問がわくアイテムです。

そこで、そもそも必須アイテムなのか考えながら、その必要性や注意点、選び方とおすすめアイテムを紹介していきます。ちょっと変わったザックカバーもありましたよ!

目次

アイキャッチ画像撮影:筆者

「ザックカバー」ってそもそも必須なの?

ザックカバーを付けて歩く

撮影:筆者

みなさん、ザックカバーって持ってますか?
「えっ、ザックカバーは必須アイテムでしょ!」
と言う声が聞こえてきそうですね。果たしてそうなのでしょうか?

ザックカバーが必須アイテムなのか考える前に、ザックカバーの目的をおさらいしましょう。

ザックカバーがあったほうが便利!でも”完全防水ではない”ことに注意

第1の目的は、雨や雪の水分でザックの中身が濡れるのを防止するため

例えばザックの中の衣類や地図、非常食などが濡れると、いざ使う時に困ってしまいます。でも、これは荷物を防水袋に入れてしまえば回避できます。とはいえ、荷物をひとつひとつ全部を防水袋にいれるのもちょっと手間ですね。

背中とザックカバー

撮影:筆者

第2の目的は、ザックそのものを濡らさないようにするため

雨にさらされると、完全防水の一部を除き多くのザックは水を吸い込むので重くなり、乾くのに時間が掛かります。また、雨の日は泥汚れが付きがちで、後々のメンテが面倒。

つまり、ザックカバーを使用するほうが防水や防汚が簡単で、後々の事を考えるとメンテが“楽”だということです。

ザックカバー浸水箇所

撮影:筆者

じゃあザックカバーだけで防水できるかというと、ザックカバーではザック全体を防水できない(特に背中側やヒップベルトポケット)ので、完全防水できません。したがって、ザックカバーを付けても、大切なものは防水袋に入れておくのが基本です。

また、デメリットとして、
・ザック内部へアクセスしたい場合、カバーをめくる必要があり面倒
・雪山で転倒した場合、ザックカバー面が滑りやすくなり危険
ということも知っておきましょう。

押えておきたい|ザックカバーの選び方5つ

ザックカバーは使用するザック容量に合わせるのが基本。でも、せっかく買うのならそれ以外のポイントにもこだわりたいものです。

対応容量と形状|ザック容量に合ったものを選ぶ

ザックカバーの対応容量

撮影:筆者

ザックカバーには対応容量があり、使用するザックの容量に合わせる必要があります。サイズが合っていないと、隙間から雨や風が侵入したり、ダブついて枝などに引っ掛かったりして危険です。
また、短めデイパックに合う形状、縦長のザックに合う形状と別れているものあるので確認しましょう。

素材|コンパクトさ重視か予算重視か、バランスを

ザックカバー素材

撮影:筆者

ザックカバーは多くの時間、ザックに携帯するものなので軽量コンパクト収納であることが必要ですが、軽量コンパクトな素材は高価になる傾向があります。
例えば、生地はナイロンでも、シリコンコーティングは軽量で、耐久性が高いですが価格が高く、PUコーティングは低価格ですが、耐久性や軽さで劣ります。予算を考えて検討しましょう。

耐水性|レインウェアを選ぶ時と同じ感覚で検討を

雨に濡れるザックカバー

撮影:筆者

ザックカバーを選ぶとき、意外と見落としがちなのが耐水性。場合によっては長時間雨にさらされることもあるので、レインウェアと同じく耐水性は大切。スペックで公開されていれば、耐水性を表す耐水圧を確認しましょう。
山で使う場合は2,000mm以上あれば安心です。

機能|便利機能や安全機能の確認

ザックカバーのストッパー

撮影:筆者

製品ごとに便利な機能や安全に使うための機能があります。強風時、ザックカバーがザックにフィットしていないと、内部に風が入り煽られて、危険な場合があります。サイズを調整できる機能があれば、ザックの荷物の加減に応じフィットさせられるので安心です。
また、ザックカバー外れないようにするストッパーは必須、必ず確認しましょう。

カラー|視認性がいいものを

森の中で背負うザックカバー

撮影:筆者

ザックカバーは悪天候時に使う事が多く、万が一の遭難時の目印にも使えるので鮮やかな視認性がいい色がおすすめ。反射材付きなら夜間でも目立つのでさらにおすすめです。

 

