シングルウォールテントってどうなの? 気になる特徴とおすすめモデルを一挙紹介

登山用テントの一翼を担う「シングルウォールテント」。しばしば「ダブルウォールテント」に人気を奪われがちですが、条件が厳しくなるほど使い勝手に優れ、モデルによっては荷物を軽くしたい人の味方にも。

そんなシングルウォールテントの基本的な特徴から、ユーザーの需要に合致する代表的なモデルを8張りをまとめて紹介します!

目次

アイキャッチ画像&記事中の写真撮影:筆者

シングルウォールってどんなテント?

シングルウォールテント

登山用テントについて調べていると、必ず目にする「シングルウォールテント」というキーワード。一体どんなテントなのか、まずは気になる一般的な特徴から説明します。

フライシートがないからシングルウォール

シングルウォールテントとは、その言葉のとおり、1枚の壁で構成されているテントのこと。フライシートが付属せず、本体に防水生地や防水加工を施した生地を使う点が特徴です。

その対極に位置するのが「ダブルウォールテント」で、こちらは2枚の壁(フライシートと本体)で構成されるテントになります。

押さえておきたいメリット&デメリット

シングルウォールテントには、フライシートがないことで生じるメリットがある一方、フライシートを省いたことによるデメリットも存在します。

下調べを疎かにして「購入したけど、思っていたものと違って失敗した……」なんて残念な結果にならないように、ここで今一度、長所と短所を確認しておきましょう。

メリットその1|設営と撤収の手間を省ける

シングルウォールテント

シングルウォールテントは、そもそもフライシートが付いていないので、ダブルウォールテントのようにフライシートを被せる手間がかかりません。これは撤収時にも同じことが言えて、片付けるときにはフライシートを畳む手間が省けます。

設営も撤収も作業がラク! というのが、シングルウォールテントのメリットです。

メリットその2|荷物を軽くできる

さらに、フライシートがない分、重量が軽くなるといった特長もあります。

近年、ダブルウォールテントでも1kgを下回るモデルを選べるようになったので、シングルウォールテントの軽量性が目立たなくなってきましたが、それでも「軽いテントが欲しい」となったとき、シングルウォールテントは間違いなく候補に挙がるタイプです。

デメリットその1|前室がない

シングルウォールテント

シングルウォールテントには基本、フライシートで覆われた“前室”と呼ばれるスペースがありません。汚れた登山靴、使わないクッカーやバーナーを外に出しておこうものなら、悲しい雨ざらし状態に。

そのため、シングルウォールを使いこなすには、テント内ですべての荷物を整理する手際の良さが求められます

デメリットその2|結露が発生しやすい

また、外側の冷えた空気と内側の暖かい空気が1枚の薄い生地で隔たれることになるため、きちんと換気をしていても内側に結露が発生しやすいという弱点も。

結露が発生すると、ただただ不快に感じるだけでなく、シュラフなどのダウン製品が濡れて保温力が低下するといった悪影響も生じるため、発生した結露をこまめに拭き取る、シュラフカバーを使うといった対策が必要です。

シングルウォールテントはこんな人にぴったり

シングルウォールテントは、「設営と撤収がラク」「軽いモデルもある」といったメリットから、「設営と撤収の手間を省きたい人」「テントの重量を軽くしたい人」にオススメです。

条件が厳しいときほどチャチャッと設営したくなる

シングルウォールテント 雨の登山

素早くテントを立てたくなるシーンは、たとえばザーザーと雨が降っているような悪天候時。一分一秒でも早くテントを設営して中に潜り込みたいとき、フライシートを被せる手間さえ億劫に感じることがあります。

他にも、強風が吹き荒れている、零下の冬山で風や降雪に見舞われているといった、条件が厳しいければ厳しいときほど、わずかな時間で設営・撤収できるシングルウォールテントが魅力的に映ります。

荷物=軽いに越したことなない

シングルウォールテント 長期縦走

荷物の軽量化は登山の基本。重たい荷物を背負うとそれだけで体力を奪われてしまい、せっかくの景色を楽しむ余裕すら失ってしまいます。

シングルウォールテントのデメリットが気にならなければ、思い切って1kgを下回るような軽量モデルを選ぶのも大いにアリ。行動に余裕が生まれて、より一層登山を楽しめるようになるはずです。

代表的なシングルウォールテントを8張り紹介!

