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<パタゴニア>の化繊インサレーションを徹底レビュー!

でも、PCやスマートフォンの画面で見比べただけでは、各モデルの違いを正確に把握することは難しいもの。そこで実物を着用して、特長と共にオススメの使用シーンを確かめてみました!
「DASパーカ」は、ラインナップのなかでNo.1の保温力!

当時から変わらず、化繊インサレーションの中で最も保温性に優れるジャケットに位置づけられています。2020年に4年ぶりの復活を果たしましたが、いったい何が変わったのでしょうか。
もっとも大きな変更点は、大幅な軽量化!

これを可能にしたのが「クロスコアテクノロジー」。体積の99.8%以上に空気を含む断熱性の高い素材“エアロゲル”を、中綿の繊維の一本一本に混ぜ込むという技術です。これにより、高い断熱性と保温性を維持しつつ、中綿量を減らせるようになっています。

冬季登山に最適! ディティールをチェック
水濡れに強く最高の保温性を誇る「DASパーカ」は、冬季登山にこそ連れ出したいジャケットと言えます。その特長を見ていきましょう!ハードシェルジャケットの上から余裕で羽織れる
ベースレイヤーとベストの上から羽織った状態がこちら。さすがもっとも保温性が高いジャケットだけあって、全体的にボリュームがあり、包まれている感覚が半端ないです。
筆者は普段からパタゴニアのウェアはSサイズを着ているのですが、他の商品と比べると、DASパーカはサイズがやや大きい印象です。
そのため、ハードシェルジャケットの上からも余裕で羽織ることが可能。窮屈に感じることはありません。
冷たい風に吹かれながらの休憩時など、ハードシェルジャケットを着たままサッと袖を通せるので、素早く寒さから体を守れるのがいいですね。
袖口や裾からの冷気の侵入をシャットアウト

それだけでなく、このループは内側で袖口を一周しているので、指をかけることで袖口が絞られる仕組み。自動的に冷気の侵入を遮断できるのです。

袖口のサムループと共に、最高の温かさを提供するために、隅々まで考えられた結果の機能と言えるでしょう。
ドローコードは大きいボタンで操作しやすい

しかし「DASパーカ」のリリースボタンは、意図的に大きい形をしているので、ボタンが見つけられないなど、手間取ることなく簡単に操作できます。
内側にもポケットあり!

(※手汗で内側まで濡れた場合は完全に乾かせないので、予備グローブは必ず持参しましょう!)
超撥水で降雪もヘッチャラ

さらに、生地感が柔らかい点も特筆すべきところ。まるで布団に包まれているようなソフトな着心地で気持ちがいいです。
付属のスタッフサックに収納可能

汚れを気にするなら収納袋を使うべきだと思いますが、そうでなければ、そのままバックパックに突っ込んで持ち運んだ方が、使い勝手はいいかもしれません。
クライミングシーンには、さらにオススメ!
実は「DASパーカ」には、クライミング時のビレイ用ジャケットとして開発された経緯があります。クライミングシーンで役立つ機能を見ていきましょう。ヘルメット対応フード


ビレイしやすいダブルジッパー

軽量性を追求した「DASライト・フーディ」も展開

耐久撥水加工を施したシェルの素材は共通ですが、中綿には耐水性を備え、羽のように軽い“プルマフィル”を採用しています。
保温力は「DASパーカ」の方が高いものの、シンプルな機能にすることで「ライト」の名の通り超軽量に仕上げられています。
▼「DASライト・フーディ」について詳しくはこちら
ダウンジャケットよりはるか上の使いやすさがGood!

最後に、書ききれなかった「DASパーカ」の特長を挙げると、「気疲れしない」点がポイントと言えるでしょう。
ダウンジャケットは「濡れたらどうしよう」「破けたらどうしよう」「ロフトが潰れたらどうしよう」など、扱いで気にかけることが結構多いですよね。その点、化繊インサレーションの「DASパーカ」は、そのストレスがゼロ。
潰れた状態からも素早くロフトが復元するので、バックパックの中にギュウギュウに突っ込んでも問題ありません。この扱いやすさを、ぜひ多くの方に知ってもらいたいです!
メンズ・DASパーカ

ウィメンズ・DASパーカ
