フレッシュなコーヒーに欠かせない「コーヒーミル」

挽きたての豆で淹れたコーヒーは香り高い味わい。コーヒー豆は挽いてから時間が経つほどに酸化が進み、味も香りも落ちてしまうため、できるだけ飲む直前に挽くことが大切です。
しかもコーヒーミルがひとつあれば、ペーパードリップからパーコレーター、エスプレッソまで、さまざまな抽出方法でコーヒーを楽しめます。
美味しいコーヒーのためには、コーヒーミルが必要というワケです。
コーヒーミルの選び方|6つのポイント
コーヒーミルを選ぶときは、以下に挙げた6つのポイントに着目してみましょう。
コーヒーミル選びのポイント
①手動or電動|挽く手間も楽しむ手動タイプと、簡単スピーディーな電動タイプ
②容量|使用人数に応じて選びましょう
③刃の種類|構造と素材に注目
④挽き具合の調節機能|いろんな抽出を楽しむなら、調節機能付きのタイプを
⑤メンテナンスのしやすさ|水洗いできると衛生的
⑥使い勝手のよさ|細部の工夫もチェック
①手動or電動|挽く手間も楽しむ手動タイプと、簡単スピーディーな電動タイプ

コーヒーミルには手動と電動、手動でも電動でも使えるハイブリッドタイプがあります。
どれも構造はほぼ同じで、コーヒー豆を入れる場所(ホッパー)と、豆を砕くための刃(グラインダー)、粉状になったコーヒー豆が落ちてくるスペース(粉受け)の3つから成り立っています。
各タイプのメリット・デメリットは以下のとおり。
手動 | 電動 | ハイブリッド | |
---|---|---|---|
メリット | ・ゴリゴリと豆を挽く音と香りを感じ、挽いている間の雰囲気を楽しめる ・電源不要でどこでも使いやすい ・持ち運びやすい軽量・コンパクトなタイプも多い | ・自分の力で挽く必要がないので、手軽に使える ・短時間で大量に挽ける ・持ち運べるようにUSB充電できるタイプもある | ・一台で多様なシーンに対応できる ・別々に揃えるよりも省スペースになる |
デメリット | ・一度に挽ける量が限られるため、人数が多いと挽くのに手間と時間がかかる ・力が弱い人や慣れない人は、挽くのに疲れる | ・コンセントが必要なタイプは使用場所が限られる ・充電式でも電池が切れると使えない ・手動式に比べて、惹いている最中の音が大きい ・電力を消費する | ・別々に揃えるよりも割高になる場合もある |
主流となっているのは、手動タイプと電動タイプ。それぞれに、持ち運びに適したモデルと、主に家で使うことを想定した据え置き型のモデルがあります。
②容量|使用人数に応じて選びましょう

ひとりで使うのか、家族や友人の分もコーヒーを淹れるのか、挽きたい豆の量によってコーヒーミルのサイズを選ぶといいでしょう。
コーヒー1杯(120ml程度)のための豆の分量は、だいたい10g前後。これを目安にして考えるとわかりやすいですよ。
容量が大きいほどサイズが大きくなり重量も増す傾向にあるため、外に持ち運んで使いたい人や狭いスペースに置きたい人は、容量とともにサイズも気にして選ぶとよいでしょう。
③刃の種類|構造と素材に注目
構造は大きく分けて3種類
豆を粉砕する刃の構造は、大きく3つのタイプに分かれます。
手動モデルはほとんどがコニカルカッターですが、電動モデルは構造によって特徴が分かれるので、注目して選ぶとよいでしょう。
プロペラ式 | コニカルカッター (コーン式) | フラットカッター (フラットディスク) | |
---|---|---|---|
仕組み | ![]() | ![]() | ![]() |
プロペラ状の刃が回転して豆を粉砕 | 円錐形の刃が回転し、周囲に固定された刃との間で豆を粉砕 | 向かい合った刃の間で豆を粉砕 | |
採用モデルの傾向 | 比較的安価な電動ミル | ・ほとんどの手動ミル ・家庭用の電動ミル | 家庭用や業務用の電動ミル |
素材の傾向 | 金属が多い | 金属またはセラミック | 金属が多い |
メリット | ・回転時間の長さに応じて挽目を調節するため、操作がシンプル ・構造もシンプルなので、掃除するパーツが少なめ ・比較的安価 | ・挽目が揃いやすく、雑味の少ないおいしいコーヒーが抽出できる ・回転速度が遅いため、摩擦熱が発生しにくく手触りや色合いのよい仕上がりになる ・フラットカッターと比べて長持ちする | ・最も挽目が揃いやすく、雑味の少ないおいしいコーヒーが抽出できる ・刃の中に粉がほとんど残らない |