シングルウォールテント

 

※商品名をクリックすると、アイテムの詳細をすぐに見ることができます

 

シングルウォールテントの特徴、メリット&デメリットが分かったところで、具体的にどんなモデルがあるのか、今回は「設営と撤収の手間を省きたい人向け」「テントの重量を軽くしたい人向け」に別けて、合計8モデルを集めてみました。

 

それぞれの個性的な特長を詳しくチェックしていきましょう!

【設営と撤収の手間を省きたい人向け】4モデル

ここでは、設営&撤収のしやすさにフォーカスした4モデルを紹介します。

重量だけを見ると“重い”と感じるかもしれませんが、その分、生地の厚さなどに安心感があり、より過酷な環境に適したモデルといえるものばかり。経験を積みながら、今後一年を通して本格的にテント泊を楽しみたいと考えているユーザーにオススメです。

紹介する4モデル

メーカー/モデル名  ①モンベル/マイティドーム1   ②ブラックダイヤモンド/ファーストライト2P   ③MSR/アドバンスプロ2      ④プロモンテ/VB-22Z   
モンベル マイティードームブラックダイヤモンド ファーストライト2PMSR アドバンスプロ2プロモンテ VB-22Z
収容人数1人
(2人用あり)
2人2人2人
最小重量1.08kg
(1.24kg)
1.162kg1.3kg1.22kg
サイズ
  • 90✕210✕H105cm
  • (130✕210✕H105cm)
122✕208✕H106cm07✕208✕H112cm205✕120✕H100cm
収納サイズ
  • 本体14✕30cm、ポール5✕41cm
  • (本体15✕35cm、ポール5✕41cm)
15✕23cm15✕46cm
  • 本体18✕32cm、ポール9.5✕43cm
税込価格71,500円48,620円88,000円63,800円
特長紹介をみる紹介をみる紹介をみる紹介をみる
※横にスクロールできます
一人でゆったり使うことを考えて、ここでは2人用をチョイスしました(一部例外あり)。「紹介をみる」をクリックすると、アイテムの詳細をすぐに見ることができます。

①モンベル/マイティドーム1

目止め処理済みで耐水性◎

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サイズ:90✕210✕H105cm/収納サイズ:本体14✕30cm、ポール5✕41cm

「ブリーズドライテック」という独自の防水透湿性素材を使い、高い耐水性を実現。縫い目からの浸水を防ぐ目止め処理を施し、フロアが立ち上がるバスタブ構造を採用するなど、細部まで雨の侵入を防ぐ設計で作られています。

ココにも注目!|天井にランタンを吊るしておけるループ有り

モンベル マイティードーム1

天井部分ある吊り下げ用のループ

防水透湿性素材を使うモデルは、生地に針を通すと肝心の防水性が損なわれてしまうため、容易に縫製ができません。

にもかかわらず、マイティドームは便利なループを圧着技術で配備(天井1箇所と、四隅の4箇所の計5箇所)。夜間にランタンを吊して使うことができます。

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入口はフルメッシュパネル付き/入口から見て左のパネルにベンチレーターがある/ベンチレーターの内側にはモスキートネットが付く
また、入口にメッシュパネルが付いており、雨の心配がなければ換気を促して内側の結露の発生を抑えることが可能。サイドパネルにもモスキートネットが付くベンチレーターがひとつ備わります。

 

メーカー公式HP

 

②ブラックダイヤモンド/ファーストライト2P

広々快適で軽さも十分!

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サイズ:122✕208✕H106cm/収納サイズ:15✕23cm

撥水性と通気性に優れた独自素材「ナノシールドファブリック」を採用し、2人用で最小重量1.162kgという軽さが魅力。フロアサイズも広く、一人で使えば、荷物を入れても余裕で足を伸ばして過ごせます。

別売の「ファーストライト2P ベスティブール」を使えば便利な前室を追加することも可能です。

ココにも注目!|前後のメッシュで涼しさアップ

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入口にはフルメッシュパネルが付く/後方のベンチレーター/後ろ側のベンチレーターは内側から開閉可能
モンベルのマイティードームと同様に、こちらの入口にもメッシュパネルが付いています。

 

さらに、後方にも大きなベンチレーションパネルがあるため、空気がしっかり循環して結露の発生を大幅に軽減。雨の侵入を防ぐ庇がデザインされている点も嬉しいポイントです。

