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着ていることを忘れる!?感動レベルの軽量レインウェア

少し前では考えられないほど軽いモデルが登場している「レインウェア」。
一般的なレインウェアの重さが250~400gほどの一方で、最近のレインウェアは200g前後のモデルも珍しくなく、中には100gを下回る超軽量モデルも出ています。
たくさんの魅力がある軽量レインウェアですが、メリットを大まかに分けると以下の3つ。
①荷物の軽量化|ベースウェイトの削減

当然ですが「軽さ」は大きなメリット。
レインウェアは登山の必須アイテム。そんなアイテムを軽量化できれば、水や食料などを除くバックパックの総重量であるベースウェイトの基本ラインを下げることができるんです。
「長い目で軽量化できる」のが大きなポイントと言えるでしょう。
②携帯性の向上|ザックのスペースを取らない

超コンパクトになってくれるのも軽量レインウェアの特徴の一つ。手のひらに収まるくらいのサイズ感のため、ザック中でスペースを取りません。
③快適性の向上|体への負担が軽減

軽量化・省スペース化の結果、体への負担も軽減。着用時も軽やかで、負担をほとんど感じません。身軽な山行を実現したい方は是非検討したいアイテムです。
軽さのみで選ぶことは大きなリスク……!
メリットがある一方で、注意しなければいけないポイントがあることも事実。安易に「軽いから」という理由で選ぶのはリスクがあることも理解しましょう。
生じうるリスクは大きく3つです。
①防水性が不十分で、豪雨時に濡れる場合も

長時間の豪雨の中を歩くように想定していないアイテムが多くなっています。そのため長い時間着用が想定される縦走などでは、危険なレベルの濡れにつながる可能性があります。
天候や日数を判断して、山行前に、軽量性重視と耐水性重視の2モデルを選択できるようにしておくと安心です。
②耐久性が低く、生地が破れる可能性

軽量レインウェアの多くは、非常に薄い生地を採用しているため、高山の岩場や、草木が生い茂っている場所では、引っかかりから破れてしまう可能性があります。破れる不安を抱えながら歩くと気持ちも体も疲れてしまうため、必要最低限の耐久性は欲しいところです。
③機能が最小限で、快適性は高くない

軽さに特化した分、ポケットやベンチレーションがないモデルも多くなっています。思わぬ不便を感じたりすることもあるため、自分がどんな性能が必要で、逆に不要なのかは事前に考えておくようにしましょう。
軽量レインウェアは2タイプ!シーンに合わせた選び方
現在販売されている軽量レインウェアの特徴を整理すると、大きく2つのタイプに分けられます。
| バランスタイプ | 軽量特化タイプ | |
|---|---|---|
| イメージ | ![]() | ![]() |
| 重さ | 150g〜250g | 150g以下 |
| 利用シーン | ・日帰り登山 ・運動強度の低い1〜2泊の登山 | ・ファストハイキング ・トレイルランニング |
| 特徴 | ・バランスの取れた性能 | ・最低限の機能 ・高い携帯性 |
| メリット | ・軽さと機能性の両立 | ・極限の軽さとコンパクトさ |
| デメリット | ・軽量特化タイプよりは重い | ・耐水性、耐久性の低さ ・機能が限定的 |
これらの特徴を踏まえ、目的別にアイテムを選ぶポイントをご紹介します。必ずそのタイプでないといけないというわけではないので、ご自身が想定する使用シーンにおける選び方の参考にしてみてください。
①日帰り登山・運動強度の低い1〜2泊の登山なら「バランスタイプ」

日帰り登山・強度の低い1〜2泊の登山なら「バランスタイプ」がおすすめです。選ぶポイントとしては下記の3つ。
(1)10,000mm以上の耐水圧と10,000g/㎡・24hrs以上の透湿性を

日帰り〜1泊程度の登山では、比較的長い時間着用することが想定されるため、長時間の雨でも耐えられる「防水性」と、着続けても蒸れない「透湿性」のバランスが重要です。
防水性については、大雨でも対応できると言われている10,000mm以上の耐水圧は最低限欲しいところ。20,000mm以上あると豪雨でも耐えられるため、1泊以上の利用がメインの方は20,000mm以上をメインに検討しましょう。
透湿性は10,000g/㎡・24hrsを一つの目安に。この数値が低いと蒸れやすくなりますが、気温が低い際に体の熱気で保温できるという側面もあります。汗冷えには注意が必要ですが、寒さが気になるシーンでの利用を想定している方は、あえて透湿性の高くないモデルを検討するのも一つの方法です。
(2)最低限の耐久性として、生地厚15デニール前後を