デメリット | ・挽目が揃いにくく、他のタイプに比べると味が劣る ・挽目の調節はスイッチを押している時間でコントロールするため、使いこなすには慣れが必要 | ・刃の奥側に粉が多く残る | ・回転速度が速い場合や挽く頻度が高い場合は、摩擦熱が生じて香りが揮発しやすい ・コニカルカッターと比べて耐久性に劣る |
こんな人におすすめ | ・まずは手頃な価格で、豆から挽いて飲むコーヒーを試してみたい人 | ・手動ミルがほしい人 ・家で頻繁にコーヒーを飲む人 ・挽く豆の量が多い人 | ・挽く量や頻度が少なめで、おいしいコーヒーが飲みたい人 |
素材はセラミックor金属
刃の素材はセラミックと金属の2種類。仕上がりや挽きやすさに影響します。
セラミック | 金属 | |
---|---|---|
メリット | ・コーヒー豆に素材の匂いがつかないので本来の風味を楽しめる ・水洗いできて衛生的に使えるモデルもある ・経年劣化しにくく熱に強いため耐久性が高い | ・セラミックよりも鋭いため、微粉が出にくい ・細かい加工ができるので高品質なモデルも多い ・切れ味がよいので手動でも比較的弱い力で挽ける ・銅やチタンは壊れにくく長持ちする |
デメリット | ・金属よりも加工しにくく、雑味の原因となる微粉が出やすい ・比較的切れ味がよくないため、手動の場合は強い力が必要 ・衝撃に弱いので落とすと破損する恐れがある ・豆の中に混在している異物に弱く、刃が欠けやすい | ・水洗いできないためコーヒー豆の油分と金属が反応し、豆に金属臭が移りやすい |
こんな人におすすめ | ・コーヒー豆本来の風味を楽しみたい人 ・扱い方次第で長く使えるミルがほしい人 | ・弱い力でも挽きやすいミルがほしい人 ・微粉の少ない安定した仕上がりを求める人 |
④挽き具合の調節機能|いろんな抽出を楽しむなら、調節機能付きのタイプを

製品によっては、豆の挽き具合を調節できるものとできないものがあります。自分が楽しみたいスタイルに応じて挽き具合を調節できるミルを選ぶと、よりおいしいコーヒーを楽しめますよ。
一般的に、ペーパードリップや家庭のコーヒーメーカーでは、グラニュー糖くらいの細かさ(=中細挽き)で挽くと、美味しいコーヒーが淹れられると言われています。
⑤メンテナンスのしやすさ|水洗いできると衛生的

コーヒーミルには挽いた豆の粉がわずかに残ってしまい、蓄積すると詰まりや故障の恐れがあります。
また、コーヒー豆に含まれる油脂分が酸化すると味の劣化につながるため、ミル内部に残った粉を放置しておくことは雑味の原因にも。
そのため、コーヒーミルは定期的にお手入れする必要があります。
セラミック製の刃は錆びないため、取り外して水洗いできるモデルも多くラインナップ。分解して水洗いできるタイプだと、隙間に残った粉まで落とすことができるので、より衛生的で安心です。
水洗い不可のモデルは、掃除用のブラシや粉を吹き飛ばすエアブロワーを使ってお手入れしましょう。その場合も分解できるモデルのほうがお手入れしやすく、長持ちします。専用のブラシがセットになっているモデルもありますよ。
⑥使い勝手のよさ|細部の工夫もチェック
細かい工夫で使い勝手を向上させているモデルもあるので、性能とあわせてチェックしておきましょう。

出典:楽天市場/ヒロコーヒー
たとえば粉受けにメモリがついたモデルなら、豆を細かく計量する手間が省けます。大容量の電動ミルの中には杯数を指定して挽けるモデルもあるので、頻繁に使う人にとってはとくに便利でしょう。

出典:PIXTA、加工:YAMA HACK編集部
また、ホッパーにフタがあるタイプは豆を挽くときに周りに飛び散りづらく、保管時にホコリが入る心配もありません。手持ちのタイプなら、持ち上げて傾けることもできます。
一方でフタがないタイプは多少不便なものの、挽いているときの香りや、豆が減っていく様子も楽しめます。
コーヒーミル選びのポイントをおさらい
ここで、コーヒーミル選びのポイントをおさらい。
①手動or電動|挽く手間も楽しむ手動タイプと、簡単スピーディーな電動タイプ
②容量|使用人数に応じて選びましょう
③刃の種類|構造と素材に注目
④挽き具合の調節機能|いろんな抽出を楽しむなら、調節機能付きのタイプを
⑤メンテナンスのしやすさ|水洗いできると衛生的
⑥使い勝手のよさ|細部の工夫もチェック
これらのポイントに注目しながら、具体的なモデルをチェックしていきましょう。
コーヒーミルのおすすめ26モデル
ここからは、手動/電動/ハイブリッドにわけておすすめのコーヒーミルを紹介します。
【手動タイプ】おすすめ17モデル
ゴリゴリとした感触が楽しめて、アウトドアでのコーヒータイムにも人気の手動ミル。幅広いモデルがあるので、以下のようなポイントにも注目すると選びやすいですよ。