 

ブラックダイヤモンド ファーストライト2P
テントポールは内側でクロスさせる
ちなみに、こちらのテントはほかとは違い、ポールを内側でクロスさせて立ち上げる仕組み。慣れるまで設営するのに少々苦労しますが、浸水を誘発する生地の縫い目を減らすと共に、冬季にポールが凍結するアクシデントを防ぐ、こだわりの仕様です。

 

メーカー公式HP

 

ブラックダイヤモンド ファーストライト2P

収容人数:2人
最小重量:1.162kg
サイズ:122✕208✕H106cm
収納サイズ:15✕23cm

 

③MSR/アドバンスプロ2

抜群の天井高で開放的な居住性!

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サイズ:107✕208✕H112cm/収納サイズ:15✕46cm

2レイヤーのオリジナル防水透湿性素材を使用し、アルピニスト向けに開発された一張。

狭小地形での設営を考慮して、2人用にしては横幅がやや短めですが、112cmという抜群の天井高で狭さは感じず、むしろ開放的な居住性を提供します。

ココにも注目!|感動するほどクイックに設営可能

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後ろ半分のスリーブにポールを差し込んで設営する/入口から見て両サイドにある大型ベンチレーター
実際に設営していて感心したのが、思わず唸りたくなるほど簡単なポールの取り付け方法。スイベル(接続パーツ)で連結された2本のポールを入口から見て奥側にあるスリーブに差し込んで、最後、手前側にあるフックをポールに取り付ければ、ひとまずテントとして立ち上げは完了します。

 

ポールを一本づつスリーブに通す手間がかからず、かといって半分はスリーブ式を採用しているので、幾つものフックを取り付ける必要もない、効率化を突き詰めたような仕様に驚かされました(詳細はメーカー公式HP内のムービーをチェック!)。

 

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ベンチレーターは内側から開閉可能/ドバンスプロ2に使われているサイクロンポール
ほかにも、天井にはランタンなどを吊り下げておける便利なフックがあり、両サイドにベンチレーターを配置することで十分な換気性能を確保。

 

弾力性に優れ、過度な力が加わっても折れにくい特殊な「サイクロンポール」を採用する点にも、過酷な環境下での実用性の高さが伺えます。

 

メーカー公式HP

 

MSR アドバンスプロ2

収容人数:2人
最小重量:1.3kg
サイズ:107✕208✕H112cm
収納サイズ:15✕46cm

 

④プロモンテ/VB-22Z

通気性を備える生地で結露を軽減!

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サイズ:205✕120✕H100cm/収納サイズ:本体18✕32cm、ポール9.5✕43cm

素材に3レイヤーの高通気素材を使うことで、透湿性よりもさらに内側の湿気を逃がす通気性を確保。不快な結露の発生が少なく、快適な居住性を提供します。

また、長辺側に入口があるためスムーズに出入りでき、入口を全開にすると視界が開けるといった特長も。中に入りながら外に広がる雄大な景色を楽しめます。

ココにも注目!|前室をデザインして弱点を克服

プロモンテ VB-22Z

外に出した汚れた靴などを雨風から防いでくれる前室付き
基本、シングルウォールテントに前室は付かないのですが、こちらは入口の前面にだけフライシートを配備して弱点を克服。ダブルウォールと同等の使いやすいさを発揮する数少ないモデルです。

 

単純に設営の手間を減らしたいと思ったとき、真っ先に候補に挙がる一張といえるでしょう。

 

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入口の下半分に三角形のメッシュパネルが備わっている/前室の上部ある庇付きのベンチレーター/後方にはモスキートネット付きのベンチレーターを配置
換気性能も十分に確保されていて、入口の下部半分がメッシュパネルになる仕様。前室の上部と後方に一箇所づつモスキートネット付きのベンチレーターも配備されています。

 

メーカー公式HP

 

プロモンテ VB-22Z

収容人数:2人
最小重量:1.22kg
サイズ:205✕120✕H100cm
収納サイズ:本体18✕32cm、ポール9.5✕43cm

 

