保温着の進化が止まらない!化繊とダウンのいいとこ取りなパタゴニア「マクロ・パフ」

2021/12/22 更新

保温着といえば温かくて軽いダウンが定番ですよね。でもダウンは水濡れに弱い特性があり、山での用途が限られてしまう欠点があります。そこでおすすめしたいのが抜群の温かさと濡れに強い特徴をもつパタゴニアの化繊インサレーション「マクロ・パフ」。その保温性や質感、軽さはまさにダウン。マクロ・パフの特徴や、「マイクロ・パフ」「ナノ・パフ」との違いを紹介します!

目次

アイキャッチ画像撮影:筆者

化繊の概念をくつがえすインサレーションがあった!

寒い時期の登山に欠かせない保温着

出典:PIXTA

身体を温かく保つ「保温着」は快適な登山を楽しむための必需品。その代表ともいえるダウンは軽くて温かい優秀な素材です。しかし、ダウンは濡れると保温機能が低下し、簡単には乾かないという弱点も。山での体温低下は命に関わることさえあります。

撮影:筆者(メンズ・マクロ・パフ・フーディ ¥50,600[税込])

そこで活躍するのが「化繊インサレーション」。化繊には水分を含んでも保温性が低下しにくい特徴があるため、濡れを気にせず使えるメリットがあります。とはいえ一般的には、ダウンに比べると重く、質量当たりの保温性が劣るとされており、一長一短なのも否めないところ。

そんな化繊の概念を覆してしまったのが、パタゴニアの化繊インサレーションウェア『マクロ・パフ』。水に強い化繊の特徴とダウンのような温かさと軽さ、質感を持ち合わせた逸材なのです。

《まるでダウン》 マクロ・パフの核となる「プルマフィル」とは?

撮影:筆者(135グラムのプルマフィルを封入。袖とサイドのみ90グラム)

マクロ・パフは2019年にパタゴニアからリリースされた厚手のインサレーション。同社の超軽量インサレーション『マイクロ・パフ』の兄弟分にあたり、マイクロ・パフの2倍近い中綿を封入することで保温性を格段に高めることに成功しました。

プルマフィル

Kyle Sparks© Patagonia, Inc.

そのカギとなるのが、パタゴニア独自開発の中綿素材「プルマフィル」。羽毛に似たヒモ状の構造を持ち、少量でも保温性が確保できるという特徴があります。

このプルマフィルの機能が、マクロ・パフが化繊とダウンの特性を両立することを可能にしました。

1.低温下での停滞・行動に最適

低温下での停滞・行動

出典:PIXTA(写真はイメージ)

マクロ・パフは冬季登山のような極限の環境下にも対応する保温性を持ちます。登山中の停滞時やビバーク時、稜線上での行動など、寒さを感じる場面でハードシェルの上からでもサッとレイヤリングでき、かつ行動着として使える透湿性も備えています。

2.濡れを気にせず使える

出典:PIXTA(写真はイメージ)

濡れを気にせず使えるマクロ・パフは、山でガシガシ使えるのも魅力。たとえば雪の降るなかでのテント設営、結露の多い秋冬のテント泊など、ダウンだと心配な場面でも安心です。山での滞在が長いほど、様々なリスクをカバーする重要なアイテムとなります。

撮影:筆者

表地は耐水性を備えており、乾いた雪であれば問題なく対応可能。雨や湿った雪でも短時間であれば濡れを防げそうです。

撥水性能は少しずつ低下していくので、定期的なメンテナンスも忘れずに。化繊インサレーションはダウンに比べて自宅で洗濯しやすいメリットもあります。

3.ダウン級の軽量性

撮影:筆者(シェルの立体構造により腕の動きやすさも文句なし)

羽毛に似たプルマフィルの構造は、ダウンのような軽さを実現しています。

マクロ・パフ・フーディの重量は425g(メンズMサイズ)。パタゴニアの定番ダウン「ダウン・セーター・フーディ」の428g(メンズMサイズ)とほとんど変わらない重さです。

撮影:筆者

この軽量性を可能にした要素のひとつに独特のキルトパターンがあります。ヒモ状の繊維であるプルマフィルを縦に並べて縫いつけることで、必要最低限の材料でウェア内の空気が循環する構造を実現。大幅な軽量化を可能にしました。

実際の着用感は? マクロ・パフを細かくチェック

ここからはマクロ・パフの着用感やディテールをみていきましょう。

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