<パタゴニア>の化繊インサレーションを徹底レビュー!

ただ、どれも似たような見た目と名前で、違いがちょっと分かりづらいのが正直なところ。そこで実物に袖を通し、モデルの特長や適した使用シーンを確かめてみました!
「DASライト・フーディ」は、マイクロ・パフ・フーディの進化系

実は「DASライト・フーディ」は、重量に対する保温性が最も高い最軽量の化繊インサレーション「マイクロ・パフ・フーディ」をベースに誕生したモデル。
悪天候への耐性が向上!


気になる着用感は? ディテールに注目!
メーカーから借りたサンプルに袖を通し、サイズ感や着心地を確かめてみました。ぴったりな使用シーンを特長と共に紹介します。街着にもぴったり! シルエットはスリムでスッキリ
ベースレイヤーとベストの上から着てみた様子がこちら。凹凸がない表地のナイロンシェルの見た目も相まって、インサレーションジャケットにありがちなモコモコ感はなく、スリムなシルエットと共に、スッキリとした見た目。切り返しのないシンプルなワンカラーも落ち着いた印象で、カジュアルシーンにも違和感なく着回せそうです。
ちなみに、冬期登山ではハードシェルジャケットの上から保温着を羽織りたいときが多々あります。そこで「DASライト・フーディ」をハードシェルジャケットの上から着てみました。
すると、不可能ではないですが着用感はだいぶタイトで、窮屈な着心地。アウターレイヤーの上から着ることを積極的に想定するなら、ワンサイズ大きくした方が良さそうです。
超撥水の生地で濡れに強い

左手のハンドポケットに収納できる

ただし、ポケットに収納するにはかなりの力が必要で、さらに、固くなった収納状態はパッキングに苦労しそう。持ち運ぶときは、わざわざポケットに収納せず、そのままバックパックの隙間などに突っ込んだ方が効率が良さそうです。
機能を削ることで軽さを追求
軽量であることも「DASライト・フーディ」で注目すべきポイント。公表重量の約320g(Mサイズ)でも、化繊インサレーションとしては十分軽いですが、Sサイズを実際に量ってみると302gと驚きの軽さでした。

このように書くと「隙間から風が侵入しそう」「保温性が心配」と思われるかもしれませんが、実際に着てみての感想は、そこまでシビアに考えなくてもOK。前述したように防風性を備えているので、冷たい風の影響は受けにくいと言えます。
クライミングシーンでは、ここが便利!
「DASライト・フーディ」には、ビレイ用ジャケットという側面もあります。クライミングシーンに重宝するティディールを見ていきましょう。ヘルメット対応フード


ビレイしやすいダブルジッパー

「DASパーカ」との違いは?

▼「DASパーカ」について詳しくはこちら
ナイロンシェルのおかげで保温性もアップ!

「マイクロ・パフ・フーディ」に「ウインドジャケット」をプラスしたモデルと考えると分かりやすいと思います。表地のナイロンシェルが内側と外側を隔てる壁となってくれるので、冷たい風の影響を受けないのはもちろん、内側に体温がしっかり籠もる感覚があるんです。
中綿量が多くない軽量モデルなので、冬季の高山での使用はおすすめしませんが、たとえば冬でも森林限界以下の山なら問題ないはず。そして、春から秋までのシーズンには、風が吹き抜ける稜線上などで真価を実感できるでしょう。
まさに風の強い日や小雨が降る悪天候の中で活躍してくれる、頼もしい軽量インサレーションジャケットです!
メンズ・DASライト・フーディ

ウィメンズ・DASライト・フーディ

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