ソロキャンプ用のテントはどれがいい? 選ぶときのチェックポイント
①用途|どんなシーンで使う?
ソロキャンプといっても、そのスタイルは様々。オートキャンプ、デイキャンプ、キャンプツーリングなど、目的や使う場所によって選ぶべきテントは異なります。
使用シーンに適した設計のテントを選びましょう。
②スペック|サイズと重量は?
自分で全ての荷物を運搬するソロキャンプでは、テントの軽さも重要です。
しかし、コンパクトさだけで選ぶと、設営していざ入ったら思ったよりも狭いなんてことも。1人でも広々使いたい、荷物をテント内で保管したい人は+1人の2人用テント、コンパクトさ重視の人は1人用を選ぶのもありです。
キャンプ場までの移動手段を踏まえた携行性や、前室の広さや居住性などのスペックをよく確認しましょう。
③使い勝手|設営・撤収のしやすさは?
ポールをテント本体のスリーブに通す「スリーブ式」や、テント本体をフレームに引っかける「吊り下げ式」、中央にポールを立てるだけの「ワンポールテント」など、設営方法は様々。
ソロテントは簡単かつ短時間で設営ができる設計になっているものが多いですが、店員さんや使っている人の話も聞いて、自分が立てやすいと感じるモデルを選びましょう。
④使用シーズン・環境|ダブルウォール or シングルウォール?
テントには「シングルウォール」と「ダブルウォール」の大きく2種類があります。
本体+フライシートを使用するダブルウォールタイプは防水・透湿性が高いこと、また前室(土間)をつくれるので、荷物を置けるというメリットがあります。その分、重量は重くなる傾向。シングルウォールは軽量な反面、結露しやすく、テント内が濡れてしまう可能性も。
使う季節や状況に合わせて選ぶことをおすすめします。
【1】コスパ良さも魅力の定番|Coleman(コールマン)

キャンプブランドの王道<コールマン>のテントは、初心者から上級者向けまで種類が豊富。中でも定番のドームテントは、一人でも設営しやすいのでソロキャンプにおすすめです。
ツーリングドーム ST
ソロキャンプ好きで有名なお笑い芸人、ヒロシさんの愛用モデルとしても知られるツーリングドームST。お手頃価格で、設営も簡単。オールシーズン使えるのでソロキャンプ初心者におすすめです。
【用途】ツーリング、オートキャンプ
ツーリングドーム ST+
日光を90%以上ブロックしてくれるダークルームテクノロジーを採用。これにより温度上昇を抑えられるので、真夏でも涼しく快適に過ごせます。必要に応じた採光も可能です。
【用途】ツーリング、オートキャンプ
ダブルウォール/吊り下げ式
クイックアップドーム S+
設営、撤収の簡単さが群を抜くポップアップ式テントです。ダークルームテクノロジーが日光を90%以上ブロック。テント内の温度上昇を抑えるので、真夏でもぐっすり眠れます。
【用途】ツーリング、オートキャンプ
【2】機能とデザインを両立|Snow Peak(スノーピーク)
シンプルなデザインと抜群の耐久性が魅力の<スノーピーク>。どれも設営しやすいので、初心者でも安心して利用できます。製品には一切保証書をつけず、製造上の欠陥が原因の場合は、無料で修理または交換するのがブランドポリシー。長年愛用できる高い機能性とアフターサービスが強みです。
ヘキサイーズ 1
一人の時間を豊かに過ごせるようデザインされたテント。天井の高くゆったりした前室スペースのおかげで、雨でも生活空間を確保できます。フルパネル、フルメッシュにもアレンジ可能です。
【用途】ツーリング、オートキャンプ
アメニティドーム S
エントリーモデルの定番といえばアメニティドームS。フレームに高品質のジュラルミンを使用し、軽量かつ弾力性が高く、風に強い構造になっています。ゆったりした前室と設営のし易さも◎です。
【用途】ツーリング、オートキャンプ
ランドブリーズPro.1
頑丈で耐久性の強い魚座型フレームを採用したランドブリーズPro.1。使用頻度の多い中級者向けのソロテントです。天井部は開閉可能なベンチレーションがついているので、テント上部に止まりがちな熱気を効率よく排出できます。
【用途】ツーリング、オートキャンプ
【3】簡単設営で居住性も◎|mont-bell(モンベル)
日本のアウトドアシーンを想定してデザインされている<モンベル>のテントは、登山用、キャンプ用を含め10種類近いモデルが発表されています。シンプル設計で設営簡単、強度や耐久性も高いので初心者に安心しておすすめできるブランドです。
ムーンライトテント 1型
月明かり(ムーンライト)の中でも簡単に設営できる、モンベルの誇るベストセラーモデルです。防水性・通気性が高く蒸れにくい構造になっており、春〜秋の使用に適しています。
【用途】無雪期登山、カヌーツーリング、自転車ツーリング
※本体重量はポール、レインフライを含む重量です。( )内はペグ、張り綱、スタッフバッグを含む総重量です。
クロノスドーム 1型
独自のバーティカル・クロス・システム(特許取得済)により、広い居住空間を実現した3シーズン対応テント。コンパクトかつ広々した前室がとれるので、ツーリングにぴったりです。
【用途】カヌーツーリング、自転車ツーリング、無雪期登山、キャンプ
※本体重量はポール、フライシートを含む重量です。( )内はペグ、張り綱、スタッフバッグを含む総重量です。
ダブルウォール/吊り下げ式
ルナドーム 2型
側圧迫感のない広々とした居住空間が魅力。テントの上部4面に配置したベンチレーションが効率的な換気を促します。軽量かつ耐久性が強く、優秀な登山用テントです。
【用途】無雪期登山、カヌーツーリング、自転車ツーリング、キャンプ
ダブルウォール/吊り下げ式
【4】思いのままに自由に使える|ogawa(オガワ)
<オガワ>は、創業100年以上のキャンプ業界のパイオニア。キャンプ上級者を唸らせる技術と、高い居住性、ユニークなラインナップが魅力です。
ステイシーSTーⅡ
前室が広くコンパクトに収納可能で、ツーリングにぴったり。軽量かつスピーディーに設営できるので、ソロキャンパーからの信頼が高いモデルです。
【用途】ツーリング、オートキャンプ
ダブルウォール/吊り下げ式
タッソ
六角形、七角形、八角形と、用途に合わせて形態を変えられるモノポールテントです。スカートは巻き上げ可能。キャンパーの想像力次第で、さまざまな使い方ができます。
【用途】ツーリング、オートキャンプ
収納時:74×22×22cm
【5】バイクが置ける前室も|LOGOS(ロゴス)
キャンプサイトや野外フェスでよくみかける、<ロゴス>のおしゃれなテント。設営簡単かつ、比較的リーズナブルにゲットできるのでエントリーモデルとしてもおすすめです。
ROSY ツーリングドーム
フレーム2本のシンプル構造により、一人でも簡単に設営できるのが魅力。フライシートがテント全体を覆わないので、熱がこもりにくく快適に過ごせます。
【用途】ツーリング、オートキャンプ
neos Q-TOP リバイバルSOLO DOME-BJ
組み立て3分、コンパクトで軽量な最強ソロテント。流線型フォルムで風を逃すので、耐風性が高いのも魅力。居住空間もしっかり確保しています。
【用途】ツーリング、オートキャンプ
neos ツーリングドゥーブル・SOLO-BJ
前面部分が張り出すように設計されている特徴的なソロテント。別売りポールを利用してフロントを跳ねあげれば、バイクも置ける大型前室が誕生します。
【用途】ツーリング、オートキャンプ
ダブルウォール/吊り下げ式
【6】テント内をしっかり換気|CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ)