あまりに薄いと、岩場などで裂けてしまう可能性が高くなります。おおよその目安として15デニール前後を選ぶなど、最低限の耐久性も重視しましょう
(3)ポケットや調整機能の有無で快適性を確保

快適性を意外と大きく左右するのがポケットやベンチレーションの存在。バランスタイプの製品であれば搭載しているモデルも多くなります。自分が何を必要としているかを踏まえて選びましょう。
②ファストハイキング、トレイルランニングなら「軽量特化タイプ」

ファストハイキング、トレイルランニングなら「軽量特化タイプ」がおすすめ。選ぶときのポイントは3つです。
(1)極限の軽さとコンパクトさ

トレイルランニングや、ウルトラライトトレッキングを想定するなら、軽さに振り切ったモデルが快適。重量150g以下で選べるモデルが増えています。
軽さを重視していても、耐水圧は10,000mm以上を一つの目安に。激しい動きの中では、どうしても雨は中に入るので、ある程度濡れることは想定しつつ、インナーに汗冷えしにくいアイテムを選ぶなどの調整も大切です。
(2)20,000g/㎡・24hrs以上の高い透湿性

汗を大量にかくトレランでは、透湿性の高さも重要。通常の登山では10,000g/㎡・24hrsが一つの目安でしたが、汗抜けを重視するのであれば、20,000g/㎡・24hrs以上がおすすめ。
最近では、透湿だけでなく「通気する素材」も登場しています(パーテックスシールドエア、フューチャーライト等)。運動量の多いトレランではより快適です。
一方で高い透湿性や通気性があると保温性は下がる面も。保温性も求めたい場合は、通気性のあるモデルを除外したり、保温性のあるインナーで調整したりするとよいでしょう。
【タイプ別】軽量レインウェアおすすめ10モデル
ここからは軽量レインウェアを「バランスタイプ」と「軽量特化タイプ」に分けて、おすすめアイテムをご紹介します。
【200g前後】バランスタイプのおすすめ5モデル
アウトドアリサーチ ヘリウム UL ジャケット(メンズ)
| 重量 | 161g |
|---|---|
| 耐水圧 | 不明 |
| 透湿性 | 不明 |
| 素材 | Toray Dermizax™2.75レイヤー 15デニールリップストップナイロン |
| レイヤー | 2.75層 |
| 生地厚 | 15デニール |
| サイズ | S、M、L |
| 機能 | スタッフサックとして機能するチェストポケット、裾ドローコード、ワイヤー入りのつば、立体的なカフ、リフレクターロゴ |
軽量ながら耐久性・快適性も担保
高い耐久性を誇る元祖軽量レインジャケット「ヘリウムレインジャケット」がアップデート。東レの超軽量防水素材Dermizax™を使用し、加水分解しにくく長く愛用できます。
圧倒的なストレッチ性を備えた柔らかな風合いで、ストレスフリーな着用感も実現。パッカブルでコンパクトに持ち運べます。
モンベル ピークシェル ジャケット(メンズ)
| 重量 | 185g |
|---|---|
| 耐水圧 | 20,000mm以上 |
| 透湿性 | 20,000g/m²・24hrs |
| 素材 | ゴアテックスファブリクス3レイヤー[表:15デニール・バリスティック エアライト®ナイロン・リップストップ] |
| レイヤー | 3層 |
| 生地厚 | 15デニール |
| サイズ | S、M、L、XL、XXL |
| 機能 | ジッパー付きポケット1個、スタッフバッグ付き、裾の調節機能 |
優れた透湿性と動きやすさを重視した独自パターン
20,000mm以上の防水性を持ちつつ、20,000g/m²・24hrsという優れた透湿性を実現したジャケット。行動中の蒸れを効率よく外に逃がしてくれます。
非常に軽量でコンパクトに収納可能ながら、脇のベンチレーションや胸ポケットも備えたモデル。スピードハイクやトレイルランニングなど、運動量が多い場面でも活躍します。
▼ウィメンズモデルはこちら
ティートンブロス フェザーレインジャケット(ユニセックス)
| 重量 | 185g(Size M) |
|---|---|
| 耐水圧 | 20,000mm |
| 透湿性 | 20,000g/m²/24h |
| 素材 | Stretch Cordura Super Durable 3L |
