防寒性だけでなく操作性も両立!冬でも快適なfinetrack「フラッドラッシュEXPグローブ」

2022/01/18 更新

冬の登山に欠かせないのが、手を寒さから守るグローブ。けれどもチョイスによっては防寒性・防水性に難点がありますよね。かと言って厚手のグローブだと操作性が悪く、手の動きに制約が加わりストレスを感じるもの。そんな悩みを解消してくれるのがfinetrackのフラッドラッシュEXPグローブ、その快適さを検証してみました。

制作者

山岳ライター・登山ガイド

鷲尾 太輔

登山の総合プロダクション・Allein Adler代表。登山ガイド・登山教室講師・山岳ライターなど山の「何でも屋」です。登山歴は30年以上、ガイド歴は10年以上。得意分野は読図(等高線フェチ)、チカラを入れているのは安全啓蒙(事故防止・ファーストエイド)。山と人をつなぐ架け橋をめざして活動しています。 公益社団法人日本山岳ガイド協会認定登山ガイドステージⅠ 総合旅行業務取扱管理者

鷲尾 太輔のプロフィール

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アイキャッチ画像提供:washio daisuke

帯に短し襷に長し…悩ましい冬のグローブのセレクト

どうしていますか?冬のグローブのセレクト
撮影:washio daisuke(どうしていますか?冬のグローブのセレクト)
気温が下がる冬の登山で、指先や手を保温するために欠かせないのが「グローブ」です。
用途やシーンに応じて様々な素材やモデルがありますが、

*ニットや吸水発熱素材:濡れに弱く、防寒性も低い
*革製や中綿入り:厚みがあるため、指を動かしにくい

と、そのチョイスに悩む場面がありませんか?

そこで今回注目したのが、独自の耐久撥水・保温素材「フラッドラッシュ」を使用したfinetrack(ファイントラック)のフラッドラッシュEXPグローブです。

防寒しながらも快適&手が動かしやすい「フラッドラッシュEXPグローブ」

finetrackのフラッドラッシュEXPグローブ
撮影:washio daisuke(finetrackのフラッドラッシュEXPグローブ)
今回フラッドラッシュEXPグローブを装着して行動したのは、北アルプス・立山連峰。外側にアウターグローブ・内側にドライレイヤーと組み合わせての3枚重ねレイヤリングもオススメのフィールドですが、ここではミッドレイヤーにあたるフラッドラッシュEXPグローブを単体で装着した時のインプレッションを記載します。

吸汗拡散性に優れ、蒸れを感じにくい

急登でも蒸れを感じにくいグローブ内部
撮影:washio daisuke(急登でも蒸れを感じにくいグローブ内部)
フラッドラッシュEXPグローブは内側から吸汗層・保温層・撥水層の3層構造。氷点下に近い気温でも、寒さを感じることはありません。

同時に急登など激しい行動では身体同様に手も発熱してグローブ内に「蒸れ」を感じますが、吸汗層のおかげで手汗がベトつく感覚も起こりにくく、快適に行動できたのです。

撥水性に優れ、雪に触れても濡れを感じにくい

雪に触れても優れた撥水性を発揮
撮影:washio daisuke(雪に触れても優れた撥水性を発揮)
外側の撥水層も、そのポテンシャルをしっかりと発揮。写真のように直接雪に触れても、グローブ内部に濡れを感じることはありません。

ここまでベッタリと付着しなくても、アイゼンの着脱などでグローブに雪が付いてしまうことは多いもの。冬期用グローブとして、とても心強いですね。

優れたフィット感で手の動きを邪魔しない

ピッケルもしっかり握れます
撮影:washio daisuke(ピッケルもしっかり握れます)
フラッドラッシュEXPグローブのもうひとつの魅力は、優れたフィット感。
トレッキングポールやピッケルも握りやすく、雪山登山でのほぼ全ての行動が、装着した状態のままで可能なのです。

吸汗拡散性と撥水性の理由は…独自の3層構造とこだわりの素材

フラッドラッシュEXPグローブは内側から

*吸汗層
*保温層
*撥水層

の3層構造。

肌に触れる内側は独自開発の「ドラウトフォース」という生地を使っており、優れた吸汗性を実現。激しい行動で手が発熱した状態でも、蒸れを感じにくい快適性をキープしてくれます。

外側は高度な紡糸、および延伸技術により作られたポリエステルに特殊な撥水処理を施した耐久撥水・保温素材「フラッドラッシュ」を採用。さらに特殊な編み方で生地内にデッドエアを含むため、より保温性が向上しています。

滑り止め素材で握りやすさも向上

指先と掌には滑り止め素材を使用
提供:finetrack(指先と掌には滑り止め素材を使用)
さらに親指・人差し指・中指の先端とパーム(掌)には、グリップ製の高い素材を使用。トレッキングポールやピッケルの握りやすさにも、素材の工夫が活きていたのです。

優れたフィット感!どんな操作ができる?

