登山用語の「お花畑」って知ってる?
花がいっぱい咲いている場所のことを指す「花畑」。2種類あるのをご存知ですか?
1つはどの辞書にも記載されている通りの「草花を栽培する畑」。もう1つは高山帯で見られる「高山植物が群生している場所」という意味での登山用語のお花畑です。
観光スポットや公園などで見られるお花畑は、人手によって栽培されたものがほとんどですが、山のお花畑は天然そのもの。限られた時期にしか見ることができないので、多くの人がお花畑の時期の登山を楽しみにしています。
氷河期に北方から日本に南下してきたといわれている高山植物は、低山帯で見られるものもあれば、低山植物や木などの敵がいない、森林限界を超えた寒冷な場所に生息している種まで様々。過酷な環境でも堂々と咲き誇る姿には、どんな登山者をも魅了する力強さがあります。
そんな美しい自然のお花畑を、あなたも間近で見てみたいと思いませんか?
登ってでも見たい! 山のお花畑ってどんなの?
花にはリラックス効果があると言われており、登山の道中、疲れがたまってきた頃に高山植物に出会うと、しんどい気持ちが和らいだりするものです。そんな、みんなが思わず癒されたお花畑の風景を見てみましょう。
三毳山×カタクリ
白山×チングルマ
大山×シモツケソウ
霧ケ峰×ニッコウキスゲ
山と空と花のコントラストがなんともビューティフル! カメラに収めずにはいられない絶景が広がっています。「むむむ……こんな夢の世界のようなお花畑をこの目で見てみたい!」と思い始めてきたのでは!?
いったい、お花畑はどこの山でいつ見られるのでしょうか?