手動ミルを選ぶときのワンポイントアドバイス
✓ アウトドアなど外で使うことが多い人は、持ち運びやすさにも注目を
軽量でコンパクトに収納できるタイプがとくに便利です。ハンドルの収納方法や収納袋の有無なども、モデルによって異なります。
✓ 挽きやすさを重視するなら、重みのあるタイプを
箱型だとテーブルに置いた状態で挽けるので、安定しやすくなります。手持ちタイプでも、くびれや滑り止め加工、ゴムバンドなどの工夫がされていると比較的挽きやすいでしょう。
✓ お値段重視なら、ダイソーやニトリのミルも◎
コーヒー豆をもらったからとりあえず挽けるものがほしい、まずはミルを使ってみてからこだわりたいという人には、ダイソーやニトリのコスパ最強モデルもおすすめです。
今回は、
▼コンパクトになる8モデル
▼安定感があって挽きやすい7モデル
▼コスパに優れた2モデル
をピックアップ。それぞれ、容量が小さいモデルから順に紹介していきます。
アウトドアにも◎コンパクトになる8モデル
▼アイテム一覧
TIMEMORE(タイムモア) NANO3
一度に挽ける豆の量 | 15g |
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刃の構造 | コニカルカッター |
刃の素材 | ステンレス |
挽目の調節機能 | ◯(36段階) |
お手入れ | 水洗い不可。ブラシ掃除のみ |
サイズ | 126×45mm、ハンドル152mm |
重量 | 385g |
ステンレス刃の手挽きミルをリードするブランドのコンパクトモデル
切れ味の鋭いステンレス刃と回転しやすいハンドル構造、握りやすいダイヤモンド・パターンの本体で、ストレスのないスムーズな挽き心地を実現。セラミック刃に比べると重量感はあるものの、持ち運びやすさと挽目クオリティの高さを両立したアイテムです。ハンドルは折り畳み可能で、収納袋と掃除用ブラシが付属しています。
キャプテンスタッグ 18-8ステンレスハンディーコーヒーミルS
一度に挽ける豆の量 | 17g |
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刃の構造 | コニカルカッター |
刃の素材 | セラミック |
挽目の調節機能 | ◯(細挽き〜粗挽きまで対応) |
お手入れ | 水洗い可 |
サイズ | 本体:直径46×高さ135mm、ハンドル:28×113×高さ35mm |
重量 | 219g |
軽量・コンパクトな一人用ミル
『18-8ステンレス』とは、クロム18%・ニッケル8%が入ったステンレスで、錆に強いという特徴があります。水洗いが可能なうえに丈夫で壊れにくいため、アウトドアにもぴったり。わずか219gと、今回紹介しているアイテムでは最軽量です。ハンドルは外してゴムバンドに挟めます。
ポーレックス コーヒーミル・Ⅱ ミニ
一度に挽ける豆の量 | 20g |
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刃の構造 | コニカルカッター |
刃の素材 | セラミック |
挽目の調節機能 | ◯(18段階/細挽き〜粗挽きまで対応) |
お手入れ | 水洗い可 |
サイズ | 直径50×高さ135mm |
重量 | 250g |
効率よくなめらかに挽ける刃が特徴
アウトドア用コーヒーミルの定番といえば、ポーレックスのミル。セラミックの刃は金属に比べて挽くのに力が必要ですが、ポーレックスのミルは挽き心地がなめらかで初心者にも使いやすいと人気があります。ミニサイズの本製品は、外したハンドルを挟めるバンドが付属。本体を握るときもグリップが効きやすくなっています。
スノーピーク フィールドバリスタ ミル
一度に挽ける豆の量 | 20g |
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刃の構造 | コニカルカッター |
刃の素材 | セラミック |
挽目の調節機能 | ◯(細挽き〜粗挽きまで対応) |
お手入れ | 水洗い可 |
サイズ | 使用時:160×48×160mm、収納サイズ:57×48×高さ160mm |
重量 | 225g |
ハンドルと蓋が一体で無駄のないデザイン
アウトドアブランドとして人気のあるスノーピークのミルは、ハンドルと蓋が一体になっているタイプ。ハンドルだけをなくしてしまう心配がなく、折り畳んでコンパクトにできます。収納袋も付属していて持ち運びに便利。何よりもミニマルなデザインがかっこいい!
