登山保険の比較12選!種類を知って自分に合ったものを選ぼう

2021/10/20 更新

登山保険のおすすめをご紹介!YAMAPやモンベルなど、掛け捨てなどの日帰り用から年間契約のものまで比較してまとめました。ネットで契約できる気軽なものもあるので、単発で山へ行くときも必ず加入しましょう。いざという時に助かるはずです。


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自分に合った登山保険を選ぶために必要な2ポイント

出典:PIXTA
自然に触れ、気分もリフレッシュできる登山。楽しいことばかりではなく、時には危険にさらされることもあります。怪我や遭難事故は毎年多く発生しており、遭難すると救助にかなりの金額がかかってしまうことも。そのため、登山をするときは必ず保険に入ることをおすすめします。

《1》一般登山向けか、本格登山向けの保険か

登山保険には大きく分けて2つのタイプがあります。1つは、ハイキングや軽登山のような一般的な山行を目的とした人向けの保険。2つ目は、アイゼンやピッケルなどの登山用具を必要とする、雪山登山や登攀といった本格的な山を登る人向けの保険です。

《2》1日単位の掛け捨て契約か、年間契約か

保険期間にも、単発と年間契約の2つのタイプがあります。
単発で契約するタイプは、年に数回ぐらいの登山を楽しむ人におすすめ。1日数百円で契約できるものもあります。

年間契約は、頻繁に登山をする人におすすめの契約プラン。月払と年払の2種類用意している保険会社もあります。月払の場合は、月ごとに解約できるプランが多いので(※プランによって解約条件が異なるので注意)、夏山だけなど特定のシーズンのみ登山をするにおすすめです。1年を通して登山をする人は年払の方がお得な場合もあるので、保険料や保険内容、解約時の手続きなど事前にチェックしておきましょう。

それぞれの契約タイプごとに比較表を作成しているので、保険料と補償限度額を見比べてみましょう。ここでは、おもに遭難した時の捜索費用である「遭難救助費用または救援者費用(※種類によって名称が異なります)」の金額を比較しています。

▼1日単位の掛け捨て契約
保険 小
作成:YAMA HACK編集部 ※画像をクリックすると拡大します
1日単位契約の登山保険をチェック
▼年間契約

作成:YAMA HACK編集部 ※画像をクリックすると拡大します
年間契約の登山保険をチェック
ほかにも個人賠償責任保障や携行品保障などもそれぞれ保険の種類によって変わってくるので、あくまでも表を参考にして各保険の内容を詳しくみてみましょう。

それではそれぞれの契約タイプごとに、全12種類の山岳保険の特徴や補償内容についてご紹介していきます。

・1日単位の契約タイプ5選|お試し加入にもおすすめ
・年間契約タイプ2選(月払)|特定のシーズンに登山へ行く人におすすめ
・年間契約タイプ5選(年払)|1年を通して頻繁に登山へ行く人におすすめ

ご自身の登山スタイルにマッチした保険を探してみてください。

1日単位の契約タイプ|お試し加入にもおすすめ5選

YAMAP登山保険

YAMAP山岳保険
出典:YAMAP
■保険期間:1日~(期間は選択可能)、30日プラン、1年プラン
■保険料:
・1日プラン:280円~(期間により変動)
・30日プラン:480円~1,050円(※補償内容により変動あり。月払の金額となり、解約しないかぎり1年ごとに自動更新。)
・1年プラン:4,800円〜10,500円(補償内容により変動あり。解約しないかぎり1年ごとに自動更新。)
■補償内容:
①レスキュー保険(遭難救助費用)
②ケガ補償セット(レスキュー保険+ケガによる入院・通院補償)
③ケガ&アイテム補償セット(レスキュー保険+ケガによる入院・通院、アイテム補償)

■ネット申し込み:

登山中の捜索救助の費用だけでなく、スマホなどの携行品の故障や破損までカバーしてくれる、現代の登山に寄り添った補償内容が魅力。ハイキングから雪山・クライミングまで、幅広いアクティビティが対象となります。

YAMAP 登山保険

モンベル 野あそび保険

モンベル 野あそび保険
出典:mont-bell
■保険期間:1泊2日~6泊7日

■保険料:250円、500円

■補償内容:死亡保険、後遺障害保険、入院保険、手術保険、個人賠償責任、携行品損害賠償、救援者費用等補償

■ネット申し込み:

ハイキングやトレッキングなど軽登山をする方におすすめの登山保険。手ごろな値段で最低限の補償がついています。モンベルメイト(無料)への加入が条件となります。

モンベル 野あそび保険

ドコモ ワンタイム スポーツ・レジャー保険

docomoワンタイム保険
出典:ドコモ
■保険期間:1日、1泊2日

■保険料:
・しっかりプラン:590円

■補償内容:死亡・後遺障害、入院日額(手術)、賠償責任、携行品損害、救援者費用等(しっかりのみ)

