絶滅危惧種のライチョウ(雷鳥)
【猿がライチョウのヒナを捕食】
日本では約3,000羽程度しか生息していないライチョウ(雷鳥)に新たな脅威が迫っています。本当なら高山にいないニホンザルが、ライチョウのヒナを捕食している実態が明らかになったのです。このままライチョウを食べる習性が猿の間で広がることを関係者は危惧しています。
2015年から環境省の指導の元、上野動物園などでライチョウ(雷鳥)の人工飼育が始まりました。昨年は10個の卵を採取して、生き残ったヒナは3羽のみ、取り組みは壁にぶつかってしまいました。今年は卵を12個採取してチャレンジをつづけています。
▼ライチョウを守るために私たち登山者ができる事とは
ライチョウとの出会いをいつまでも
ライチョウ(雷鳥)はハイカーと遭遇しても、あわてて逃げることがありません。人を危険な存在だと考えていないかのようです。そんなけなげで愛らしい姿のライチョウと、これからも日本の高山で出会うことができればいいなと、山が好きな人間の一人として願ってやみません。