選び方まとめ

■対応容量と形状

使用するザックに合ったものを。合っていないと雨や風が侵入したり、枝に引っかかったりして危険
■素材
軽量素材は高価になりがち。予算とのバランスを
■耐水圧
レインウェアと同じ感覚で検討を。できれば耐水圧2000mm以上あれば安心
■機能
ザックへのフィット性を高める機能があれば安心。風で飛ばされないストッパー機能は必須
■対応容量
視認性がいいものがおすすめ。反射材があれば夜間でも目立つ

 

容量別おすすめザックカバー|20L以下

モンベル|ジャストフィット パックカバー 20L

モンベルらしく、軽量性と機能性を両立したカバー。ジャストフィットシステムで、ザックに荷物量の変化が生じても、ぴったりフィットします。
モンベル|ジャストフィット パックカバー

提供:mont-bell
対応容量20L
素材40デニール・ナイロン・リップストップ[裏面:ハイドロプロ®]PUコーティング
耐水圧5000mm以上
重量80g
収納サイズ7×7×3.5cm

モンベル|ジャストフィット パックカバー 20L

ザ・ノース・フェイス スタンダードレインカバー 20L

ザックにフィットするためのドローコードと、ズレにくくするための固定用ストラップを装備。軽量素材のスタンダードなカバーです。

口コミ・レビュー

バッチリ!です
使いやすさ、サイズ、バッチリでした。これで強い雨の日も、安心です。

出典: 楽天市場

対応容量20L
素材70Dリップストップナイロン
耐水圧-
重量60g
収納サイズ-

ミレー|レインカバーS・M

ザックにフィットさせながら、風で飛ぶのを防ぐコンプレッションストラップを装備した軽量コンパクトなレインカバーです。

ミレー レインカバーSサイズ

対応容量10L~15L
素材ポリエステル75D 210T 2000mm
耐水圧2000mm
重量50g
収納サイズ-

ミレー レインカバーMサイズ

対応容量20L~30L
素材ポリエステル75D 210T 2000mm
耐水圧2000mm
重量74g
収納サイズ-

ミレー レインカバー

かわいらしい動物や植物のプリントを施したレインカバー。しっかりと耐水性やコンプレッションストラップなどの基本性能を備えています。雨の日のトレッキングも楽しくなりそう。

口コミ・レビュー

可愛いのにシッカリ者
まだ届いたばかりでしかないので、第一印象を書きます。別メーカーさんのもの所有しているのですが、それと比較するとこの商品は生地がリップストップであるところが長所かと思います。シッカリした作りの商品です。なのに可愛らしい絵柄とのギャップが印象的です。山で実際使ったら、同化するかもしれません。それはそれで楽しそうですが。

出典: 楽天市場

対応容量20L~30L
素材ポリエステル70D 190T TAFFETA WR 2000mm シーシーリング
耐水圧2000mm
重量-
収納サイズ-

イスカ

イスカ デイパックカバ-20L

縦長ではないデイパックの形状に合わせたザックカバー。デイパックにフィットするので、無駄な隙間も無く安全にかつ、ダブつき感が無くカバーできます。

対応容量15〜20L
素材70Dナイロン
PUコーティング
耐水圧23000㎜
重量60g
収納サイズ-

イスカ ウルトラライト デイパックカバ-20

前出の「デイパックカバ-20」の生地に、軽量で引裂き強度に優れた30Dのシリコナイズド・コーデュラを採用した超軽量ザックカバーです。

対応容量15〜20L
素材30D シリコナイズド・コーデュラ
シリコンコーティング
耐水圧-
重量60g
収納サイズ-

シートゥサミット|ウルトラシルパックカバーXXS・XS

とにかく軽量なザックカバーならこれ。縫い目が無い構造なので防水性も優れます。

シートゥサミット ウルトラシルパックカバーXXS

対応容量10~15L
素材30Dウルトラシル®シリコナイズドコーデュラ®
シリコンコーティング
耐水圧2,000mm
重量43
収納サイズ-

シートゥサミット ウルトラシルパックカバーXS

対応容量15~30L
素材30Dウルトラシル®シリコナイズドコーデュラ®
シリコンコーティング
耐水圧2,000mm
重量57g
収納サイズ-

容量別おすすめザックカバー|25L~40L

モンベル|ジャストフィット パックカバー 25L・30L・35L

背面上部までしっかりとカバーし、トップリッド部分の浸水を極力防ぎます(完全ではない)。万が一浸水しても、底部のドレインシステムで排水します。
モンベル|ジャストフィット パックカバー 25L・30L・35L

