登山用ザックのサイズ

このたくさんの中から、自分に合ったザック探せますか?

「え?普段使っているザック(リュック)で平気でしょ?!」と思ったそこのアナタ!もちろん最初はそれでいいんです。ただ、登山用と街用のザックには、びっくりするくらい快適度の違いが!
まずはこちらの記事をチェックしてみてくださいね。
登山用ザックのサイズとは?

登山用ザックのサイズは基本的に、背面長の長さで選びます。 メーカーやザックの種類によって、1つのモデルでS/M/Lなどと何サイズか用意されているザックや、ワンサイズのみのザック等さまざま。

▼例)GREGORYのザック 背面長に対するサイズ対応表

サイズが合わないとどうなる?
サイズの違いを数字で見ると少しの違いに見えますが、実際背負ってみると大きく異なります。サイズが合っていないザックを背負った場合、『肩・腕が擦れて痛い』といったことが起こります。登山時間が長くなればなるほど、身体への負担が大きくなります。ぴったりサイズを見つけるためには、ザックの正しい背負い方が大事
では実際にどんなサイズが体に適しているのでしょうか?ぴったりのサイズを見つけるには、正しくザックを背負う必要があります。まずは正しい背負い方を紹介します。①ウエストベルト(腰のあたりについている紐)を装着


②ショルダーハーネス(背負う紐)を調整

③肩のあたりにある紐(ロードリフトストラップ)を引いて密着させる
この紐を引くことで、ザックと身体との密着性をUPさせます。ただしこの紐は引っ張りすぎないよう、注意してください。理由は後程説明します。
④チェストストラップ(胸のあたりについている紐)を装着

ただし、あまりきつく締めすぎると擦れて痛く、緩すぎても脇のあたりが擦れて痛いので、適度に締めましょう。
⑤完成!

▼ザックについている難しい言葉たち…それぞれの名前や役割を知りたい人はこちら!
「サイズが合ってない」場合、どう見極めるの?
自分にぴったりのザック、簡単に選べそうじゃないですか?では、どこを見て「サイズが合っていない」と判断すればいいのでしょうか?①ショルダーストラップの位置

ザックを背負い、ショルダーストラップを調整した時に、ショルダーストラップの調整パーツが脇から少し下に来るのが正しいサイズ。
サイズが大きい場合は?

ショルダーストラップが長くなるので、パーツが脇のだいぶ下、あばら骨のあたりにきます。歩く時に前腕が擦れて痛くなってしまう可能性があります。
サイズが小さい場合は?

逆にザックのサイズが小さい場合はショルダーストラップも短くなるため、パーツがちょうど脇のあたりにきます。歩く時に脇が擦れたり、食い込んで痛くなる可能性があります。
②肩に隙間があるか、ないか

●サイズが大きい
サイズが大きい場合背面長も長くなるため、ショルダーストラップが出る位置も高くなっています。そのため、肩に隙間ができてしまいます。
●ロードリフトストラップを引きすぎている
ザックのサイズは正しいのに、ロードリフトストラップを引きすぎると隙間ができてしまいます。ついついギュッといっぱい引っ張ってしまうので、最初は鏡を見て確認するといいですよ。
▼ロードリフトストラップを引きすぎると他にも影響が!
自分サイズのザックで、より快適な登山を!

教えてもらったポイントを参考に、自分好みの心地よいザックを探しましょう。
石井スポーツでは、登山初心者の方に向けた講習を随時行っております。
『登山の楽しさとは?計画は?自分が登れる山は?』から『装備は何が必要?』など、登山初心者が感じる疑問について教えてくれます。気になる方はぜひHPをチェックしてみてください!