【テントの重量を軽くしたい人向け】4モデル

ここでは重量にフォーカスして、ほかよりも軽いテントが欲しい! という人にオススメできる4モデルを集めました。

軽量化を追求した結果、一般的なテントより扱いに注意が必要なモデルもありますが、ペットボトル並の収納サイズと1kg以下の圧倒的な軽さは、やはり大きな魅力です。

紹介する4モデル

メーカー/モデル名 ⑤ヘリテイジ/クロスオーバードーム<2G>      ⑥ライペン/ライズ1       ⑦ファイントラック/カミナモノポール1  ④ブラックダイヤモンド/ディスタンスシェルター
ヘリテイジ クロスオーバードーム2Gライペン ライズ1ファイントラック カミナモノポール1ブラックダイヤモンド ディスタンスシェルター
収容人数2人
  • 1人
    (最大2名)
1人2人
最小重量630g880g770g725g
サイズ100✕210✕H105cm100✕200✕H95cm205✕80✕H100cm241✕147✕H104cm
収納サイズ本体9✕20cm、ポール38cm本体14✕23cm、ポール38cm本体5✕16✕24cm、ポール39cm13✕30cm
税込価格48,400円38,500円49,500円34,100円
特長紹介をみる紹介をみる紹介をみる紹介をみる
※横にスクロールできます

快適性よりも軽さを重視する人を意識して、ここでは1人用をチョイスしました(一部例外あり)。「紹介をみる」をクリックすると、アイテムの詳細をすぐに見ることができます。

 

⑤ヘリテイジ/クロスオーバードーム<2G>

驚異の軽さを実現したドーム型ツェルト

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サイズ:100✕210✕H105cm(収容人数は2人となっているが、実際には一人で使うほうが現実的)/収納サイズ:本体9✕20cm、ポール38cm

10デニールという極薄素材を使うことで、最小重量630gという驚きの軽さを叩き出した意欲作。

長辺側にある入口で出入りもスムーズに行なうことができ、2本のポールをクロスさせる自立式のため、設営のしやすさも兼ね備えています。

(※一般的なテントとは異なり、最低限の強度しか備えていないため、使用上のリスクを把握したうえで、扱いには注意が必要です)

ココにも注目!|生地を改良して耐水性と強度がさらにアップ!

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素材には10dnナイロン高強度ミニリップストップ(透湿防水PUコーティング)が使われている/前方のベンチレーター。こちらにはモスキートネットが付かない(別売のモスキートネットを設置可能)/後方のベンチレーター。こちらはモスキートネット付き

こちらのモデルは2世代目にあたり、世代交代のタイミングで本体の生地がリニューアルされました。

1世代目と比べると、耐水圧は約1.5倍、透湿性は約1.9倍も向上し、通気性を備えるようになったため、結露の発生も大幅に減少。引き裂き強度も高くなり、ベンチレーターの位置を見直しすことで換気性能もアップしています。

ヘリテイジ クロスオーバードーム2G

本体のテンションはポールスリーブの末端で調整できる

設営にはスリーブにポールを差し込む方法を採用し、一般的なツェルトよりも素早く立ち上げることが可能。スリーブの末端にアジャスターテープを備え、ここを操作すると本体の張り具合を高めることができます。

メーカー公式HP

ヘリテイジ クロスオーバードーム<2G>

収容人数:2人
最小重量:630g
サイズ:100✕210✕H105cm
収納サイズ:本体9✕20cm、ポール38cm

 

⑥ライペン/ライズ1

アライテントが誇る元祖軽量シェルター

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サイズ:100✕200✕H95cm/収納サイズ:本体14✕23cm、ポール38cm

ライズ1が発売されたのは1984年。アライテントがラインナップする軽量テントの原型となったモデルで、“自立式ドーム型ツェルト”という立ち位置でありながら、いまなお荷物の軽量化を図る経験豊富な登山者に選ばれ続けているロングセラーです。

(※一般的なテントとは異なり、最低限の強度しか備えていないため、使用上のリスクを把握したうえで、扱いには注意が必要です)

ココにも注目!|土間が出現するユニークなフロア

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フロアの長辺側にあるファスナーを開けると土間が現れる/入口を閉めた状態で長辺側から内側に潜り込むことも可能
ライズ1はフロアの長辺側にもファスナーがあり、ここを開けると入口側から床の生地をめくり上げることが可能。まるで土間のようなスペースが現れ、内側で汚れた登山靴を管理するときなどに役立ちます。

 

