「GoPro(ゴープロ)」カメラとは?
複数のモデルがありますが、どれも手のひらに収まるくらいのサイズ感で、様々な場所に取りつけることができるのも大きな特徴。アマチュアからプロ、旅行からエクストリームスポーツまで多くのシーンで活躍し、テレビ番組の撮影に使用されることもあります。
ゴープロの価格帯
ゴープロはモデルによって異なりますが、おおよそ3万円台から~6万円台で販売されています。詳細な価格を知りたい方は公式HPより確認できます。
試しに使ってみたいという方は、1台2000円〜でレンタルできるサービスが各社から出ています。実際に使ってみて操作性や画質、手振れ補正の実力などを確かめて検討するのもよいでしょう。
GoPro 公式HP
ゴープロの画質
ゴープロは頑丈なうえ防水であり、高画質な写真と映像が撮影できます。特に最新のGoPro HERO9ではビデオ撮影において5K30fpsの高精細で滑らかな動画が撮影可能。GoProのプロモーションビデオには迫力の映像がたくさんあるので、どんな映像が撮れるのかイメージするには最適です!
なお、静止画撮影はGoPro HERO9で2000万画素。さらにノイズ低減などを行ってくれる機能「SuperPhoto」が搭載されており、高精細でコントラストの高いダイナミックな写真を撮影することができます。
ゴープロでできること
非常に小型な上、頑丈でボタンが少ないGoProは他のデジカメとは一線を画す“アクションカメラ”に分類されます。
何よりその特徴を活かせるのがアウトドアシーン。専用のマウントを使うことでヘルメットや身体、自転車、サーフィンなどさまざまな場所に固定することが可能なので、両手が塞がっているようなシーンや普通に撮影するのは難しいようなアングルからからダイナミックな映像を撮影することができます。
例えば登山中の急峻な岩場など、カメラを出すのも憚られるようなシーンでもGoProならヘルメットに固定してONにしておくだけでダイナミックな写真を撮影することもできます。
また水の中やスキーシーンなど過酷な場所で使用されるのことを前提にしていることもあり、使う側としても思い切った撮影ができるのはいいですよね。
他のアクションカメラとの違いは?
GoProの他に現在発売されているアクションカメラの中で人気なのはドローンのメーカーとしても有名なDJIの「OSMO Action」と、SONYのアクションカムシリーズでしょう。どれも非常に小型でアウトドアフィールドをはじめとするさまざまなシーンで活躍します。
OSMO ActionはまさにGoProを明らかにライバル視して開発されたかのようにコンパクトでデザインもほぼGoProに似た作りとになっています。特徴的なのは手ぶれ補正の実力と値段の手頃さ。また、筐体も非常にコンパクトで、縦横の長さがそれぞれ最新のGoPro HERO9と比べてもひとまわり小さくなっています。
ただし、OSMO Actionは2019年の発売以降最新モデルが発売されておらず、画質面においては最新のGoProなどと比べるとやや劣る部分になります。また、GoProと比べるとやや画角が狭いため、広角での撮影にこだわる方はGoProの方がおすすめ。その他拡張できるアクセサリーについてもGoProの方が多く、自由度は高いといえます。
機能十分でありながら、安価でコンパクトなアクションカムが欲しい!という方にはOSMO Actionがおすすめでしょう。
一方SONYのアクションカムはGoProとは全く違う形状で、どちらかというとハンディカムを小型にしたようなフォルム。カメラ自体に映像を写す画面は搭載されておらず、スマホか付属(※)のライブビューリモコンを介して写っている映像を確認することができます。
GoProやOSMO Actionはスマホを起動・接続して映像を見るか本体液晶画面でチェックするのに対してライブビューリモコンがあれば腕時計を見るような感覚で今写っている映像を確認できるため、慣れてさえしまえば操作性は非常に高いといえるでしょう。
また、その形状からGoProやOSMO Actionはヘルメット前面か上に装着するのに対してSONYのアクションカムはヘルメット横に装着することが多くなるといえます。この点も頭に入れておきましょう。