■ネット申し込み:

15歳以上で、iモード契約が保険加入の条件となる登山保険。簡単に登録でき、毎月の携帯代と一緒に支払えるので便利です。救援者費用は「しっかり」のみなので、こちらの加入がおすすめです。

ドコモ ワンタイム保険

ソフトバンク スポーツ・レジャー保険

ソフトバンク スポーツ・レジャー保険
■保険期間:1日
■保険料:
・ちょこっとプラン:300円
・あんしんプラン:450円
・しっかりプラン:600円

■補償内容:傷害死亡・後遺障害、傷害入院保険、賠償責任、携行品損害(しっかりプランのみ)、救援者費用

■ネット申し込み:

ソフトバンクの携帯を利用している人におすすめの保険。ハイキングでの事故から地震などの天災の事故までも対象です。My SoftBankからいつでも簡単に申し込めるため、手軽にできるのがポイント。

ソフトバンク スポーツ・レジャー保険

やまきふワンタイム

やまふきワンタイム保険 ■保険期間:日帰り、1泊2日、3泊4日

■保険料:
・日帰り:660円
・1泊2日:990円
・3泊4日:1,600円

■補償内容:傷害死亡・後遺障害、傷害入院、傷害手術、賠償責任、救援者費用

■ネット申し込み:

日帰りから、3泊4日までの短期間加入できる登山保険。地震や噴火によるケガについても補償されます。各日の会員数に上限があるので、できるだけ早めに申し込みましょう。

やまきふ ワンタイム保険

年間契約タイプ(月払)|特定のシーズンに登山へ行く人におすすめ2選


Yahoo ちょこっと保険山大好きプラン

Yahooちょこと保険補償内容
出典:Yahoo! JAPAN
■保険期間:1年

■保険料(本人型|月払):
・スモール:330円
・ミディアム:710円
・ラージ:1,110円

■補償内容:傷害死亡保険・傷害後遺障害保険、傷害入院保険、傷害通院保険、携行品損害保険、救援者費用等保険

■ネット申し込み:

申し込みの翌日から補償が開始。1年契約ですが、保険料は月払い。加入には、「Yahoo!プレミアム会員(月額508円)」になることが条件です。

会員に料金がかかってしまいますが、保険金額の増減や補償内容の追加などを自分でカスタマイズできるところがポイント。ほかの保険で傷害保険に加入していて、救援者費用だけ充実させたいという人にもおすすめです。

Yahoo ちょこっと保険山大好きプラン

三井住友VISAカード|ポケット保険トレッキングコース

三井住友ポケット保険 ■保険期間=1年

■保険料(本人型|月払)=460円~1,610円

■補償内容=傷害死亡・後遺障害、入院、通院、携行品損害、救援者費用等
■ネット申し込み:
三井住友VISAカードを持っている人にはおすすめのトレッキング保険。S、M、Lと基本のパッケージを選んでから、補償内容や保険金額を自由に変更できます。サイトから保険料のかんたん試算もできるので、ぜひチェックしてみてくださいね。

三井住友 ポケット保険 トレッキングコース 詳細はこちら

年間契約タイプ(年払い)|1年を通して頻繁に登山へ行く人におすすめ5選

楽天|超かんたん保険 アウトドアプラン

楽天超かんたん保険
参考:楽天
■保険期間=1年

■保険料(本人型|年払)=節約コース:1,750円、標準コース:3,670円、充実コース:10,210円(それぞれ月払プランもあり)

■補償内容= 死亡・後遺障害(※節約コース対象外)、入院、通院(※充実コースのみ)、携行品損害補償、救援者費用等
■ネット申し込み:
楽天会員向けのアウトドア保険。節約・標準・充実コースから選択でき、本人型以外にも夫婦型、家族型のプランがあるので、家族揃ってのハイキングや軽登山にもおすすめです。

保険料金により楽天ポイントを獲得できる(※支払いはクレジットカード決済のみ)ので、楽天会員の人は必見ですよ。

楽天超かんたん保険 アウトドアプラン 詳細はこちら

やまきふ|エキスパート保険

やまきふエキスパート保険
■保険期間=1年
■保険料(年払)=10,000円

■補償内容= 傷害死亡、後遺障害(1〜3歳)、入院、手術(入院時と外来時)、賠償責任、救援者費用
■ネット申し込み:
雪山やクライミング中の事故にも対応しているエキスパート保険。登山届けの提出で、救援者費用は1,000万円までの高額補償となります。登山やハイキングはもちろん、災害特約付きなので地震や噴火の際のケガまでも補償対象。また、登山時のほかに日常生活での法律上の賠償責任も補償されます。

