ずっと着ていたいインサレーション! パタゴニアらしい進化を遂げた「ナノ・パフ」

2021/09/09 更新

人気アウトドアブランド<パタゴニア>の化繊インサレーション(保温着)として定番の「ナノ・パフ」。2020年秋冬から使用素材が大幅に改良され、より環境に配慮されたウェアにアップデートされました。おすすめのシーンや着用感、細かな機能など、今も進化し続ける「ナノ・パフ」の魅力に迫ります!


アイキャッチ画像撮影:筆者

一度着たらやめられない!パタゴニアの名作インサレーション

撮影:筆者(メンズ・ナノ・パフ・ジャケット ¥25,300[税込])
人気アウトドアブランド<パタゴニア>の化繊インサレーションといえば、定番なのが「ナノ・パフ」。街から冬季の登山まで、幅広いシーンで温かさを保ってくれる頼もしい存在です。その信頼性の高さから、2009年のプルオーバーの発売、翌年のジャケットの発売以降、多くのユーザーの支持を得てきました。

そんなナノ・パフが“パタゴニアらしい進化”を遂げた!

撮影:筆者
2020年秋冬にはインサレーションの製造方法が一新されました。

プリマロフト社との協力により、中綿の製造に加熱を必要としない新技術P.U.R.E.テクノロジーを使った「プリマロフト・ゴールド・インサレーション・エコ」を開発&採用。従来の製造方法と比べて炭素排出量を52%削減することを可能にしました。

そんな、最先端の技術でエコ仕様にパワーアップしたナノ・パフの魅力に迫ってみましょう!

《温かさだけじゃない》 ナノ・パフが支持される3つの理由

撮影:筆者
軽さに対する保温性の高さはナノ・パフの魅力のひとつ。ジャケットタイプの重量は337g(Mサイズ)で、1平方メートルあたり60gのインサレーションが施されています。

あくまでも“薄手のインサレーション”に分類されますが、ナノ・パフには保温性だけではない魅力的な機能がたくさん詰まっているんです!

1.行動中も着ていられる

出典:PIXTA(写真はイメージ)
「最高の行動着」と言われるナノ・パフ。ダウン素材と比べて濡れても保温性の低下が少ないため、濡れを気にせずガシガシ使えるというメリットがあります。

雪山での行動や、雨のテント泊など、濡れやすいシーンでの着用に最適です。

撮影:筆者
生地の表面には耐久撥水加工が施されており、多少の雨や雪であれば水滴を弾いてくれます。撥水性は徐々に落ちていくので、定期的にメンテナンスしましょう。化繊インサレーションはメンテナンスもしやすく自宅で洗濯できる上、乾きが非常に速いのも嬉しいポイントです。

2.使い勝手がよく、使用シーンを選ばない

撮影:筆者
軽量コンパクトなナノ・パフは、登山だけでなく、釣りやキャンプ、街着など幅広いシーンで活躍。薄手のダウン代わりにアウターとして羽織ったり、ミドルレイヤーとしてベースレイヤーの上に着込むなど、季節やシーンに応じた使い方ができます。

撮影:筆者
また、コンパクトにまとめたいときは、ポケッタブル機能が便利です。ウェアの胸ポケットにたくし込んでいくことで、サッと収納。スタッフバッグを必要としないので、よりミニマムに済ませられるところがいいですね。

3.動きやすい設計

撮影:筆者
ナノ・パフは動きやすさもバツグン。“肩を上げた状態”をベースに立体裁断が施されているため、手を曲げ伸ばしする動作でも脇の窮屈感はありません。登山やクライミングなどの動きに対応した設計になっています。

実際の着用感は? ナノ・パフを細かくチェック

ナノ・パフはジャケットやフーディ、ベストが展開されていますが、今回はジャケットを着用しています。




撮影:筆者(メンズ・ナノ・パフ・ジャケット|モデル:169cm、サイズ:S)
手に持つと想像以上にしっかりとした印象。化繊特有の発熱性によるものですが、着用後すぐに温かさは感じられず、少しずつぬくもりが伝わってきました。

シルエットは細すぎず太すぎず、ちょうど良いフィット感。シンプルなデザインで、街着でも扱いやすいすっきりした印象です。

パタゴニアらしさを感じる細部の機能も!

