登山ルートが豊富な関西。山と山とをつないでみよう!
金剛山・葛城山・六甲山など関西近郊の人気の山々には、まるで毛細血管のようにさまざまな登山コースが設けられています。
それぞれの山でも工夫次第で何パターンもの登山コースが設定できますが、今回オススメしたいのは縦走コース。複数のピークをつなぐことで常に景色が変化していくので、飽きることなく歩くことができるのが何と言っても縦走の魅力です。
歩きごたえのあるロングコースを踏破すると、達成感も抜群。今回はそんな関西周辺の日帰り可能で歩きごたえのある縦走コースをご紹介します。
【1】蜻蛉の滝〜青根ヶ峰〜奥千本〜下千本
- 【体力レベル】★★★☆☆
- 日帰り
- コース全長:約12.5km
- コースタイム:約5時間40分
- 【技術的難易度】★★☆☆☆
- ・登山装備が必要
・登山経験、地図読み能力があることが望ましい
- *交通アクセス*
- ・往路:大阪阿部野橋駅〜橿原神宮駅・近鉄南大阪線で約36分/橿原神宮駅〜大和上市駅・近鉄吉野線で約51分/大和上市駅〜大滝・奈良交通バスで約19分
・復路:吉野駅〜大阪阿部野橋駅・近鉄特急で約77分
コースのポイント
一目千本で知られる言わずと知れた桜名所・吉野山。観光で訪れることが多い場所ですが、縦走することで寺社以外の自然景観や西行法師・松尾芭蕉など古典文学ゆかりの史跡にも出会うことができ、より味わい深い登山に。落差50mを誇り天気の良い日には虹がかかることもある蜻蛉(せいれい)の滝から吉野山最高地点の青根ヶ峰へ登り、奥千本〜上千本〜中千本〜下千本と下る縦走コースです。
桜の開花時期は年によって変わりますが、このルートなら下千本から奥千本へと標高を上げながら移ろう見頃の桜をルートのどこかでキャッチすることが可能。意外と知られていませんが、11月の紅葉も見事なコースです。