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食べないで!よく出会う毒キノコ 20種を紹介【写真付き】(2ページ目)

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⑧ツキヨタケ

ツキヨタケ
出典:PIXTA

夏~秋(特に秋)にブナ、イタヤカエデなどの樹に重なり合って発生します。
傘は10~20cm程度の大型の半円形で、初め黄褐色、成熟すると紫褐色~暗紫褐色になります。肉厚なのでシイタケとの誤食注意です!
日本で起こる、キノコ中毒の御三家のうちの一つです。

  • 食べた後の症状
    30分~1時間程で嘔吐・下痢・腹痛などの消化器系の中毒症状が現れます。痙攣を伴う場合もありますが、翌日から10日程度で回復します。
  • 似ているキノコ
    ヒラタケ、ムキタケ、シイタケ

⑨クサウラベニタケ

毒キノコのクサウラベニタケ
出典:PIXTA

夏~秋に広葉樹の地上に発生します。
3~10cm程度の傘は灰色~黄土色で、茶色のものもあります。 乾燥時は絹のような光沢があり、湿潤時は濡れたような色ムラがと粘性があります。粉臭さやガス臭さも特徴です。
また、クサウラベニタケのひだは、小さいときは白いですが、成熟するとピンク色になります。
日本で起こる、キノコ中毒の御三家のうちの一つです。

  • 食べた後の症状
    摂食後10分から数時間で嘔吐・下痢・腹痛など消化器系中毒症状を発症します。発汗など神経系中毒の症状も現れ、死亡例も報告されています。
  • 似ているキノコ
    ウラベニホテイシメジ、ホンシメジ、ハタケシメジ

⑩ニガクリタケ

ニガクリタケ
出典:PIXTA

ほぼ一年中見ることができ、針葉樹、広葉樹の木材や切り株などに発生します。
鮮黄色から淡褐色の傘は2~5cm程度と小型。柄は2~12cmで、傘とほぼ同じ色。生だと非常に苦いということで区別できるとか。

  • 食べた後の症状
    3時間程度で強い腹痛・激しい嘔吐・下痢・悪寒などの症状が現れます。
    重症の場合は、脱水症状・アシドーシス・痙攣・ショックが起こり、最悪の場合死に至ります。
    ※このような症状を引き起こすとされていますが、別の猛毒キノコ(コレラタケ)が混ざっていたのではないかと推定されています。
  • 似ているキノコ
    クリタケ、エノキタケ、ナメコ

⑪コレラタケ

コレラタケ
出典:photolibrary

秋のやや遅い時期に、スギなどの朽木や古いおがくず、ゴミ捨て場に単生または群生します。
傘は2~5cmと小型で、湿っているときは暗肉桂色、乾くと中央部から明るい淡黄色になります。誤食注意です!!

  • 食べた後の症状
    食後6~24時間で名前の通りコレラの様な激しい下痢が起こり、一旦回復しますが、その後2~7日後に肝臓、腎臓などの著しい機能低下による劇症肝炎や腎不全症状が起こり、最悪の場合死に至ります。
    毒成分はドクツルタケ等の猛毒テングタケと同じであるため、2段階の中毒を経て死に至る危険度の高いキノコです。
  • 似ているキノコ
    センボンイチメガサ、クリタケ、ナラタケ、エノキタケ、ナメコ

⑫タマシロオニタケ

毒キノコのタマシロオニタケ
出典:PIXTA

夏から秋にかけてブナ、ミズナラ、アカマツ、コナラ、シイ、カシなどの林内地上に発生します。
傘は径3~7cmで、半球形から平形に変化していきます。柄は真っ直ぐで、全体的に白色で無味無臭なのが特徴です。

  • 食べた後の症状
    腹痛・嘔吐・下痢等の消化器系の中毒と痙攣などの神経系の中毒を起こします。
  • 似ているキノコ
    食用キノコでは似ている種はありません。
    近縁種では、シロオニタケ、コシロオニタケ、ササクレシロオニタケ

⑬シャグマアミガサタケ

毒キノコのシャグマアミガサタケ
出典:PIXTA

春に針葉樹下の地上に発生します。高さは5~8cm以上。
黄褐色から赤褐色の頭部はいかにもグロテスクな見た目で、脳のような凹凸やしわがあります。

  • 食べた後の症状
    最初は消化器系の症状(吐き気・嘔吐・激しい下痢と腹痛)が現れ、その後に痙攣などを起こします。重症の場合には肝障害・発熱・めまい・血圧降下などが現れ、意識障害、消化器系の出血を経て、最悪の場合には2~4日で死に至ることも。
  • 似ているキノコ
    食用キノコでは似ている種はありません。
    近縁種では、知名度が低い種ではありますが、ヒグマアミガサタケ、オオカサノボリリュウ、マルミノノボリリュウ、オオシャグマタケ

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