<生地>
撮影:筆者
生地は軽量な20デニールのリップストップ・リサイクル・ポリエステルを採用。着用中は風がウェア内に入ってくるような感覚もなく、アウターとしての耐風性は十分だと言えそうです。

レンガ壁のような特徴的なキルトラインは、インサレーションの片寄りを防ぐように設計されています。

<裾口まわり・袖口まわり>
撮影:筆者
風や雪の侵入を防ぐ裾まわりの調整はドローコード式。コードが内側に縫いこむように配置されているので、片手で操作できて、行動時の邪魔にならないように配慮されています。行動中でもサッと調整できるのは利便性が高いですね。

撮影:筆者
袖口はゴムバンド式のシンプルな設計。手首に柔らかくフィットし、袖をまくりあげてもきつい感じはありませんでした。ベルクロ式のように調整する必要がないので、着用にストレスがかからないのが◎。

<ポケット>
撮影:筆者
ポケットは全部で三つ。フロントの左右にはジッパー式のハンドウォーマーポケットを配置。左胸の内側にもスマホの収納に便利なチェストポケットが備わっています。チェストポケットは、ポケッタブル収納する際の収納口を兼ねた仕様です。

<フロントジッパー>
撮影:筆者
フロントジッパーの内側には、雨や雪の侵入を防ぐための当て布付き。アゴの位置には起毛素材があてがわれているので、吐息によって生地が結露した場合も、顔に当たる冷たさを抑えてくれます。

パタゴニアの「パフ」シリーズ、いったい何が違うの?

ナノパフ・マイクロパフ・マクロパフ比較
作成:筆者(価格は税込み表示)
パタゴニアでは「ナノ・パフ」のほかに、「マイクロ・パフ」「マクロ・パフ」などの化繊インサレーションが展開されています。名前も似ているし、どれがどう違うのかちょっとわかりにくいですよね。そこで、それぞれの位置付けを簡単にまとめてみました。
 
中綿の素材が異なる「ナノ・パフ」と「マイクロ・パフ」の保温性ついては、質量あたりの保温性は「マイクロパフ」がより高いのですが、製品としての2モデルの保温性は“ほぼ同じ”なのだそう。どちらが暖かいと感じるかは人よって変わりそうです。
 
ナノ・パフ:
街着から雪山まで、幅広く活躍する万能型

 
マイクロ・パフ:
ナノ・パフよりも質量あたりの保温性が高く、軽量コンパクト。より登山での使用に特化している

 
マクロ・パフ:
高い保温性をもつアウタータイプ。雪山の行動着やダウン代わりの防寒着に

 
▼『マイクロ・パフ』について詳しくはこちら

▼『マクロ・パフ』について詳しくはこちら

「ジャケット」「フーディ」「ベスト」それぞれの特徴は?

作成:筆者
ナノ・パフは2020年秋冬シーズン現在、ジャケット・フーディ・ベストの3パターンを展開しています。同じ素材でもウェアのタイプによって使い勝手は異なるので、あらかじめ用途を考えておくと良いですよ。
 
ジャケット
どれが良いか迷っている人はベーシックなジャケットがおすすめ。アウター・インナーのどちらでも使い勝手の良さが◎
 
フーディ
顔周りも防寒でき、アウターとしての着用が中心の場合におすすめ。夏山の保温着としても重宝
 
ベスト
場所を選ばず着られる用途の広さが魅力。街着やオフィスでの使用も。体幹を温めたい時にも便利

「ナノ・パフ」はあらゆるシーンでずっと着ていたいウェア

撮影:筆者
長年多くのユーザーに愛用され、より環境に配慮したウェアへの革新的進化を遂げた「ナノ・パフ」。今回実際に着用してみて、シーンを選ばない機能性と使い勝手の良さは、まさにどんな場所でもずっと着ていたくなるような化繊インサレーションだと感じました。

街でも山でも、ナノ・パフでライフスタイルに快適さをプラスしてみませんか。

紹介した商品はこちら

ナノ・パフはUSサイズなので、日本のブランドよりも一回り大きめ。まずは普段のサイズより一つ小さいものから選んでみると良いですよ。

ナノパフ
提供:パタゴニア(Spring 2021新色:3月発売)

メンズ・ナノ・パフ・ジャケット
サイズ:XS~XXL
重さ:337g(Mサイズ)

 

XSSMLXLXXL
着丈656870737678
身幅515357626670
裄丈8890939598100
※実製品の寸法と若干異なる場合があります
※仕上がり寸法(平置き/cm)
 
Patagonia|メンズ・ナノ・パフ・ジャケット
 

ウィメンズ・ナノ・パフ・ジャケット
サイズ:XXS~XXL
重さ:284g(Sサイズ)

 

XSSMLXL
着丈6565677072
身幅4851535761
裄丈8385889093
※実製品の寸法と若干異なる場合があります
 
Patagonia|ウィメンズ・ナノ・パフ・ジャケット
 


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橋爪 勇志

日本アルプスに囲まれた、長野県の伊那谷生まれ。登山好きな母親に連れられ、山を駆け巡って育つ。アルパインクライミングや沢登り、冬山縦走など、ちょこっとスパイスの効いた登山が大好き。

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