ゼブラン コーヒーミル ステンレスカッター
一度に挽ける豆の量 | 20g |
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刃の構造 | コニカルカッター |
刃の素材 | ステンレス |
挽目の調節機能 | ◯(細挽き〜粗挽きまで対応) |
お手入れ | 水洗い不可 |
サイズ | 使用時:幅140×奥行55×高さ165mm、収納サイズ:幅91×奥行55×高さ152mm |
重量 | 320g |
鋭い切れ味でアウトドアのコーヒータイムを格上げ
アウトドアコーヒーギアブランド「ゼブラン」が、従来モデルの半分以下の時間で挽けるステンレス刃のモデルを発売。スピーディーかつムラのない仕上がりで、ワンランク上のコーヒータイムを演出します。金属刃にしては軽量な320gで、ハンドルを取り外して本体のバンドに挟めるので、持ち運びやすさも◎
TIMEMORE(タイムモア) C3 PRO
一度に挽ける豆の量 | 20g |
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刃の構造 | コニカルカッター |
刃の素材 | ステンレス |
挽目の調節機能 | ◯(36段階) |
お手入れ | 水洗い不可 |
サイズ | 使用時:幅160×奥行52×高さ172mm |
重量 | 430g |
挽きやすさと持ち運びやすさのバランス◎
切れ味に優れたステンレスの刃を採用し、スムーズな挽き心地が特徴。本体表面のダイヤモンド・パターンは、高級感を演出するだけでなく握りやすさにも貢献しています。1〜2杯ほどの豆が挽けるので、アウトドアでのおもてなしにもぴったり。持ち運ぶときはハンドルを折りたたんで付属の収納袋に入れられます。便利な掃除用ブラシもセット。
ハリオ コーヒーミル・セラミックスリム
一度に挽ける豆の量 | 24g |
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刃の構造 | コニカルカッター |
刃の素材 | セラミック |
挽目の調節機能 | ◯(細挽き〜粗挽きまで対応) |
お手入れ | 水洗い可 |
サイズ | 幅150×奥行72×高さ220mm |
重量 | 400g |
メモリ付きで細かい計量いらず
粉受けにメモリが振られているため、細かく計量しなくても挽いた豆の量がわかり、進行状況の把握もカンタン。すべてのパーツが丸洗いできるので、衛生的に使えるところも魅力です。別売りのモバイルミルスティックを購入すれば手動⇔電動と切り替えて使うこともできるので、手動と電動で迷っている人にもおすすめ。ハンドルの取り外しも可能です。
ポーレックス コーヒーミル・Ⅱ
一度に挽ける豆の量 | 30g |
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刃の構造 | コニカルカッター |
刃の素材 | セラミック |
挽目の調節機能 | ◯(18段階/細挽き〜粗挽きまで対応) |
お手入れ | 水洗い可 |
サイズ | 収納サイズ:直径49×高さ192mm |
重量 | 322g |
手挽きミルの代表格。効率よくなめらかに挽ける刃が特徴
アウトドアシーンを中心にファンが多い、ポーレックスのコーヒーミル。そのフラッグシップモデルの改良版が本製品です。セラミック製ながら効率よく挽ける独自開発の刃を採用しており、なめらかな挽き心地に定評があります。一度に約3杯分の豆が挽けるので、グループでのアウトドアでも活躍。ハンドルは取り外し可能ですがハンドルホルダーは付属していないため、必要な場合は別売りのホルダーを購入しましょう。
安定感があって挽きやすい7モデル
▼アイテム一覧
カリタ ミニミル
一度に挽ける豆の量 | 粉受け:25g、ホッパー:40g |
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刃の構造 | コニカルカッター |
刃の素材 | 硬質鋳鉄 |
挽目の調節機能 | ◯ |
お手入れ | 水洗い不可 |
サイズ | 170×110×190mm |
重量 | 660g |
アンティークデザインが人気の定番ミル
箱型で、テーブルなどに置いたときに安定しやすいモデルです。挽目調節の際は一度部品を外す必要があります。フタのないタイプなので、多少手間がかかってもコーヒータイムをじっくり楽しみたい人におすすめ。アンティークなデザインも人気のモデルです。
