食中毒事故も多い要注意キノコ!暗い場所で光る「ツキヨタケ(月夜茸)」

2020/07/16 更新

ツキヨタケ(月夜茸)に関する特集です。ヒラタケに似ていて見分け方も難しい、光るツキヨタケについてご紹介します。日本を中心に分布しているため、目にすることも多いかもしれませんが、毒があるため注意が必要。写真から違いを知って口にしないように!


アイキャッチ画像出典:PIXTA

ツキヨタケ(月夜茸)とは

ツキヨタケの画像出典:PIXTA

ツキヨタケの見た目の特徴は?

カサは8cm~25cmと幅広い大きさで、半円の形、まれに円形をしています。色の濃い小鱗片を持つことも。ヒダは白色で、発光性があるため、真っ暗な場所ではうっすら光っているのを見ることができるでしょう。表面は老成するにつれ紫褐色・黄褐色になります。

ツキヨタケの分布は?

ツキヨタケ 出典:PIXTA
晩夏から秋にかけて発生します。日本では北海道南部以南を中心に九州まで、極東ロシアや中国東北部にも分布。ブナの倒木や切り株などの上に重なり合うように発生します。

食べたらどんな症状が起こるの?

ツキヨタケの群生
出典:PIXTA
食後30分~3時間で発症。下痢や嘔吐、腹痛が起こります。
ひどい場合は痙攣や脱水、アシドーシス、ショックを引き起こします。過去には死亡例もあるため注意が必要。
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他のキノコとも似ているツキヨタケ。その見分け方とは…?

ツキヨタケとヒラタケの見分け方

1.裂いて見える黒いシミ

出典:PIXTA
ツキヨタケを縦に裂いてカサと柄の間を見ると、肉に黒っぽいシミがあります。ただ、ツキヨタケでもこのシミがほとんどない場合もありますので注意してください。

2.夜に光るか・リングがあるか

出典:PIXTA
ツキヨタケは、暗い場所で見ると弱い発光が見えます(これが和名の由来)。
また柄とヒダとの境にリングのような隆起帯があるので確認しましょう。

3.発生時期を確認

出典:PIXTA
ツキヨタケは夏の終わりから秋にかけて。ヒラタケは秋の終わりから春に発生します。ただ、秋の終わりにもツキヨタケが生えている場合があるので時期だけで判断しないように!

正しい知識を持って

ツキヨタケの画像
出典:PIXTA
ツキヨタケはシイタケやヒラタケ、ムキタケなどとよく似ているため、間違って食べてしまうことが多いキノコ。日本では食中毒事故の事例も非常に多いキノコです。
見た目だけですぐ判断するのではなく、今回ご紹介したような「見分け方の違い」などの知識をしっかり持って慎重に判断してくださいね。
見分けるのも難しいため、少しの知識だけでは絶対に食べないことをおすすめします。

【記事監修】
国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所フェロー 根田氏
東京農業大学 教授 橋本氏

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Naomi
Naomi

京都府生まれ千葉育ち。17歳でオーストラリアに留学し、広大な酪農地帯で花の高校生活を牛とともに過ごす。以来オーストラリアが第二の故郷。舞台女優、ダンサーとして活動する一方で英会話の講師、ダンス講師を掛け持ちながらライターとしても活動中。わかりやすく、伝わりやすい記事作成を心がけて奮闘中。 個人Blog:http://ameblo.jp/bush-fire/ Twitter:a_napple

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