| レイヤー | 3層 |
| 生地厚 | 表地:20デニール 裏地:7デニール |
| サイズ | XS、S、M、L、XL |
| 機能 | フードアジャスター、チェストポケット、袖口ゴム、裾アジャスター(右側1ヶ所) |
最高レベルの耐摩耗性を誇る
高い耐水圧と透湿性を誇りつつ、20万回以上のテストに耐えうる非常に高い耐摩耗性を発揮するレインジャケット。3レイヤーながら200g未満の軽量性も実現しています。
シンプルなデザインでレイヤリングしやすいのも大きな魅力です。
アークテリクス ノーバンジャケット(メンズ)
| 重量 | 215g |
|---|---|
| 耐水圧 | 不明 |
| 透湿性 | 不明 |
| 素材 | ボディ:3L ePE ゴアテックス、15デニール リサイクルナイロン、FC0 DWR - ナイロン100%(ePE & PUメンブレン) 裏地:ナイロン100% |
| レイヤー | 3層 |
| 生地厚 | 15デニール |
| サイズ | XS、S、M、L |
| 機能 | Recco® リフレクター、腕時計ウィンドウ、ジップ付きヒップポケット、ポケット内に収納可能 |
体のラインにフィットするデザイン
ゴアテックスのC-KNITを採用した超軽量ジャケット。数値は不明ながらゴアテックスならではの高い防水性と透湿性を両立しています。
ミニマルなデザインで人間工学に基づいたラインが自然に体にフィット。長距離ランニングから登山まで幅広く適応してくれます。
マムート マサオ ライト 2.0 ハードシェル フーデッド ジャケット アジアンフィット(メンズ)
| 重量 | 232g |
|---|---|
| 耐水圧 | 20,000mm |
| 透湿性 | 20,000g/m²/24h2 |
| 素材 | Mammut DRY Active 3-Layer |
| レイヤー | 3層 |
| 生地厚 | 20Dx20D |
| サイズ | XS、S、M、 L、XL |
| 機能 | サイドポケット、裾ドローコード、ヘルメット対応の3点調節式フード、2wayジッパー、収納袋が付属 |
肌触りのよい3レイヤーながら軽量化を実現
232gと軽量ながら、3レイヤーであることから肌触りが良くベタつきづらいジャケット。ダブルファスナーやヘルメット対応フードなど、使い勝手も犠牲にしていません。
サイドポケットやドローコード等、ディテールのパーツも充実しており、防水性と利便性を両立した使いやすいモデルです。
【150g以下】軽量特化タイプのおすすめ5モデル
OMM Halo Smock
| 重量 | 95g |
|---|---|
| 耐水圧 | 10,000mm |
| 透湿性 | 10,000g/m²/24h2 |
| 素材 | PointZero H2O |
| 生地厚 | 不明 |
| サイズ | XS、S、 M、L、XL |
| 機能 | ハーフジップ、袖口ゴム入り、反射ロゴ、立体カフス、サムホール |
95gの超軽量レインウェア
95gの超軽量スモック型レインウェア。10,000mmの耐水圧と20,000g/m²/24hの高い透湿性を両立しています。15Dナイロン2.5層構造で耐久性も確保。ミニマルデザインで長距離ランニングやファストパッキングに最適です。
ザ・ノース・フェイス ストライクトレイルジャケット(メンズ)
| 重量 | 120g (Lサイズ) |
|---|---|
| 耐水圧 | 不明 |
| 透湿性 | 不明 |
| 素材 | 10D HYVENT Lightweight Nylon(表側:ナイロン100%、中間層:ポリウレタンラミネーション、裏側:ナイロン100%) |
| レイヤー | 3層 |
| 生地厚 | 10デニール |
| サイズ | S、M、L、XL |
| 機能 | フルジップ、フード・裾・袖口ゴムシャーリング仕様、フレクターロゴ |
トレラン向けレインジャケットの定番
高い防水透湿性を備えた独自素材「ハイベントライトウェイト」を採用。10デニールと薄手ながら強度も考慮されています。トレイルランニングなど大量の汗をかくアクティビティで特におすすめです。
伸縮性のある生地と人間工学に基づいたパターン設計で、体の激しい動きにも追従します。