プジョー ノスタルジー コーヒーミル
一度に挽ける豆の量 | 粉受け:25g、ホッパー:40g |
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刃の構造 | 二重螺旋構造 |
刃の素材 | ステンレス |
挽目の調節機能 | ◯ |
お手入れ | 水洗い不可 |
サイズ | 幅130×奥行130×高さ210mm |
重量 | 950g |
独自技術の二重螺旋構造を採用した高性能ミル
世界的なミルブランド「プジョー」のコーヒーミル。最初の製造は1840年にまで遡り、ペッパーミルよりも古い歴史をもちます。強靭で鋭いらせん状の刃によって、豆を切るように挽くことができるため、均一な挽目の上質な仕上がりに。安心の5年保証で、長く使える高級ミルがほしい人におすすめです。
カリタ コーヒーミル KH-10
一度に挽ける豆の量 | 粉受け:30g、ホッパー:20g |
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刃の構造 | コニカルカッター |
刃の素材 | 硬質鋳鉄 |
挽目の調節機能 | ◯ |
お手入れ | 水洗い不可 |
サイズ | 70×170×175mm |
重量 | 515g |
木の質感と挽きやすさが魅力
やさしい木の質感が魅力の手挽きミル。フタ付きなので、くびれを持って傾けながらでも挽きやすく、ねじ込み式の粉受けもしっかりはまって安定感があります。ナチュラル・ブラウン・ブラックの3色展開で、インテリアに合わせて選べるのもうれしいポイント。シンプルで使い勝手のよいミルがほしい人におすすめです。
カリタ ドームミル
一度に挽ける豆の量 | 粉受け:30g、ホッパー:25g |
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刃の構造 | コニカルカッター |
刃の素材 | 硬質鋳鉄 |
挽目の調節機能 | ◯ |
お手入れ | 水洗い不可 |
サイズ | 180×115×180mm |
重量 | 810g |
手軽に使える箱型ミル
扱いやすいスタンダードな箱型のミルです。フタ付きなので挽いている最中に豆がこぼれにくく、保管の際もホコリが入る心配がありません。硬質鋳鉄の刃で、切れ味も◎。お部屋のインテリアとしてもおすすめです。
MokuNeji × Kalita COFFEE MILL
一度に挽ける豆の量 | 30g |
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刃の構造 | コニカルカッター |
刃の素材 | 鉄 |
挽目の調節機能 | ◯ |
お手入れ | 水洗い不可 |
サイズ | 使用時:176×97×258mm |
重量 | 760g |
木工ろくろ職人とカリタのコラボモデル
木材の適性を見極め、さまざまな形に挽いて仕上げる挽物木地職人とコーヒー機器メーカーの老舗・カリタ社のコラボで誕生した「MokuNeji × Kalita」のコーヒーミル。木地師の熟練した技により創り出された曲線によって、持ちやすさと安定性を実現。無駄な力をかけることなく、風味豊かなコーヒー粉を挽くことができます。とにかくフォルムが美しく、飾ってあるだけで上質な空間になりますよ。
メリタ コーヒーミル クラシック
一度に挽ける豆の量 | 粉受け:30g、ホッパー:35g |
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刃の構造 | コニカルカッター |
刃の素材 | 鋳鉄 |
挽目の調節機能 | ◯ |
お手入れ | 水洗い不可 |
サイズ | 157×108×193mm |
重量 | 555g |
五感で楽しめるクラシカルなデザインのミル
置いたときに安定する箱型のミル。フタがないため挽いているときは豆が飛び散りやすいですが、そのぶん香りや見た目を楽しめます。一度に約3杯分挽けるので、家族のリラックスタイムにも。
ハリオ セラミックコーヒーミル・スケルトン
一度に挽ける豆の量 | 100g |
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刃の構造 | コニカルカッター |
刃の素材 | セラミック |
挽目の調節機能 | ◯ |
