実際に持つと、とにかく軽い!ふんわりとやわらかな質感です。
発熱素材を採用しているものを除き、ダウンや化繊インサレーション素材そのものは発熱しないため、着用後「暖かくなった」と感じるまでに時間がかかることが多いのですが、マイクロ・パフは袖を通すとすぐに暖かさがやってきました。「ダウンだよ」と言われたらそれを信じてしまうレベルです。
『マイクロ・パフ・ジャケット』はほどよいフィット感のあるシルエット。アウターとして着ることを想定し、『ナノ・パフ・ジャケット』と比べて若干大きめの設計になっています。
シンプルな機能がディテールに光る!
機能を削ることで圧倒的な軽量性を実現したマイクロ・パフ。“必要最低限の機能”だけを残した、その機能美も注目したいところです。
フロントにはふたつのハンドウォーマーポケットを配置。ジッパー式でコードが付いているのでグローブを着けた状態での操作も容易です。
チェストポケットは備わっていないので、スマホなどは収納場所を考えた方が良さそうです。
内側の左右には伸縮性のある大型のドロップインポケットあり。ここはスノーグローブなどを入れておくためのポケットですが、ちょっとした小物を入れておくのに便利ですね。
裾まわりはシンプルな設計で、ドローコードなどの絞り機能は備わっていません。ただし、体にフィットする形状になっているので、今回試着した限りでは風の侵入は気になりませんでした。
袖まわりはフィット感のあるゴムバンド式。締めつけ具合も程よく、隙間から風が入ることや窮屈でストレスを感じる心配もありません。
マイクロ・パフはとにかくシンプルでウェアの調整も必要とせず、サッと着られてすぐに行動に移せるところがいいなと思いました。
「ナノ・パフ」や「マクロ・パフ」との違いは?
▼マクロ・パフ・ジャケットについて詳しくはこちら
「ジャケット」「フーディ」「ベスト」それぞれの特徴は?
ジャケット:
どれが良いか迷っている人はベーシックなジャケットがおすすめ。アウター・インナーのどちらでも使い勝手の良さが◎フーディ:
顔周りも防寒でき、アウターとしての着用が中心の場合におすすめ。夏山の保温着としても重宝ベスト:
場所を選ばず着られる用途の広さが魅力。街着やオフィスでの使用も。体幹を温めたい時にも便利
『マイクロ・パフ』のやわらかな着心地がたまらない!
マイクロ・パフで一番印象的だったのが、とにかくやわらかな着心地。登山のスタートからゴールまで、ずっと着ていたいインサレーションだと感じました。
ただ、注意しておきたいのが、マイクロ・パフの優れた保温性はあくまでも重量に対してのもので、「ものすごい温かいわけではない」ということ。ミドルレイヤーやアウターとして使える利点をしっかりと理解し、用途に応じて使い分けることが大切です。
とはいえ、「これさえあれば、何もいらない」という製品のキャッチコピーどおり、マイクロ・パフ・ジャケット一枚あれば、あらゆる登山シーンに対応するパートナーになってくれることは間違いなさそうです。
紹介した商品はこちら
サイズ感はアメリカ規格なので、普段のサイズよりもひとつ小さめを選んでみると良いですよ。
メンズ・マイクロ・パフ・ジャケット
サイズ:XS~XXL
重さ:235g(Mサイズ)
XS | S | M | L | XL | XXL | |
着丈 | 73 | 76 | 78 | 81 | 83 | 86 |
身幅 | 52 | 55 | 58 | 64 | 67 | 71 |
裄丈 | 88 | 90 | 93 | 95 | 98 | 100 |
ウィメンズ・マイクロ・パフ・ジャケット
サイズ:XXS~XL
重さ:207g(Sサイズ)
XXS | XS | S | M | L | XL | |
着丈 | 70 | 72 | 72 | 75 | 77 | 80 |
身幅 | 46 | 48 | 51 | 53 | 57 | 61 |
裄丈 | 79 | 81 | 84 | 86 | 89 | 91 |