価格重視モデルから高性能モデルまで、品揃えの豊富さが強みのCAPTAIN STAG。コスパの高いアイテムがそろっており、初心者から上級者まで幅広く愛用されています。
トレッカー ソロテントUV
インナー側面のメッシュ素材と、左右のベンチレーションにより効率的な換気が可能です。出入り口が大きく、テント内では明るく快適に過ごせます。設営と撤収もスピーディーです。
【用途】ツーリング、オートキャンプ
エクスギア ソロテント
広く高さのある前室と荷物室兼用後面出入りを装備した、使い易さ抜群のソロテント。ポールが色分けされているので、迷わずスピーディーに設営できます。
【用途】ツーリング、オートキャンプ
ダブルウォール/吊り下げ式
【7】広々とした空間を確保|DOD(ディーオーディー)

ユニークでかわいいデザインが大人気の<ディーオーディー>。リーズナブルながら耐久性や機能性が高い点も人気の理由です。なかでもカマボコテントシリーズは、発売と同時に即完売が続出しています。
カマボコテントソロTC
2人でも快適に使用できるゆったり設計。3本のスリーブにポールを通すだけのシンプル構造なので、設営も楽々です。火の粉に強いTC素材を採用により、テントの側で焚き木を楽しむこともできます。
【用途】ツーリング、オートキャンプ
ダブルウォール/スリーブ式
【8】オールシーズン対応のレッドレーベル|HILLEBERG(ヒルバーグ)

北欧の過酷な環境でのテストにより、「強度、信頼性、耐久性、軽量」の厳しい基準をクリアした<ヒルバーグ>のテント。その独創的なフォルムはキャンパーの憧れです。
アクト
長期の極地探検での使用にも耐えられる全天候型ソロテント。ワンポール構造になっているので、軽量かつ設営も簡単。前室や居住空間も広くつくられています。
【用途】ツーリング、オートキャンプ、無雪期登山
ウナ
自立型の構造により、岩場の岸辺や狭い尾根などの難しい地形でも簡単に設営できます。室内高も100mあり、居住性の高さも備えた機能モデルです。
【用途】ツーリング、オートキャンプ、登山、雪山登山
ダブルウォール/スリーブ式
ソウロ
スキー登山家らも認めた、強靭な積雪耐久性が一番の特徴です。超軽量かつ設営も簡単、前室もあり居住性が高いので厳しい条件下での使用に対応できます。
【用途】ツーリング、オートキャンプ、登山、雪山登山
【定員】1人用
ダブルウォール/スリーブ式
【9】かっこいいフォルムが目を惹く|MSR(エムエスアール)