お手入れ | 水洗い可 |
サイズ | 幅172×奥行93×高さ231mm |
重量 | 600g |
粉受けがそのまま保存容器に
一度に100gのコーヒー粉を挽くことができる、大容量の手挽きミル。粉受けはフタをすればキャニスター(保存容器)にもなる便利な一台です。滑り止めカバーも付いていて安定感抜群。本体は丸洗いできるので、衛生的に使うことができます。
とりあえず欲しい人に!コスパ抜群の2モデル
▼アイテム一覧
ニトリ セラミックコーヒーミル SC-0202
一度に挽ける豆の量 | − |
---|---|
刃の構造 | コニカルカッター |
刃の素材 | セラミック |
挽目の調節機能 | ◯ |
お手入れ | 水洗い不可 |
サイズ | 幅160×奥行100×高さ170mm |
重量 | 500g |
インテリアにもなる高見えミル
「お、ねだん以上。」でおなじみの、ニトリのコーヒーミル。1,500円に満たないおトクな価格帯ながら、天然木を使用したレトロなデザインで高見えします。細挽きから粗挽きまで粉の粒度も調節できて、使い勝手も◎。高性能ミルはいらないけれど、きちんと使えてインテリアにもなるミルが欲しい人におすすめ。
ダイソー コーヒーミル
一度に挽ける豆の量 | 20g |
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刃の構造 | コニカルカッター |
刃の素材 | セラミック |
挽目の調節機能 | ◯(5段階) |
お手入れ | 水洗い可(ただし本体の分解は不可) |
サイズ | 77×170×77mm |
重量 | 410g |
550円とは思えないクオリティ
わずか550円でコーヒー豆を粉にできてしまうスグレモノ。ダイヤルを合わせるだけの簡単設定で、5段階の挽目調節も可能です。短めのハンドルですが、挽き心地も安定しており、保管や持ち運びの際は横にずらしてコンパクトに収納できます。カフェで飲むコーヒー1杯分の価格で、いつものコーヒータイムを格上げできてしまうので、ミルを買おうか迷っている人はぜひお試しを。
【電動タイプ】おすすめ7モデル
電動ミルにはコンセントに繋いで使用するタイプとUSB充電式のタイプがありますが、主流はコンセントに繋いで使用するタイプ。手に取りやすいプロペラ式のモデルから、業務用に近い本格的なモデルまでラインナップがあります。外出先でスピーディーに挽きたい人は、充電式のタイプも検討するとよいでしょう。
▼エントリー向けの2モデル
▼仕上がりにこだわる人向けの4モデル
▼充電式の1モデル
上記3つの特徴ごとに、それぞれ容量の小さいモデルから順に紹介します。
手を出しやすいエントリー向けの2モデル
▼アイテム一覧
カリタ CM-50
一度に挽ける豆の量 | 50g |
---|---|
刃の構造 | プロペラ式 |
刃の素材 | ステンレス |
挽目の調節機能 | ◯(挽いている時間で調節) |
お手入れ | 水洗い不可 |
サイズ | 99×82×178mm |
重量 | 750g |
電動ミルをまず試してみたい人に
スイッチを押している時間で挽目を調節する、シンプルなプロペラ式のモデル。50gの豆を挽く場合、わずか15秒で中挽きにすることができます。ブラックとホワイトのシンプルな2色展開で、電動ミルの中ではコンパクトサイズなので置く場所を選びません。電動ミルのエントリーモデルとしておすすめです。
ラッセルホブス コーヒーグラインダー
一度に挽ける豆の量 | 60g |
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刃の構造 | プロペラ式 |
刃の素材 | ステンレス |
挽目の調節機能 | ◯(挽いている時間で調節) |
お手入れ | 水洗い不可 |
サイズ | 幅125×奥行125×高さ215mm |
重量 | 1,100g |
均一さと使いやすさにこだわったプロペラ式ミル
意外と厄介なのが、挽いた粉が周囲にこぼれてしまうこと。ラッセルホブスのコーヒーグラインダーは、取り外し可能なグラインディングボウルの中で豆を挽くため、ほとんど粉をこぼさずにそのまま抽出器具に移すことができます。プロペラ式の弱点である挽きムラを軽減する構造も魅力。60gを約10秒で中挽きにすることができます。
仕上がりにこだわる人向けの4モデル
▼アイテム一覧
ハリオ V60 電動コーヒーグラインダーコンパクト