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ミレー ティフォン ファントム ファスト ジャケット(ユニセックス)
| 重量 | 132g(Mサイズ) |
|---|---|
| 耐水圧 | 50,000mm |
| 透湿性 | 60,000g/m²/24h |
| 素材 | ティフォン ファントム®3L ナイロン100% |
| レイヤー | 3層 |
| 生地厚 | 7デニール |
| サイズ | XXS、XS、S、M、L、XL |
| 機能 | フルジップ、伸縮素材でフィットする袖と裾、パッカブル仕様 |
圧倒的な耐水性と透湿性
ミレーの定番レインウェア「ティフォン」の10周年とともに誕生した革新的な新モデル。Mサイズでわずか132gの軽量性も持ちながらも、耐水圧「50,000mm」、透湿性「60,000g/m2/24h」という驚きのスペックを実現しています。
しっかりとした雨への耐性がありつつも、蒸れにくいので、携行用としてだけでなく、積極的に着用したい一着。
ザ・ノース・フェイス フューチャーライトトレイルピークジャケット(ユニセックス)
| 重量 | 約110g (WLサイズ)、約135g (Lサイズ) |
|---|---|
| 耐水圧 | 不明 |
| 透湿性 | 不明 |
| 素材 | 7D Recycled Nylon FUTURELIGHT(表側:ナイロン100%、中間層:ポリウレタンエレクトロスピニング膜、裏側:ナイロン100%) |
| レイヤー | 3層 |
| 生地厚 | 7デニール |
| サイズ | WM、WL、S、M、L、XL |
| 機能 | フルジップ、ワイヤー入り立体フード設計、フード・裾ドローコード仕様、袖口面ファスナー仕様、リフレクターロゴ |
行動時に着続けても蒸れにくい通気性
約135g(Lサイズ)の軽量ジャケット。ストライクトレイルジャケットよりやや重量がありますが、こちらの特徴はFUTURELIGHT素材を採用していること。外部からの濡れを防ぎつつ、通気性があることによって、内部で発生した熱を積極的に放出します。
しなやかな素材感で、スリムシルエットを採用しているため、走ってもバタつきません。
モンベル バーサライトジャケット(メンズ)
| 重量 | 143g |
|---|---|
| 耐水圧 | 20,000mm以上 |
| 透湿性 | 50,000g/m²・24hrs |
| 素材 | スーパー ドライテック®3レイヤー[表:7デニール・バリスティック エアライト®ナイロン・リップストップ] |
| レイヤー | 3層 |
| 生地厚 | 7デニール |
| サイズ | S、M、L、XL |
| 機能 | 車のライトなどを反射して光るテープ(フロントジッパー)、トライアクスルフード、ロールアップフード、アルパインカフ、裾の調節機能、スタッフバッグ付き |
軽量ながら調整機能も充実
143gながら汎用性の高いレインジャケット。モンベル独自の防水透湿素材「スーパードライテック」を採用。20,000mm以上の耐水圧と50,000g/m²/24hの高い透湿性を持っています。
フードアジャスターや袖口のベルクロなど、調整機能も充実。
▼ウィメンズモデルはこちら
定期的なケアでレインウェアの性能保持を
軽さの大小にかかわらず、レインウェアは汚れ等により性能が低下します。製品によって方法は変わりますが、洗濯等のケアは必須です。「使ったらケアする」を基本にするようにしましょう。
基本的なケア方法
①中性洗剤で洗濯
②乾燥は直射日光に当てず、風通しの良い日陰で
③当て布をして低温アイロンをすると撥水性が回復するモデルも多い
▼メンテナンス方法についてさらに詳しく知りたい方は、こちらをチェック
軽量レインウェアで身軽な山行を!
以上、軽量レインウェアを紹介してきました。性能の見極めは必要ですが、軽量化は登山やトレイルランニングにおいて大きな魅力です。メリットだけでなくリスクもしっかり把握しつつ、目的にあったレインウェアを選んで荷物の軽量化を目指してみてはいかがでしょうか。
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