アイキャッチ画像撮影:筆者
動きやすさ重視なら、細身のパンツがオススメ
出典:PIXTA
「歩く」という行為が大半を占める登山。だからこそ、パンツは動きやすいものを選びたいですよね。
そこでオススメするのが細いシルエットのもの。単純に見た目がかっこいいだけじゃなく、
足がもたつかず足さばきも抜群なんです。
なんだかイケメンなパンツに出会った!

撮影:筆者(ファイントラック スカイトレイルパンツ M’s¥17,490、W’s¥17,160)
そんな細身のパンツを探し求めて出会ったのが、今回ご紹介するファイントラック の「
スカイトレイルパンツ」。春秋冬のトレイルランニングや自転車などに最適なモデルです。

撮影:筆者

撮影:筆者(スカイトレイルパンツ メンズMサイズ着用 モデル身長:169cm)
シルエットは細身でスッキリ。かといって窮屈感はなく、
まるで空気のようなやわらかい穿き心地。
街着でもなじみやすいデザインなので、下山後にそのまま着ていられるのもいいですね。

撮影:筆者(ほとんどスマホと変わらない重さです)
そして驚いたのは、その圧倒的な軽さ。重量は175gとなっており、一般的な春秋冬用のトレッキングパンツが300g前後だとすると、その半分ほどの軽さを実現しているんです。
手に取ってもパンツを持っているとは思えないほど軽くて、
本当に衝撃的でした。
山で使ってみたらさらに驚きだった

撮影:筆者(検証ではインナーを使用せず、スカイトレイルパンツ1枚で着用)
▼検証場所▼
長野県にある守屋山(標高1,651m)
▼当日の気温と風▼
気温:0度前後 風:微風、ときおり3〜4m程度
今回そんなスカイトレイルパンツを、真冬の1月に山で使用してみました。結果として、トレランでも登山でも「かなりアリだな」と感じたのが感想です。
「動きやすさ」「防風・撥水性」「細かな機能」それぞれ3つの項目を、実際の使用レビューとともに詳しくみていきましょう!
【動きやすさは?】パンツの重さを感じさせないほどに超快適
まずはストレッチ性や穿き心地など、行動中の動きやすさのチェックから。

撮影:筆者(裾まわりは裾がもたつかないテーパード式)
「こんなにも動きやすいのか!」と衝撃を受けるほどの快適さでした。生地は十分なストレッチ性を備え、膝まわりに立体パターンを配置。細身パンツであっても張り付くような感覚はなく、
爽快な動きやすさを実現しています。ヒザを高くあげるような動作でも、パンツの突っ張りはまったく感じられません。
フィット感が心地いい!

撮影:筆者(ファスナーは付属していませんが、脱着のストレスはありませんでした)
とくにいいなと思ったのが腰まわりのフィット感です。ウエストは肌あたりのよいゴムバンド式で、紐を締めない状態でも肌にやさしく密着。ザックを背負っていてもズレることはなく、パンツと腰が一体になるような気持ちよさを感じさせてくれました。
動きやすさは本当に文句のつけようがないレベル。トレランでも登山でも、穿いている感覚を感じさせないほどの爽快感があります。
【防風・撥水性】シーンに応じて調整すれば幅広く使えそう!
続いてはスカイトレイルパンツが雨風に対してどれほどの耐久性をもっているか調べてみました。
撥水性は多少の雨なら問題なし
撮影:筆者
検証時は雨が降ることはなかったので、下山後に水をかけてテスト。画像のようにパンツにあたった水は弾けてこぼれ落ちていきました。さすがに水をあて続けると染みこんできましたが、
多少の雨であれば使える撥水性がありそうです。
生地には防風性を高める工夫が

撮影:筆者
薄く軽量な素材なので、一般的なトレッキングパンツに比べて風通しはかなりいいです。寒そうと感じるかもしれませんが、
3種類の異なる機能素材を適材適所に採用しているため、防風性と通気性の優れたバランスの良い1着に仕上がっています。
①撥水加工を施した薄手のストレッチ性に富んだ生地
②寒風を防ぎたいパンツ前面とヒップには、防風性・撥水性に優れた生地
③汗をかきやすい股下や膝裏には、通気性に優れたニット生地
シーンに応じて調整しよう