一度に挽ける豆の量 | 100g |
---|---|
刃の構造 | コニカルカッター |
刃の素材 | ステンレス |
挽目の調節機能 | ◯(39段階) |
お手入れ | 外臼を含め一部水洗い可 |
サイズ | 幅130×奥行185×高さ335mm |
重量 | 1,900g |
高性能でコンパクトな家庭用ミル
39段階の挽目調節が可能で、エスプレッソからコーヒープレスまであらゆるニーズに対応。粉受けにフタがついていて粉が飛び散りにくいうえに、構造的に目詰りしにくい工夫が施されています。一度に100g挽ける容量がありながら、接地面積がA5サイズに収まる省スペース設計も魅力的。
ボンマック コーヒーミル BM-250N
一度に挽ける豆の量 | 100g |
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刃の構造 | フラットカッター |
刃の素材 | − |
挽目の調節機能 | ◯(細挽き〜粗挽き対応) |
お手入れ | 本体は水洗い不可。一部水洗い可。 |
サイズ | 幅120×奥行230×高さ365mm |
重量 | 3,300g |
スピーディーに挽ける本格派ミル
1分間に150グラムの豆を挽くことができる、スピーディーな本格派のミル。レトロなデザインも人気があります。ホッパーの容量は250gと大容量ですが、モーターの過熱防止のため、一度に挽ける量の目安は100gと注意が必要です。
デロンギ うす式 コーヒーグラインダー
一度に挽ける豆の量 | 粉受け100g、ホッパー120g |
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刃の構造 | うす式(フラットカッター) |
刃の素材 | 炭素鋼 |
挽目の調節機能 | ◯(細挽き〜粗挽きに対応) |
お手入れ | 本体は水洗い不可。ホッパー蓋・粉受け・粉受け蓋のみ水洗い可。 |
サイズ | 幅130×奥行160×高さ260mm |
重量 | 1,500g |
うす式でコスパの良いモデル
エスプレッソからパーコレーターまで、細かい挽目の調節ができます。フラットカッターなので挽目が揃いやすく、雑味の少ない味を求める人におすすめ。ダイヤルで杯数を指定できるため、職場や来客などで頻繁に使う場合にいちいち豆を計量する必要がなく便利です。ホッパーが閉まっていないと作動しない安全設計。
デロンギ デディカ コーン式コーヒーグラインダー
一度に挽ける豆の量 | 粉受け:120g、ホッパー:350g |
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刃の構造 | コニカルカッター |
刃の素材 | ステンレス |
挽目の調節機能 | ◯(18段階/極細挽き〜粗挽き) |
お手入れ | 本体は水洗い不可。一部水洗い可。 |
サイズ | 幅155×奥行255×高さ385mm |
重量 | 2,800g |
熱の発生を抑えて味や香りを損なわない
低速回転により摩擦熱の発生を抑えることで、コーヒー豆本来のアロマを活かした仕上がりに。本格派のミルがほしい人におすすめです。粉受けは、付属のコンテナだけでなく、別売りのデロンギ製エスプレッソメーカー用フィルターホルダーをセットすることも可能。また、1〜14杯の杯数設定もできるので、好きなときにボタンひとつで豆を挽くことができます。
外出先でも使いやすい充電式のモデル
オーシャンリッチ 自動コーヒーミルG2
一度に挽ける豆の量 | 30g |
---|---|
刃の構造 | コニカルカッター |
刃の素材 | セラミック |
挽目の調節機能 | ◯(5段階) |
お手入れ | 本体は水洗い不可。ホッパー・粉受け・蓋は水洗い可。 |
サイズ | 幅90×奥行90×高さ195mm |
重量 | 650g |
USB充電式で持ち運びにも◎
場所を選ばないUSB充電式のミル。約1時間30分でフル充電することができ、フル充電の状態から約10回豆を挽くことができます。モバイルバッテリーやパソコンからも充電可能なので、アウトドアやオフィスでの使用にも。粉受けは、上蓋をつけることでそのまま保存容器になります。計量スプーンも付属。
【手動&電動ハイブリッドタイプ】おすすめ2モデル
一台で手動ミルとしても電動ミルとしても使えるのが、ハイブリッドタイプのミル。
今回は、
を一台ずつ紹介します。
シンプルなスタンダードモデル
