④猿投山(さなげやま:愛知県)

猿投山は標高629m、東海自然歩道に含まれ、歩きやすいことから登山者に人気です。登山道も多く、様々に組み合わせて楽しむことができるのも魅力。

紹介する登山コースは、麓の猿投神社を本社とする西の宮・東の宮を巡り、カエル石など見どころ満載のコースです。

体力レベル:★★☆☆☆
日帰り|約5時間41分
参考:らくるーと
技術的難易度:★★☆☆☆
・急な登下降がある
・案内標識が不十分な箇所が含まれる
・登山装備が必要
・登山経験、地図読み能力があることが望ましい
凡例:グレーディング表
コース概要
猿投山駐車場(26分)→登山口(50分)→休憩所(6分)→武田道分岐(21分)→西の宮登山口(14分)→西の宮(39分)→自然観察路分岐(2分)→東の宮(11分)→カエル石(10分)→猿投山(10分)→休憩所(9分)→猿投山北歩道分岐(25分)→展望台(2分)→赤猿峠(23分)→七滝巡り遊歩道(17分)→西の宮登山口(21分)→武田道分岐(3分)→休憩所(29分)→登山口(23分)→猿投山駐車場

山頂付近の登山コース沿いにクリンソウ群生地が点在し、5月下旬から6月中旬見頃を迎えます。
⑤比良山(ひらさん:滋賀県)

比良山はびわ琶湖西岸に連なる山々の総称。近江八景の一つ「比良の暮雪」で知られる景勝地で、びわ湖を望みながらトレッキングができると人気です。
比良山の峰の一つ打見山(うちみやま:標高1,108m)」までロープウェイが通じているので、今回はそれを使用したお手軽コースを紹介します(ロープウェイ乗車時間は約5分)。

体力レベル:★☆☆☆☆
日帰り|約59分
参考:らくルート
技術的難易度:★☆☆☆☆
歩きやすい靴と動きやすい服装が必要
凡例:グレーディング表
コース概要
打見山(22分)→汁谷(37分)→打見山

クリンソウの鑑賞地は打見山の奥にある「汁谷(しるたに)」周辺で、5月下旬~6月中旬頃が見頃です。

周辺は「びわ湖バレイ」として開発されたリゾート地で、びわ湖を望むテラスやレジャー施設が整っているので飽きることがありません。30分程度歩けば「蓬莱山(ほうらいさん:標高1,174 m)」もあり、セットで登山するのもおすすめです。
⑥多紀連山(たきれんざん:兵庫県)

多紀連山は兵庫県の丹波篠山市から京都府丹波市にかけて位置する、高い岸壁状に連なる標高600~800mほどの山々の総称。主峰は三嶽(御嶽・標高793m)で西ヶ嶽(標高727m)、小金ヶ嶽(標高725m)の3つの峰を中心とする連山です。
紹介するのは三嶽を往復し途中、クリンソウ群生地を鑑賞するコース。修験道の山でもあるので、途中に寺跡などを巡りながら登山できるのも魅力です。

体力レベル:★★☆☆☆
日帰り|約3時間55分
参考:らくルート
技術的難易度:★★★☆☆
・ハシゴ、くさり場、雪渓、渡渉箇所のいずれかがある
・転んだ場合に転落・滑落事故につながる箇所がある
・ハシゴ、くさり場を通過できる身体能力が必要
・地図読み能力が必要
凡例:グレーディング表
コース概要
登山者用駐車場(7分)→御嶽道入口(63分)→鳥居堂跡(26分)→大岳寺跡(48分)→三嶽(26分)→大岳寺跡(19分)→鳥居堂跡(38分)→御嶽道入口(8分)→登山者用駐車場

群生地は登山道から少し離れた自生保護区で、見頃は5月上旬から6月上旬。近畿最大級の17万株が自生しています。