やまきふ エキスパート保険 詳細はこちら

モンベル 野外活動保険

▼補償内容
出典:mont-bell
▼プランの料金
モンベル 保険料
出典:mont-bell
■保険期間:1年、3年、5年

■保険料(年払):[1年]3,420円~65,360円

■補償内容:死亡・後遺障害、個人賠償責任、救援者費用等補償、入院保険金(安心プランのみ)、通院保険金(安心プランのみ)、傷害医療費用(安心プラン、スタンダードプランのみ)、携行品損害賠償(安心プランのみ)

■ネット申し込み:

モンベルメイトの加入が条件になります。仕事中の事故を除き私生活のみを補償する「就業中対象外プラン」と、就業中か否かを問わず補償する「24時間補償プラン」があります。ピッケル、アイゼンを使用する登山は対象外です。

モンベル 野外活動保険

日山協山岳共済会 山岳保険

日本山岳協会共済会保険
参考:日本山岳協会共済会(ハイキングコースの保険)
■保険期間:1年(中途加入可能)

■保険料(年払):Iタイプ:2,620円、Ⅱタイプ:6,930円(※途中加入は料金に変動あり)

■補償内容:傷害死亡・後遺障害、救援者費用、傷害入院保険、傷害手術保険、傷害通院保険、日常生活賠償

■ネット申し込み:

日本山岳協会の会員(年会費1,000円)になることが必要。登山コース、ハイキングコース、クライミングプラン、トレランプランなどいろんな登山スタイルにあった保険が用意されています。4月1日からの1年間契約で、途中から加入する場合は料金が変わるので公式HPを確認してください。

日山協山岳共済会 山岳保険

レスキュー費用保険

レスキュー費用保険 ■保険期間:1年

■保険料:4,000円

■補償内容:捜索・救助費用

■ネット申し込み:

捜索・救助対応費用がメインの保険です。ハイキングからピッケル、アイゼンを使う冬山、渓流釣りやハンググライダーなど様々なアウトドア中の遭難事故が補償の対象になります。(海での活動は除く)

レスキュー費用保険

保険と併せて利用したい、新サービスとは?


遭難救助ヘリ
出典:PIXTA
意外と知らない、登山保険の落とし穴、それは「保険が下りるのは遭難者が見つかった後」ということ。万が一遭難者が見つからなかった場合、「死亡」ではなく「失踪」扱いとなるため、すぐに生命保険は適用されません。継続的なヘリでの捜索も、高額な費用が発生するため保険だけではまかなえない、なんてことも。

遭難者をできるだけ早く見つけ出すサービスが登場

そんな保険だけではまかなえない負担をなくすために新しいサービスが始まりました。それが、会員制捜索ヘリサービス「ココヘリ」。入会すると「ヒトココ」というコンパクトな発信機が、一日わずか10円でレンタルできます。

ココヘリ
撮影:YAMA HACK編集部
登山中に携行し、万が一遭難したときにはその発信機によってすぐに位置を特定できる、という仕組み。これで登山保険だけでまかなえない長期の捜索費用の負担をなくすことができるんです。登山保険と併せて入会しておくとさらに安心、入会する人もどんどんと増えています。

「ココヘリ」について詳しく知りたい人はこちら

山岳遭難が起きてしまった時の負担を軽減する「日本山岳救助機構会員制度」

さらにおすすめなのが、こちらのサービス。

2021年現在、9万人いる会員の相互扶助によってなりたっている制度。会員の誰かが遭難した場合、その費用を会員全員で負担するというシステムです。

jRO若村さん取材
撮影:YAMA HACK編集部
費用補填だけではなく、遭難を未然に防ぐための講習会や講演会も開催しています。もしもの時はもちろん、遭難しないためのノウハウを知れるのは嬉しいポイントですね。制度を利用するには会員になることが必要。

山岳保険やココヘリと合わせて入会しておくといいでしょう。

日本山岳救助機構会員制度 詳細はこちら

登山保険に入ろう

登山イメージ
出典:PIXTA
登山をするなら必ず入っておきたい、登山保険。合わせてココヘリの捜索サービスに入会するとさらに安心です。万が一に備えて、自分に合った保険を見つけてくださいね。

※この記事の情報は、2021年10月20日現在のものです。内容が変更する場合もありますので、リンク先のHPで確認してください。

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emi

山や自然が大好きで、今までにたくさんの楽しみや感動をもらってます。山で見る満天の星空と朝焼は格別!大自然のパワーを多くの人に感じて欲しいです。読んだ人が、山に行きたくなるような記事を執筆できるよう頑張ります。

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