ハリオ スマートG電動ハンディーコーヒーグラインダー
一度に挽ける豆の量 | 24g |
---|---|
刃の構造 | コニカルカッター |
刃の素材 | セラミック |
挽目の調節機能 | ◯(細挽き〜粗挽きに対応) |
お手入れ | 電動パーツ以外は水洗い可 |
サイズ | 幅59×奥行53×高さ332mm |
重量 | 800g |
スリム形状で持ち運びに便利
ハリオの手動ミル「コーヒーミル・スマートG」と、取り外し可能な電動モーターがセットになったタイプ。電動ミルとして使用する際はUSB充電で稼働し、3時間充電でコーヒー豆20gを約25回挽けます。電動モーター部分は単品でも販売されており、ハリオ製の他の手動ミルと組み合わせて使用することも可能です。粉受けには便利なメモリつき。
上質なハイエンドモデル
Soulhand(ソウルハンド) 2-IN-1ポータブルコーヒーグラインダー
一度に挽ける豆の量 | 20g |
---|---|
刃の構造 | コニカルカッター |
刃の素材 | チタン合金 |
挽目の調節機能 | ◯(25段階) |
お手入れ | 分解可。一部水洗い可。 |
サイズ | 直径52×高さ230mm |
重量 | 1,000g |
熱に強いチタン合金刃を採用したハイエンドミル
手動とUSB充電の2通りの使い方ができるミル。USB充電時は、2時間のフル充電でコーヒー豆20gを約30回挽くことができます。コーヒー愛好家たちを支援するブランドが手掛けているだけあって、仕上がりもハイクオリティ。ミル刃には熱に強いチタン合金を採用しているため、摩擦熱を防ぐことができ、耐久性も抜群です。ポータブル収納バッグも付属。
コーヒーミルの基本的な使い方
コーヒーミルの基本的な使い方をご紹介します。
手動の場合
撮影:YAMA HACK編集部、出典:PIXTA(画像は左右にスライドできます)
■手動ミルの使い方
1.必要に応じて豆の挽き具合を調節する
2.ホッパーにコーヒー豆を入れる
3.ハンドルを回して豆を挽く
挽き終わったら、粉受けから抽出器具に粉を移動させてコーヒーを抽出します。
挽目の感覚を掴むまでは、少し回して粉の様子を見てから微調整するなどして、理想の粒度に近づけていくとよいでしょう。
電動の場合
撮影:YAMA HACK編集部(画像は左右にスライドできます)
■電動ミル(プロペラ式)の使い方
1.コーヒーミルに豆を入れる
2.コーヒーミルのスイッチを押す
3.スイッチを押したまま本体を上下に振りながら豆を挽く
挽き終わったら、本体から抽出器具に粉を移してコーヒーを淹れます。
プロペラ式の場合はスイッチを押している時間の長さで豆の細かさを調節するため、途中でスイッチを止めて様子を見ながら感覚を掴んでいきましょう。なるべく均一の粒度で挽くためには、スイッチを押しながら本体を上下に振るのがポイントです。
プロペラ式以外の電動ミルは、ダイヤルやスイッチで挽目やオン/オフを調節するモデルがほとんどです。
コーヒーミルのよくある質問
コーヒーミルのよくある質問について見ていきます。
挽いた粉の保存方法は?

出典:PIXTA
コーヒー粉は酸化すると風味が落ちるため、本来は飲む直前に必要な量だけ挽くのが基本。
どうしても余ってしまった場合は、キャニスターなどの密閉容器に入れて冷蔵庫などの冷暗所で保管しましょう。
湿気も大敵なので結露に気をつけながら、遅くとも2週間以内には使い切るようにしてください。
コーヒーミルはコーヒー豆以外にも使える?

出典:PIXTA
構造的にはお茶の葉やスパイス、ごまなどに使えるものもありますが、風味に影響が出たり故障の原因になったりすることも。専用のものを使うほうが安心です。
コーヒーミルが壊れたらどうしたらいい?
メーカーの保証期間内かどうかを確認して、保証期間内であればメーカーに問い合わせてください。また、メーカーやモデルによっては部品ごとに販売していることもあるため、確認するとよいでしょう。
挽きたての豆で香り高きコーヒーを味わおう!

撮影:YAMA HACK編集部
コーヒーミルがあれば、挽きたての新鮮な粉で美味しいコーヒーを淹れることができます。ぜひ、自分のスタイルにあったお気に入りのモデルを見つけて、香り高きコーヒータイムを楽しんでください!
コーヒーミルの人気売れ筋ランキング
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