提供:mont-bell
対応容量25L・30L・35L
素材40デニール・ナイロン・リップストップ[裏面:ハイドロプロ®]PUコーティング
耐水圧5000mm以上
重量25L=88g
30L=98g
35L=118g
収納サイズ 25L=7.5×7.5×3.5cm
30L=8×8×4cm
35L=8×8.5×4cm

モンベル|ジャストフィット パックカバー 25Lモンベル|ジャストフィット パックカバー 30Lモンベル|ジャストフィット パックカバー 35L

ザ・ノース・フェイス スタンダードレインカバー30L

携帯ポーチはフック付きでぶら下げる事も可能。また、ボトム部分にはライト用ループがつくなど、細かい機能が満載です。

対応容20~30L
素材70Dリップストップナイロン
耐水圧-
重量85g
収納サイズ-

ミレー レインカバーL

耐水圧2000mmの生地にシームシーリング加工したザックカバー。ザックカバーとしては珍しいポリエステル製です。

対応容量30L~50L
素材ポリエステル75D 210T
耐水圧2000mm
重量98g
収納サイズ-

ミレー レインカバー 30/40(エゾモモンガ)

エゾモモンガが宙を飛ぶ姿をオリジナルプリントデザインしたザックカバーです。かわいらしいですが、耐水圧2000mmの本格派です。

口コミ・レビュー

ありそうでなかったレインカバー
単色以外のレインカバー初めて見ました。かわいいレインカバーなので、雨の日に使うのが楽しみです。

出典: 楽天市場

対応容量30L~40L
素材ポリエステル70D 190T TAFFETA WR
耐水圧2000mm
重量-
収納サイズ-

イスカ|パックカバー 25・35

縦型ザックに沿った形状で、フィット性を高めているので、強風でも風をはらみにくくなっています。

イスカ パックカバー 25L

対応容量20〜25L
素材70Dナイロン
PUコーティング
耐水圧23000㎜
重量80g
収納サイズ-

イスカ パックカバー 35L

口コミ・レビュー

サイクリングに使っています。コンパクトで自転車を漕ぐのに邪魔にならないので良かったです

出典: 楽天市場

対応容量25〜35L
素材70Dナイロン
PUコーティング
耐水圧23000㎜
重量90g
収納サイズ

イスカ ウルトラライト パックカバー M

カバー上部のコードストッパーで締め具合を調節でき、背面のストラップで風飛びを防止します。

対応容量30〜45L
素材30Dシリコナイズド・コーデュラ
耐水圧-
重量80g
収納サイズ-

シートゥサミット ウルトラシルパックカバーS

一般的なザックカバーをはるかにしのぐ軽さとコンパクト性が特徴。しかも高い防水性をほこります。

対応容量30~50L
素材30Dウルトラシル®シリコナイズドコーデュラ®
耐水圧2000mm
重量85g
収納サイズ

容量別おすすめザックカバー|40L以上

モンベル|ジャストフィット パックカバー 40L・50L・60L・70L・90L・110L

40L未満で紹介したジャストフィット パックカバーの大型ザック版。性能や機能は同じです。対応容量が細かくれているのでザックにジャストフィットします。
モンベル|ジャストフィット パックカバー 40L・50L・60L・70L・90L・110L

提供:mont-bell
対応容量40L・50L・60L・70L・90L・110L
素材40デニール・ナイロン・リップストップ[裏面:ハイドロプロ®]PUコーティング
耐水圧5000mm以上
重量40L=127g
50L=138g
60L=147g
70L=157g
90L=176g
110L=190g
収納サイズ40L=8.5×8.5×4cm
50L=9×9×4.5cm
60L=9×9×5cm
70L=9.5×9.5×5cm
90L=10×10×5cm
110L=10.5×10.5×5.5cm

モンベル|ジャストフィット パックカバー 40L
モンベル|ジャストフィット パックカバー 50L
モンベル|ジャストフィット パックカバー 60L
モンベル|ジャストフィット パックカバー 70L
モンベル|ジャストフィット パックカバー 90L
モンベル|ジャストフィット パックカバー 110L

