景色を楽しみたい! でも、どこの山に行こう?
登山の楽しみの1つといえば、登山道や山頂から見ることができる自然の風景。自分の住む街並みであったり、美しいお花畑や爽快な稜線、息を呑むような絶壁など、様々な景色が目を楽しませてくれます。
そんな絶景を求めて登山をしようにも、日本の山は数知れず、次の山行はどこに行こうか悩んでしまいませんか? そこで今回は、思いっきり景色を堪能できる山を厳選してご紹介します。ちょっと異彩を放つ景色の山を集めてみましたよ!
こんな山もあったんだ! ここだけの景色を楽しめる山5座
素晴らしい絶景が見られる数々の山の中から、その山ならではの景色を楽しめてかつ気軽に足を運べる山を5つご紹介します。どこに行こうか迷ったら、この中からひとつ絶景を選んで出かけてみるのはいかがでしょうか?
蔵王地蔵山(山形)
宮城県と山形県の両県南部の県境に位置し、47個の火山を含んだ連峰である「蔵王山」。その連峰のひとつである地蔵山山頂(標高1,736m)は、360度の大パノラマの絶景が広がり、蔵王の雄大な自然を堪能することができます。ロープウェイで山麓から一気に頂上付近まで上がることができるのが、登山初心者にも嬉しいポイントです。
【ビューポイント】お地蔵さんとモンスターが出現!?
標高1,660m付近には、なんと高さ2.34mの大きな蔵王地蔵尊が鎮座。200年以上昔に建立されて以後、「災難よけ地蔵」と呼ばれ古来より信仰の対象となってきました。現在も「祈願すればあらゆる願いが叶う」とされ、多くの人が祈願に訪れます。叶えたい願い事がある人は、ぜひ訪れてみては?
さらに、冬の地蔵山の山頂付近には雪をかぶったモンスターが出現! まさにモンスターが群れをなしているような無数の樹氷が立ち並ぶ圧巻の光景です。蔵王の樹氷は特別な気象条件の元に作り出される、世界的にもとても貴重なもの。樹木に着氷、着雪を繰り返すことで10mほどの高さに成長することもあります。
樹氷は12月下旬からできはじめ、1月下旬〜3月上旬が見頃。夜はライトアップされ、昼間とはまた違う幻想的な光景に。毎シーズン多くの人が訪れる冬の風物詩になっています。
日向山(山梨)
山梨県北杜市の尾白川渓谷の先から登る日向山(標高1,660m)。登山口までのアクセスもよく、樹林帯メインの登山道を経て短時間で山頂へ。とても歩きやすく気持ちの良いコースなので初心者やファミリー登山にも向いています。
【ビューポイント】まるでビーチ!山なのに白い砂浜!?
そんな日向山では、樹林帯を抜けると突如、まるで砂浜のような景色が山頂の西側に広がります。「雁ヶ原」といわれるこの白砂の地は、八ヶ岳の山々、甲斐駒ケ岳や鳳凰三山、富士山まで望むことができる展望スポット。 雁ヶ原に抜ける手前は広いので、景色を楽しみながらお弁当を食べたりゆっくりと過ごすことができるのも魅力です。晴れた日の青空と白砂のコントラストは見事。一見の価値ありです!
▼日向山をもっと詳しく見てみよう!
お次は天空のリゾートをご紹介!