クライマーが設立したブランドならではの軽量性、コンパクト性へのこだわりが頼もしいMSR。登山向け、冬登山向け、UL向け、アスリート向けなど用途に合わせたラインナップを展開しています。
エリクサー1
耐久性が高く、エントリーモデルとしても人気のモデルです。2本のポールを2箇所で交差させることで、テント内は狭さを感じさせない構造になっています。前室も広く、開放感抜群です。
【用途】ツーリング、オートキャンプ、登山
ダブルウォール/吊り下げ式
ハバ NX
総重量1,2kgとかなり軽量ながら、弾力性の高いポールにより耐風性も抜群。設営も簡単です。メッシュ部とキックスタンド式ベンチレーションがテント内をドライに保ちます。
【用途】登山、ツーリング、オートキャンプ
ダブルウォール/吊り下げ式
ゾイック1
軽量かつ設営もスムーズです。インナーはフルメッシュにすることで、通気性の高さを確保。寒い時期の結露軽減にも役立ちます。
【用途】登山、ツーリング、オートキャンプ
【10】個性が光るデザイン|tent-Mark DESIGNS(テンマクデザイン)
日本の気候や日本人のキャンプスタイルに合った、こだわりのギアが魅力の<テンマクデザイン>。アウトドア界の著名人とのコラボしたモデルも人気です。
パンダライト
総重量2kg以下の超軽量モデル。ワンポールテントなので設営も楽々です。インナーテントは、縦横どちらでも設営可能になっています。
【用途】ツーリング、オートキャンプ
グランドハット1
アウトドアコーディネーター小雀陣二氏とのコラボモデル。カヌーや自転車ツーリングにも対応できる軽量性が魅力です。前後の前室は、荷物置きに重宝します。
【用途】登山、ツーリング、オートキャンプ
ホーボーズネスト2
設営3分、撤収1分の驚異の設営スピードを実現。悪天候下でも瞬時に建てられるので、厳しい環境でのアウトドア時にも対応できます。両サイドにそれぞれ配置された前室により、2人での使用時はプライバシーを確保できます。
【用途】登山、ツーリング、オートキャンプ
【11】驚きの安さ|Naturehike(ネイチャーハイク)
圧倒的なコストパフォーマンスで、ベテランハイカーにもファンの多いネイチャーハイク。トレッキングやツーリングにぴったりな、軽量かつコンパクトなモデルを多く発表しています。
CloudUp1
軽量かつ素早い設営が魅力のCloudUpシリーズ。撤収も素早く行えるので、縦走登山などにも適しています。通気性も高く、海水浴や野外フェスなどのシーンでも活躍してくれます。
【用途】登山、ツーリング、オートキャンプ
Cycling Backpack Tent
自転車ツーリングでの使用を想定したオールシーズンモデル。リーズナブルかつ耐風性、防水性に優れているので初心者にもおすすめ。ポールがショックコードで繋がっており、設営もスムーズです。
【用途】ツーリング、オートキャンプ
ダブルウォール/吊り下げ式
Tagar1
フライシートとインナーの一体化型で、軽量かつ設営も楽に行えます。コンパクトなデザインですが、テント内では窮屈さを感じさせません。ザック一つで行くソロキャンプや低山ハイクにもおすすめです。
【用途】登山、ツーリング、オートキャンプ
VIK
軽量性重視のUL登山や自転車ツーリングに最適のソロテント。ハイドレーションとメッシュ面がそれぞれ2つついているので、シングルウォールでありながら換気性に優れています。
【用途】登山、ツーリング、オートキャンプ
【12】軽量さを求めるなら|BigAgnes(ビッグアグネス)

山岳用にデザインされている<ビッグアグネス>のテントは、とにかく軽量で設営も簡単。もちろん機能性にも優れ、世界中のULハイカーから愛されています。
フライクリークHV UL1 EX
ULテントの定番「フライクリークULシリーズ」から、日本の気候に合うようアップデートされた超軽量ソロテントが登場。保温機能を向上させ、高山帯での使用も可能になりました。
【用途】登山、ツーリング、オートキャンプ
コッパースプール HV UL1 オリーブグリーン
ULテントのアメリカ人気No,1モデルです。どこでも設営できる完全自立式で、設営も簡単。超軽量かつ、窮屈さを感じさせない高い天井が魅力です。
【用途】登山、ツーリング、オートキャンプ
お気に入りのテント片手に、気ままにソロキャンプへ
ツーリングやデイキャンプ、登山など使用シーンによってテントに求められる機能性が異なります。自分にぴったりのテントを見つけて、ストレスなく楽しみたいですね。今年の夏はテントを片手に、ふらりとソロキャンプに出かけてみませんか?