クレジット記載のない画像はすべて、撮影:筆者
メーカーさんに紹介された新しいテント、ちょっと重量が気になります……。

山岳ライターという仕事柄、多くのメーカーさんからプレス情報をいただく私。今回レビューするテントに出会ったのも、一通のメールがきっかけでした。
「今年、新しいテントが発売されます。もし興味があれば使ってみてください」
by プロモンテ広報担当者
仕事の合間に記載のURLをクリックすると、紹介されたテントはどうやら非自立式のシングルウォールらしい。
ということは、軽さ重視の軽量テントか?
そんな思い込みで重量スペックを見てみると、1人用の総重量が、なんと約1,020g!?
(2人用は約1,120g)
重さの感じ方は人それぞれですが、私の印象は「ちょっと重い……」。非自立式で、なおかつポールも付属しないようないので、もう少し軽さを意識してもいいのでは……。
しかし、実際の良し悪しは使ってみないと分かりません。
届いたメールに「興味があるのでサンプルを貸してください」と返信し、さっそくプライベートで試してみることにしました!
商品名は、遊び心をくすぐる「BOKUNOKICHI」

今回テストした最新テントは、国内アウトドアブランド<プロモンテ>の「BOKUNOKICHI」。
| 基本 スペック | BOKUNOKICHI-1 (1人用) | BOKUNOKICHI-2 (2人用) |
| 価格 | 50,600円 | 53,900円 |
| 重量 | 約860g (総重量約1,020g | 約960g (総重量約1,120g |
| サイズ | 間口205 奥行90 前室40×高さ105cm | 間口205 奥行120+前室40 高さ105cm |
「BOKUNOKICHI」=「僕の基地」。子供のころに夢中になった“基地遊び”が開発背景にあるそうで、なかなかキャッチーなネーミングですよね!
小さいとき、近所の空き地に平らな場所を見つけて自分だけの基地を作った思い出がある方は、意外と多いのではないでしょうか?
「BOKUNOKICHI」は、屋外で自分の住まいを工夫しながら作り出すおもしろさを再現するために、設営方法にあえて非自立式を採用。設営用のポールも元から用意されていないので、トレッキングポールや落ちている枝などを使って、あれこれ考えながら設営する必要があります。
ほかにも、跳ね上げるとタープのようになる入口や、生地に通気性を備える高機能素材を使うなど、ところどころ気になる特徴が。レビューと共にひとつずつ詳しく見ていきましょう。
プロモンテ BOKUNOKICHI-1(1人用)VB-100
| カラー | オリーブ |
|---|---|
| 素材 | [本体表地]20Dナイロンリップストップ、[本体裏地]7Dナイロントリコット 、[ラミネート]高通気エントラント、[グランド部/前室]20Dポリエステルリップストップ(ポリウレタン防水加工) |
| サイズ | 間口205×奥行90+前室40×高さ105cm |
| 重量 | 約860g(総重量約1,020g) |
| 付属品 | マグネシウムペグ(16本)、張り綱6本/テクノーラ(アラミド)、本体収納袋 ※ポールは付属されておりません。 |
プロモンテ BOKUNOKICHI-2(2人用) VB-200
| カラー | オリーブ |
|---|---|
| 素材 | [本体表地]20Dナイロンリップストップ、[本体裏地]7Dナイロントリコット 、[ラミネート]高通気エントラント、[グランド部/前室]20Dポリエステルリップストップ(ポリウレタン防水加工) |
| サイズ | 間口205×奥行120+前室40×高さ105cm |
| 重量 | 約860g(総重量約1,020g) |
| 付属品 | マグネシウムペグ(16本)、張り綱6本/テクノーラ(アラミド)、本体収納袋 ※ポールは付属されておりません。 |
実際に使ってみたら、これはなかなか良いですよ!

テストに選んだフィールドは、山奥を流れる沢沿いの幕営適地。6月下旬、1泊2日の沢登りで使ってきました。仲間と一緒に計画したので、使用モデルは2人用の「BOKUNOKICHI-2」。まずは収納サイズから確認します。

収納袋の寸法は、約36×約17cm。普段、沢登りでテントの代わりに使っているツェルトと比べると、どうしても大きく感じてしまいます。付属品は、設営に使う張り綱×4本とペグ×8本。付属品を含めたトータルの重量=総重量(約1,120g)です。

沢を徒渉して、滝を登り、到着した幕営適地でさっそく設営。設営方法はツェルトとほぼ同じで、フロアをペグなどで固定してから、両サイドを立ち上げてガイラインにテンションをかけます。

写真では他メーカーの簡易ポールを使っていますが、ここはトレッキングポールや枝を使っても、もちろんOK。
それでは、実際に使ってイイと感じたグッドポイントを見ていきましょう。
入口が広い。だから荷物の出し入れがすごくラク!

まず、真っ先に感心したのは、これまで使ってきたテントとは明らかに違う、圧倒的な入口の広さです。
長辺側の側面がほぼ全開するので出入りはもとより、寝袋やスリーピングマット、行動食といった荷物を中に入れるのもとってもラク。普段使っている短辺側に入口があるツェルトや登山用テントとでは、使い勝手に雲泥の差があると感じました。

ちなみに、入口はメッシュパネルになっているので、蒸し暑い夏も虫の侵入を気にせず眠ることができます。

そして予想以上に室内が広い。大人二人が横になって寝ても窮屈に感じることはありませんでした。