撮影:筆者(インナーを着用した場合もとくに窮屈感はありませんでした)
今回は真冬の検証だったので立ち止まったとき、脚に寒さを感じる場面も。
秋冬で使う場合はインナーを着用しても良さそうです。
逆に
夏山であればこの風通しの良さはプラスになると感じました。真夏の樹林帯歩きなど、暑くてたまらない場面でも脚まわりを涼しく保ってくれるでしょう。
【細かい機能】ファイントラックらしいこだわりが光る!
さまざまな機能が詰まったスカイトレイルパンツ。しかし、まだまだこれだけではありません。細かな機能もチェックしてみましょう!

撮影:筆者
太ももの両サイドにはベンチレーションを配置。解放することで
衣類内をスムーズに換気できます。
動いたあと、実際に開けてみると、脚部にこもった熱がスーッと抜けていき、そのまま歩くと寒いくらいでした。ファイントラックでおなじみの「
リンクベント(※)」にも対応し、同社のレインウェアをレイヤリングした際により効果的な温度調整が可能。
※リンクベント…より効率的な温度・湿度調整ができるように、同ブランドウェアのベンチレーション位置を揃えてあること。

撮影:筆者
両腰のポケットには起毛素材が採用されています。これがなかなか優秀で、検証時の冷たくかじかんだ手を温めてくれました。

撮影:筆者(iPhone12 miniで問題なく収まりました)
腰裏にはメッシュポケットを配置。大きなザックを背負うと隠れてしまうので登山での出番は少ないですが、トレランやランニング時には携帯やリップなどのちょっとした小物収納に重宝します。
見た目のシンプルさからは想像もつかない機能を備えたスカイトレイルパンツ。ベンチレーションやハンドウォーマーポケット、腰ポケットなど、山で活躍する機能が満載でした。
△ここが少し気になった
軽さを重視している分、トレッキング用のパンツの方が防風性や耐摩擦性において優位だと感じました。今回は岩場での検証ができなかったので、メーカーさんに確認したところ、パンツが擦れるような岩場での使用には不向きとのこと。クライミングや切り立つ岩場での利用はオススメしません。
結論:アクティブに動ける超爽快パンツだった!

撮影:筆者
スカイトレイルパンツはこんな人にオススメ
・U.Lハイクやスピードハイクなど、爽快な登山を楽しみたい人
・細身でスタイリッシュなシルエットのパンツが好きな人
・涼しく快適なパンツを探している人
穿いている感覚を忘れさせるほどの圧倒的な軽さと動きやすさ、撥水・防風機能など、スカイトレイルパンツは山での行動を快適にしてくれるアイテムでした。
ただし通常のトレッキングパンツに比べて薄く風通しもいいので、ゆっくりと山歩きを楽しむようなスタイルにはやや不向き。
サクサクと登山を楽しみたい人にオススメです。
もちろんトレランでの機能も

撮影:筆者
今回は主に「登山」という視点でスカイトレイルパンツをレビューしましたが、もちろんトレランでの使いやすさも秀逸です。30分ほど走ってみましたが、本当に脚の動きが楽でストレスをまったく感じないほど快適でした。
スカイトレイルパンツで山をアクティブに楽しもう!

撮影:筆者
「走る」と「歩く」という脚の動きを快適にサポートしてくれるスカイトレイルパンツ。
思わず足を進めたくなるような動きやすさは、まさに新感覚です。きっと、山の楽しみ方を広げてくれる頼もしいアイテムになりますよ。
紹介した商品はこちら!
ITEM
スカイトレイルパンツ(メンズ)
【股下丈】
S : 73cm
M : 75cm
L : 77cm
XL : 79cm
ITEM
スカイトレイルパンツ(ウィメンズ)
【股下丈】
S : 68cm
M : 70cm
L : 72cm
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