長ッ……!ドMな人にはたまらない? 階段が多い山9座
全国の階段が多い山ファンの皆さま、お待たせしました!関東、関西、九州の階段の多い山をご紹介します。
塔ノ岳/丹沢
神奈川県丹沢山地の南に位置する塔ノ岳。都心からの好アクセスと、山頂1,491mからの好展望が人気で、週末には多くの登山客が訪れます。
主なルートは表尾根と大倉尾根の二本。このうち大倉尾根は、全長約7km、標高差約1,200m、展望も少なく長い階段がだらだらと続きます。そんな大倉尾根についた別称(蔑称)は「バカ尾根」です。
氷室山~天目山/群馬県
群馬県を代表する山の一つ榛名山、頂上部にはカルデラ湖の榛名湖があります。湖の周囲を外輪山が取り囲んでおり天目山はその一座。山頂部からは榛名湖と円錐型が綺麗な榛名富士を展望することができます。
この天目山から隣接する氷室山までの縦走路は、急なアップダウンを繰り返しそのほとんどが階段。短い距離ながら確実に体力を削っていきます。
筑波山(薬王院コース)/茨城県
関東の名山として名高い筑波山にも長ーい階段が待ち受けるコースがあります。それが薬王院から出発し、男体山の自然研究路に合流する「薬王院コース」です。
比較的マイナーな登山道で距離は2,500mと筑波山の中ではロングコース。とりわけキツいのがつづら折りの階段で、800に迫る段数があるとか。ロープウェイとは対極にあるような過酷なコースです。
子王山/群馬県
標高550mの子王山は、浅間山、妙義山、榛名山と群馬県を代表する山を一望できる山として知られています。
もう一つこの山で有名なのが山腹から頂上、下山路まで続く長い階段です。その名も「二千階段」。つまりこの小さな山のほとんどの登山道が階段なのです。階段好きな人にはたまらない山なのでは?
仏頂山/茨城県
茨城県と栃木県の県境に位置する仏頂山。標高は430mと高くはありませんが、国内では珍しいセミの仲間ヒメハルゼミの発生地として国の天然記念物にも指定されているユニークな山です。
そして階段が多いのもこの山の特徴。『関東ふれあいの道には階段が多い』という通説を裏付けるかのように、次から次へと階段が現れます。
音羽山/滋賀県・京都府
琵琶湖の南西に位置する音羽山。標高は593m、中腹には牛尾観音として有名な牛尾山法厳寺があります。開けた山頂からは眼下に琵琶湖が広がる好展望です。
大谷駅から山頂へと至るコースは麓から尾根に出るまで階段が連続します。実際にカウントした人の記録によると段数は605段にもなるとか。階段好きのあなたならこのコースを往路に選ぶはず。