ザ・ノース・フェイス|スタンダードレインカバー50L・70L

こちらのスタンダードレインカバーは、既出の40L未満のものと性能や素材は同じで、30Lから50L、50Lから70Lに対応しています。

ザ・ノース・フェイス スタンダードレインカバー 50L

対応容量30~50L
素材70Dリップストップナイロン
PUコーティング
耐水圧-
重量約100g
収納サイズ-

ザ・ノース・フェイス スタンダードレインカバー 70L

対応容量50~70L
素材70Dリップストップナイロン
PUコーティング
耐水圧-
重量約120g
収納サイズ-

ミレー レインカバーXL

ミレー「レインカバー」の50L~75Lに対応したモデル。軽量でコンパクト、バックコンプレッションストラップなどの装備はS・M・Lと同じです。

対応容量50L~75L
素材ポリエステル75D 210T
耐水圧2000mm
重量128g
収納サイズ-

イスカ|パックカバー45・60・80・100

同社のパックカバー 25・35と同じ性能の中~大型ザック用です。

イスカ パックカバー45

対応容量35〜45L
素材70Dナイロン
PUコーティング
耐水圧23000㎜
重量120g
収納サイズ-

イスカ パックカバー60

口コミ・レビュー

しっかりしている
長年主人が愛用しているこのデイパックカバーが痛んできたので、同じもののサイズ違いをプレゼントしました。
私は違うメーカーのものを持っていますが、比べ物にならないくらい丈夫に作られています。
しかし、60Lは大きすぎたので30Lを再購入しました。
60Lは、私が使います♪

出典: 楽天市場

対応容量35〜45L
素材70Dナイロン
PUコーティング
耐水圧23000㎜
重量120g
収納サイズ-

イスカ パックカバー 80

対応容量60〜80L
素材70Dナイロン
PUコーティング
耐水圧23000㎜
重量160g
収納サイズ-

イスカ パックカバー 100

対応容量80~100L
素材70Dナイロン
PUコーティング
耐水圧23000㎜
重量190g
収納サイズ-

イスカ|ウルトラライト パックカバー L・LL

同社のウルトラライト パックカバーM以下と同じ性能の中~大型ザック用。60〜80LのLLでも110gという軽さです。

イスカ ウルトラライト パックカバー L

対応容量60〜80L
素材30Dシリコナイズド・コーデュラ
耐水圧-
重量110g
収納サイズ-

イスカ ウルトラライト パックカバー LL

シートゥサミット|ウルトラシルパックカバーM・L

ウルトラシルパックカバーは大型ザック用でも超軽量。Sサイズと同じ性能です。

シートゥサミット ウルトラシルパックカバーM

対応容量50~70L
素材30Dウルトラシル®シリコナイズドコーデュラ®
耐水圧2000mm
重量113g
収納サイズ-

シートゥサミット ウルトラシルパックカバー L

対応容量70~95L
素材30Dウルトラシル®シリコナイズドコーデュラ®
耐水圧2000mm
重量130g
収納サイズ-

ヘリテイジ フード付ザックカバーM

フード付きのザックカバー。背中や肩口からザック背面への雨の侵入を極力防ぎます。フードは防水透湿性素材で快適です。

対応容量35~50L
素材本体:30Dナイロンナイロンリップストップ・カラーコート(防水加工)
PUコーティング

フード部:ナイロン防水透湿素材(耐水圧11,000mmレベル、透湿量8,500g/平方m/24hrレベル)
耐水圧-
重量195g
収納サイズ-

ミステリーランチ|フーデッド パックフライ M・L

こちらもフード付きですが、背中のサイドもカバーしているのが特徴。背中の上からだけではなく横からも雨の侵入を最小限に抑えます。

ミステリーランチ フーデッド パックフライ M

対応容量45~70L
素材70D nylon
PUコーティング
耐水圧-
重量200g
収納サイズ-

ミステリーランチ フーデッド パックフライ L

対応容量70~105L
素材70D nylon
耐水圧-
重量240g
収納サイズ

慌てないように予行演習を

ザックカバーはしっかり取り付ける

撮影:筆者

ザックカバーを取り付ける時のポイントは、上から下まできれいにくるむように付けること。いい加減だとそこから水が染み込んできます。また、ザックに固定するストッパーは必ず付けましょう。きちんと付けておかないと強風で飛んでいくこともあります。

また、筆者の経験上、突然の雨の場合は慌ててカバーの取り付けに手間取ることも。素早く取り付けられるように予行演習しておきましょう

サックカバーにもこだわってみよう

ザックカバー

撮影:筆者

レインウェアに比べるとザックカバーは、性能や機能などはあまり見ずに選んだり、ザックに付属のものをなんとなく使い続けている人も多いでしょう。筆者もその一人。しかし、素材や携帯性を確認すると、意外と様々な製品があります。ザックを選ぶときは、ザックカバーもいっしょにこだわってみてもいいかもしれませんね。