その他の点では、SONYのアクションカムはドイツの名門光学機器メーカー・ツァイス製のレンズを使用しており、静止画・映像ともに非常に高画質。空間光学手ぶれ補正により、少々のブレであればほとんど感じずに撮影することができます。価格はGoProやOSMO Actionと比べてやや高価なのが気になるところ。
ゴープロの使い方
GoProはボタンの数が少なく、操作が最小限に抑えられているため、初心者にも優しい作りになっています。
基本的についているのは電源ボタンと録画ボタンのみ。タッチパネルで細かい設定もできますが、電源を押した後に録画ボタンを押せばそのまま撮影することが可能です。また、本体だけでなく、スマホと接続することで遠隔操作や、撮影した動画や写真を取り込むことも可能です。
ここでは最新モデル「GoPro HERO9」の基本的な使い方を紹介します。
使用する前に必要なこと
GoProは最初からある程度充電されているため買ってすぐに使うことができますが、旅行や撮影時間が長くなりそうな時はフル充電しておきましょう。
【1】GoProを充電
付属のUSBケーブルで充電することができます。PC等に接続して充電してください。USBケーブルの差し込み口はバッテリーやSDカードを挿入するカバーの部分にあります。やや硬いですが順序のとおりカバーを開けて接続してください。
【2】マイクロSDカードをセット
マイクロSDカードを写真の向きにセット。下まで押してカチッと音が鳴り、戻らなくなれば差し込み完了です。
【3】電源を入れる
充電、マイクロSDのセットが完了したらカバーを閉じ、電源を入れましょう。電源は本体サイドにあるボタン。少し硬いですが、ピピッと音がなれば起動します。
マウントへの取り付け
普段は格納されていますが、GoPro本体下部に引っ張り出せるツメがついており、これをさまざまなマウントと組み合わせることで撮影の幅を一気に広げることができます。
例えば登山やマウンテンバイクなどのシーンではヘルメットに固定するマウントを取り付ければ、両手が塞がっていながら視線と同じポジションで迫力ある動画の撮影が可能です。
マウントへの取り付け方法
【1】GoPro下部のツメを手前に引き出す
【2】対応するマウントにツメを合わせて付属のネジで固定する
専用アプリで事前にペアリングを
GoProには専用の無料アプリがあります。アプリなしでも撮影自体は可能ですが、カメラ機能を自在にコントロールしたり、メモリカード上のデータを確認、編集したりと様々な機能があるので、使用前にぜひ活用してみてください。
アプリとGoPro本体の接続方法
【1】Quikアプリをダウンロードする
【2】Quikアプリを起動する
【3】GoPro本体を起動し、上から下にスワイプ。さまざまなアイコンが出てきたら右から左に画面をスワイプ。②の画面に映ったら「接続」をタップ
【4】「デバイスを接続」→「GoProアプリ」を選択する
【5】アプリの最初の画面で「GoProを持っている」を選択し、対象となるモデルを選択したらペアリングを行う。
表示されなければ画面右上のカメラに「+」とついているアイコンをタップしましょう。
【6】ペアリングが完了すれば操作画面に移ります。
なお、実際にカメラに写っている画面をプレビューしながら操作するには別途wifiの接続が必要です。
【7】「GoProをコントロール」のボタンを押してwifiに接続すればプレビュー画面を見ながら操作できるようになります。
Wi-Fi接続がうまくいかない場合
この手順で途中まで上手くいった筆者ですが、【7】のwifiへの接続(プレビューの表示)が何度やってもエラーになってしまいました……。wifi接続を切っていたりするとエラーになることがあるようですが、この時はそんなこともなく……。
試行錯誤をした結果、原因は「Wi-Fi帯域」の問題であることが分かりました。
【3】の接続メニューに「Wi-Fi帯域」という項目があり、こちらが5GHzになっているのが原因でした。このWi-Fi帯域を2.4GHzに変更したところ、問題なく繋がるように。
スマホによっては2.4GHzしか対応していないことがあるので、Wi-Fi接続がうまくいかない場合は試してみてくださいね。
ゴープロの選び方|最新モデルとその特徴を一挙紹介!
