富士登山ってどんな装備が必要なの?
「富~士は日本一の山♪」と歌(文部省唱歌『ふじの山』作詞:巌谷小波 作曲:不詳)にも歌われ、日本のシンボル的な存在を誇ってきた富士山。世界遺産にも選定され、今や日本人だけでなく海外からも注目されています。そんな日本一の高い山「富士山」は一度は登ってみたい憧れの山ではないでしょうか。
備えることは意外に多い
しかし、富士の頂にたどり着くことは生易しいものではありません。意外に歩きにくい火山礫の道に対応する登山靴、標高が高いがゆえに防寒具や天候悪化に対する備えであるレインウェアは必須。そう、備えることは思っているよりたくさんあるんです。そのほかにもザックやストック・ヘッドランプなどなど…。
今後のことを考えると…借りる?買う?
初めての富士登山をいい思い出として残すためにも、しっかりとした備えをしてチャレンジしたいもの。でも、たくさん備えるということはある程度のお金がかかるという現実からは避けられません。
現実問題、装備はレンタルするか購入するするかという2つの方法に絞られます。それぞれのメリットとデメリットを考えてみましょう。
長 所 | 短 所 | |
---|---|---|
レンタル | ・準備を考える手間が省ける。 ・移動がラク。 | ・1回限り。 ・値段が意外に高い。 (参考価格:7点セット13,000円) |
購 入 | ・今後も登山をするなら何度でも使える。 | ・今後登山をしないと邪魔になる。 ・新品は高い。 |
…もしかして、いいとこどりできない?
レンタルのデメリットは「1回限り」という点。では、”購入”で話を進めてみましょう。購入のデメリットは「値段が高い」ことと「今後使わないかもしれない」こと。じゃ、できるだけ安く、しかもお得感が感じられる準備をすれば…費用面の心配もクリアできるかも!?
格安で準備…やってみよう!
富士登山へのチャレンジを考えている人は意外に多いのではないでしょうか。でも、費用が…となかばあきらめている人へこそ、「できるだけ安く」「今後もできるだけ使える」そして「お得感を感じられる」富士登山の準備のためのヒントをご紹介します。
【その1】フリマ・オークションアプリの活用
アイテムを安く手に入れる手段といえば、まず思いつくのはフリマやオークション。最近はアプリでスマホから手軽にラクにできるようにもなりました。運が良ければめちゃくちゃ安く手に入るときも!
たとえば…モンベルトレッキングシューズ(メンズ)→2,800円
たとえば…ショートスパッツ→499円
しかも、どうしても不要になれば譲ることもできます。
※フリマアプリの場合は、新品と違い道具の破損や故障の可能性がゼロではありません。よく確認のうえ取引(購入)されるのをお勧めします。
【その2】リサイクル(リユース)ショップを利用する
実際に商品を見てから、触ってから選びたい!という人にはリサイクルショップやリユースショップもおすすめ。まだまだ使えるリユース品をリーズナブルに手に入れるチャンスが。運が良ければ、ほぼ新品商品も!
たとえば…グレゴリーのザック→3,900円
どうしても不要になれば、買い取ってもらうこともOKです。
「お店に行く時間が無い」「お店が遠い」という方は、ネットショップもおすすめ。
「UZD(ユーズド)」では中古の登山用品を数多く取り揃えています。商品の状態はS~Dのランク記載があるので、中古購入が初めての方でもランクをチェックすれば安心してお買い物ができます。Bランク以上であれば、比較的状態が良いものが多いですよ。
【その3】格安アウトドアショップを利用する
アウトドアアイテムに限定した格安ショップを利用する手もあります。「デカトロン」はフランス発祥の総合スポーツ専門店。とにかく安い、品ぞろえが豊富、デザインもいい、の3拍子揃った格安派の強い味方です。日本にはまだまだ店舗は少ないので今後に期待!ですが、オンラインショップもあるので活用してみましょう。
デカトロン 日本公式オンラインショップ
たとえば…ストック→1,890円 ヘッドランプ→1,190円
【その4】登山用品以外で代用する
最近の作業着専門店では、外で快適に作業できる進化した作業着が販売されています。防水機能付きの蒸れないレインウェアや速乾シャツもあります。比較的お手頃で、しかもデザインもオシャレなのがうれしいですね。
たとえば…ワークマン 透湿レインスーツ上下セット→2,900円
カラー:3色
重量:約390g
素材:ポリエステル100%(透湿防水コーティング)
たとえば…ワークマン 速乾Tシャツ→499円
カラー:4色
素材:ポリエステル100%
※登山は自己責任が原則です。機能面では登山アイテムとして大丈夫でも環境によっては不向きなものもありますので、少しでもリスクの可能性がある場合は使用を控えることをおすすめします。
【その5】登山シーン以外に使えるものを選ぶ
登山の準備に購入するアイテムをほかのシーンでも使えればお得な感じがしませんか? たとえば、防寒着としてのウインドブレーカーはキャンプや釣りのアウトドア、普段のスポーツやトレーニングでも十分活用可能。おしゃれなデザインならタウンユースやフェスにも!
【その6】すでに持っているものを使う
普段から使用しているフリースやダウンジャケットは防寒具に、ポリエステル100%の速乾Tシャツなどは場合によっては使用できるかも。登山に詳しい人に相談してみると、意外に身の回りのもので揃えられるかもしれませんよ
※登山は自己責任が原則です。機能面では登山アイテムとして大丈夫でも環境によっては不向きなものもありますので、少しでもリスクの可能性がある場合は使用を控えることをおすすめします。