また、入口を閉めた状態で長辺側のファスナーを全開にすれば横方向から内側に潜り込むこともでき、たとえば雨が降っているときなど、雨水の侵入を防ぎながら中に入ることもできます。

 

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ベンチレーターは左右2箇所。空気の循環を考えて意図的に位置を上下にずらしている/各ベンチレーターはモスキートネット付き
ほかにも、温められた空気は上昇するという法則から、両サイドのベンチレーターをあえて上下にずらすことで、下から取り込まれた冷たい空気が内側で温められて上から排出されるといった自然な換気を実現。

 

効率的に空気を循環させることで、結露の発生を抑える仕組みで設計されています。

 

メーカー公式HP

 

ライペン ライズ1

収容人数:1人(最大2名)
最小重量:880g
サイズ:100✕200✕H95cm
収納サイズ:本体14✕23cm、ポール38cm

 

⑦ファイントラック/カミナモノポール1

一年を通して活躍する超軽量テント

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サイズ:205✕80✕H100cm/収納サイズ:本体5✕16✕24cm、ポール39cm

テントとツェルトの隙間を埋める新たな登山用シェルターを作る目的で開発された、厳冬期を除くすべての季節で使える超軽量のオールシーズンテントです。

一般的なテントと比較しても遜色ない耐久性を備えながら、フライシートを省き、1本のポールで設営する非自立式を採用したことで、最小重量770gを実現しました。

ココにも注目!|軽量化の過程で強度と使い勝手に妥協なし

ファイントラック カミナモノポール1

入口には便利な前室が付く
生地に採用したのは、防水コーティングがされた30デニールの高強度リップストップナイロン。さらに、張力が加わる各辺に超強力繊維「イザナステープ」を縫い込み、骨格として機能させることで厳しい山岳環境にも耐える十分な強度を発揮。

 

そのうえ、シングルウォールのデメリットのひとつだった前室までデザインするなど、細部までこだわった設計が人気の秘訣です。

 

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一本のポールをスリーブに通し、左右からテンションを加えて設営する/入口にはメッシュパネルを完備/後方にモスキートネット付きのベンチレーターがあり、換気性能も十分
さらに、張り綱でテンションをかけることで側壁が立ち上がるように設計されているため、中に入ったときに感じる圧迫感も軽減されています。

 

メーカー公式HP

 

ファイントラック カミナモノポール1

収容人数:1人
最小重量:770g
サイズ:205✕80✕H100cm
収納サイズ:本体5✕16✕24cm、ポール39cm

 

⑧ブラックダイヤモンド/ディスタンスシェルター

トレッキングポールを活用して重量を削減

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サイズ:241✕147✕H104cm/収納サイズ:13✕30cm

実用的な2人用のフロアサイズを備えながら、725gという抜群の軽さを実現。その秘訣はユニークな設営方法にあり、ポールの代わりに2本のトレッキングポールを使って立ち上げる仕組みがポイントです。設営後の剛性は意外と高く、強風下でも安心の強度を発揮します。

ココにも注目!|付属のジョイントパーツで他メーカーのポールにも対応

ブラックダイヤモンド ディスタンスシェルター

トレッキングポールの持ち手にジョイントパーツを取り付けてフレームに接続する
天井を形作るフレームとトレッキングポールを連結するパーツが付属するので、115cm以上の長さがあるI型のトレッキングポールであれば、他社のモデルでも設営に使用可能。

 

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入口には開閉可能なメッシュパネル/天井付近には庇がある大型ベンチレーターをデザイン/足元にもベンチレーターがあり、下から上へ空気が流れるように設計されている
入口のメッシュパネルのほか、足元と天井部分にもベンチレーターを配置することで自然な空気の循環を促し、結露の発生を抑えて快適な居住性を提供します。

 

メーカー公式HP

 

ブラックダイヤモンド ディスタンスシェルター

収容人数:2人
最小重量:725g
サイズ:241✕147✕H104cm
収納サイズ:13✕30cm

 

お気に入りの一張を手に入れてテント泊を楽しもう!

テント泊

特長が異なる8張りのシングルウォールテントを紹介してきましたが、皆さんの好みに合うモデルはありましたか?

「これだ!」と思うテントがあれば、それは今後の相棒かも!? 気に入ったテントを手に入れて、思う存分テント泊を満喫しましょう!