④フレームの延長線上にペグダウン
張綱は、各フレームの延長線上に伸ばして、ペグダウンします。その際、張綱をピンと張り、たるみのないように調整しましょう。
張綱を適当な向きに張ってしまうと、フレ―ムが折れてしまうことも!
⑤ペグの角度は60~90度
ペグを地面に固定する時は、角度を60~90度にすると抜けにくくなり風にあおられても飛ばされません。
注意する点は、ペグの向きがテント側に倒れていると簡単に抜けてしまうということ。また、ペグダウンした地面が柔らかかったり、大雨の場合は地面がゆるんで抜けてしまう場合があるので気をつけましょう。
ペグが打てない環境での2つの応急処置
①張り綱を通したペグを横にして、石で固定
山では、ペグを打てない場面も。そんな時は、ペグと石を使った固定方法があります。
まず、張綱を通したペグを横にして地面に置き、その上に石をのせて固定するという方法です。
②大きな石があれば、直接張り網を結ぶことも
テント泊したことがある登山者の中には、直接大きな石を使うという人も多いのでは。主要山岳エリアのキャンプ指定地では、テントを固定する石が転がっている場合が多いので、直接張綱を石にくくりつけて固定します。大きな石がない場合は、石をいくつか積み重ねて固定しましょう。
「風」に気を付けてテントを張ろう
山でのテント泊は、とても楽しいものですが、悪天候の時は注意が必要です。特に、風が強い場合は、テントがあおられたり飛ばされたりすることもあるので、しっかりと固定してテントの破損を防ぐことが大切。風に気をつけて快適なテント泊を満喫しましょう!