鮮やかに夏山を彩る黄金の花「シナノキンバイ」特徴や見分け方、おすすめスポットを紹介

雪渓が溶けた後、湿地や草原に鮮やかな黄色の花を咲かせるシナノキンバイ。初夏を代表する高山植物です。黄色で大き目の花は遠くからも確認でき、夏の日本アルプスを登山した人なら、一度は目にしているのでは?本記事では、シナノキンバイの特徴や、ほかの花との見分け方、おすすめスポットを紹介します。

目次

アイキャッチ画像出典:PIXTA

花言葉は「呪い」!・・・シナノキンバイの特徴は?

花言葉は「呪い」!・・・シナノキンバイの特徴は?

出典:PIXTA

シナノキンバイ(エゾキンバイソウ)はキンポウゲ科キンバイソウ属の多年草で、花期は6月中旬から8月頃。分布は中部以北の高山帯から北海道、雪解け後の湿った場所によく見られる高山植物です。

信濃金梅
出典:PIXTA

漢字で書くと「信濃金梅」。その名の通り、信濃地方(今の長野県)に多く見られ、金色に輝く梅の花のように見える事からその名がついています。こんなにきれいなのに、ちょっと怖い花言葉が・・・。

信濃に咲く金色の梅のような花「信濃金梅」2

出典:PIXTA

花言葉は「恋」と「呪い」。「恋」は華やかな姿にぴったりですが、なぜか「呪い」も・・・ちょっと怖いですね。由来は、毒を持っていることによるという説も。決して口にしないようにしましょう。

黄色の花びらはガク片だった!

シナノキンバイ

出典:PIXTA

シナノキンバイの特徴である鮮やかな黄色の花びらは、実はガク片が変化したもの。実際の花びらは中心部のまわりの細い棒状に立っている部分で、よく見ないとわかりません。つまり花びらのように見える部分は「黄色のガク片」だったのです。

よく似た花が多い・・見分け方は花の大きさと葉

シナノキンバイが咲くエリアには同じ季節に咲く黄色い花があり、一見、見分けがつかないことがあります。見分けるポイントは、花の大きさと葉、それぞれポイントを紹介します。

シナノキンバイ

シナノキンバイ

出典:PIXTA

花径3~4cm、葉は深い切れ込みがあります

ミヤマキンバイ

ミヤマキンバイ

出典:PIXTA

花径は1.5~2㎝、葉が小さく3枚。花びらの先端にくぼみがあるのが特徴。

ミヤマダイコンソウ

ミヤマダイコンソウ

出典:PIXTA

花径は1.5~2㎝、葉は丸く茎を囲むように付いています

ミヤマキンポウゲ

ミヤマキンポウゲ

出典:PIXTA

花径1cm程度と小さく、葉は細長い針状です。

リュウキンカ

リュウキンカ

出典:PIXTA

花径は2~3cmと、ちょっと大き目、葉は丸みを帯び切れ込み無し。花径が大きいのでシナノキンバイと間違えやすいですが、葉が全く違います。

大きな黄色い花、葉に切れ込みがあるのであればシナノキンバイと判断して、ほぼ間違いありません。一緒にそのほかの花の特徴も覚えれば、お花畑の楽しさ倍増です。

次からは、そんな花たちが咲くおすすめ観賞スポットを紹介します。

シナノキンバイを見に行こう!

シナノキンバイを見ることができるのは、中部以北の高山帯と限られますが、その中から、いくつかのおすすめを紹介します。

1 / 2ページ