最小限まで減らされた縫製箇所によって向上したフィット感
提供:finetrack(最小限まで減らされた縫製箇所によって向上したフィット感)
フラッドラッシュEXPグローブのもうひとつの魅力であるフィット感の理由は、縫製箇所を最小限にした独自パターンの採用。
ここでは実際に登山で行う様々な操作を、フラッドラッシュEXPグローブを装着して検証してみました。

ジップ開閉=◯

ジップ開閉
撮影:washio daisuke(ジップ開閉)
まずはウェアなどのジップ開閉。親指と人差し指の滑り止め素材のおかげで、問題なく可能です。

コンパスワーク=◯

コンパスワーク
撮影:washio daisuke(コンパスワーク)
コンパスワークもストレスなく可能。指先と掌の滑り止め素材のおかげで、ベースプレートをしっかり保持しつつ回転盤を回す操作ができました。

靴ひも調整=△

靴ひも調整
撮影:washio daisuke(靴ひも調整)
少し難儀したのが靴ひも調整。ひもを締め上げまでる操作までは問題ありませんが、蝶結びをする際の止め結びに輪っかを通すのが若干難しいと感じました。

ロープワーク=△

ロープワーク
撮影:washio daisuke(ロープワーク)
写真のダブルエイトノットや末端処理で行うダブルフィッシャーマンズノットなど、ほぼ全てのロープの結びがグローブを装着したまま可能。ただしほどく際に、固い結び目を指先でほぐすのが難しく感じました。

タッチパネル操作=△

撮影:washio daisuke(タッチパネル操作)
他のグローブと重ねず単体使用であれば可能な、指先でのタッチパネル操作。しかし指先を垂直にしてタッチパネルをしっかり押す必要があり、慣れが必要です。

マルチツールの操作=△

マルチツールの操作
撮影:washio daisuke(マルチツールの操作)
ツールに彫られた溝に爪を引っ掛けて取り出す作業は、やはり素手でないと難しいもの。しかしいったん取り出してしまえば、あとはスムーズな操作が可能です。

操作性向上のためにはサイズ感にこだわるべし

グローブのサイズ表
提供:finetrack(グローブのサイズ表)
操作性を向上させるには、手にジャストなサイズを選ぶことが重要です。
フラッドラッシュEXPグローブは女性ニーズにも対応したS・M・L・XLの4サイズ展開。あなたに合ったサイズをセレクトしてください。

様々なシーンで活躍!レイヤリングでさらに活用可能

レイヤリングでさらに活躍の幅が広がります
撮影:washio daisuke(レイヤリングでさらに活躍の幅が広がります)
保温性・吸汗拡散性・撥水性に加え操作性も優れたフラッドラッシュEXPグローブ。登山だけでなく冬場の自転車通勤など、普段使いしたくなる快適さを実感できました。

さらに同じfintrackが展開するグローブと重ねてのレイヤリングもオススメ。

*外側に「エバーブレスシリーズのグローブ」を重ねることで、厳冬期にも対応できる保温・防水性向上
*内側に「パワーメッシュインナーグローブ」を重ねることで、快適性が向上

と、活躍の幅も広がります。
単体使用だけでなくグローブレイヤリングの中核をなすミッドレイヤーとしても、フラッドラッシュEXPグローブを活用してみませんか。

▼グローブのレイヤリング方法についてはこちらの記事をチェック


今回紹介したアイテム

ITEM
finetrack(ファイントラック) フラッドラッシュEXPグローブ
耐久撥水性に優れた保温材入り、タッチパネル対応の冬期専用グローブ。グローブ生地の外側から肌側にかけて撥水層、保温層、吸汗層の3層構造で構成。生地表面には耐久撥水加工を施し、雪や雨の濡れを軽減します。冬期用ミッドレイヤーグローブとして、レイヤリング全体の防水性を高めながら、安定した保温力を発揮します。アプローチ時の単体着用でも使いやすいグローブで、スマートフォンなどの操作に便利なのタッチパネル対応(単体着用時に限る)。
カラー:ブラック
サイズ:M(手長17.5〜18.5 手囲い20〜21)cm
重量:66g
素材:表:ポリエステル94%、ポリウレタン6%、裏:ポリエステル100%、中綿:ポリエステル100%

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