2021年6月現在、GoProの公式ページでは3種のモデルが販売されています。
・GoPro HERO9
・GoPro HERO8
・GoPro MAX
HEROシリーズは9が最新モデル。ブレ補正、画質、動画などは現時点で最高のスペックをもっており、さらに後述するMAXレンズモジュールを使えば画角を拡大することも可能です。HERO8は旧モデルですが画質やブレ補正は十分。コンパクトさや価格面で手頃なモデルを探している方におすすめです。
もっともタイプが違うのがGoPro MAX。こちらはなんと両面にレンズがついており、360度の撮影が可能。かつてないダイナミックな映像を撮ることができます。片面カメラでHEROシリーズのように撮影することもできますが、やや嵩張るため目的に合わせてセレクトするのがおすすめです。
GoPro HERO9 BLACK

GoPro HERO8 BLACK
・画角を簡単に選択できる4つのデジタルレンズ(SuperView/広角/リニア/狭角)
GoPro MAX
「GoPro MAX」は、Max HyperSmoothにより、シーンを選ばず異次元の強固な安定化機能を実現。 GoPro史上最も広い視野角を誇る新開発の超広角“Max SuperView”など、4つのデジタルレンズも搭載された、究極のVlogカメラです。
・画角を簡単に選択できる4つのデジタルレンズ(Max SuperView/広角/リニア/狭角)
旧モデルと最新モデルの手ぶれ補正の進化は?
ゴープロはアームが使える!専用マウント&アクセサリー7選
GoProをもっと便利にさせるツールを紹介。アームや自転車用のスタンドなど様々なラインナップがあります。自分のスタイルに合った商品を選んでみてください。また、各ツールごとに対応してるモデルが異なりますので購入前にしっかり確認しましょう。
GoPro 3-Way 2.0
カメラグリップ、エクステンションアーム、ミニ三脚の3つの機能を備えた軽量なオールインワンタイプのマウントです。ミニ三脚は使っていないときにグリップ内に収納して持ち運べます。
GoPro ハンドルバー/シートポスト/ポールマウント
自転車のハンドルやスキーポール、トレッキングポールなど、様々な場所に固定して撮影を楽しめるGoPro純正のマウントです。すべてのGoProカメラに対応。
GoPro ヘルメット フロント + サイド マウント
GoPro ヘッドストラップ&クリップ
頭部にカメラを固定できるGoPro純正のクリップ式ヘッドストラップ マウントです。スキーやサイクルシーン、カヌーなどのパドルスポーツなど、様々なアクティブシーンで大活躍。すべてのGoProカメラに対応。
GoPro パフォーマンスチェストマウント Chesty
胸の位置から撮影できるGoPro純正のマウントです。クッション性抜群でフィット感の調整も可能。ハンズフリーで臨場感たっぷりの映像に。すべてのGoProカメラに対応。
レックマウント GP-GP-S5075A
GP規格(GoPro)用延長アームです。コンパクトなので、ハイキングやレジャーのお供にぴったりです。樹脂製なので自転車やオートバイへの装着には適しませんので、ご注意を。
Smaly GoPro対応3WAY自撮り棒
2か所のネジにより、180度可動で角度調節が簡単です。ミニ三脚や落下防止のストラップなど嬉しい付属パーツも充実。収納時は約19cmとコンパクトに持ち運べます。お求め安い価格設定もうれしいですね。
ゴープロカメラでとびきりの瞬間を収めよう!
非常にコンパクトで軽量なゴープロカメラ。マウントなど多彩な対応アクセサリーが展開されているので、どんなアクテビティでもウエアラブルに使えるのが人気の秘密です。耐久性に優れ、指1本で操作できる手軽さは過酷な環境下の使用にも耐えるポイント!またとないその特別な瞬間を、ゴープロカメラに収めてみませんか?
レンタルで気になるカメラを試すのもおすすめ
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