花言葉は「呪い」!・・・シナノキンバイの特徴は?

漢字で書くと「信濃金梅」。その名の通り、信濃地方(今の長野県)に多く見られ、金色に輝く梅の花のように見える事からその名がついています。こんなにきれいなのに、ちょっと怖い花言葉が・・・。

黄色の花びらはガク片だった!

よく似た花が多い・・見分け方は花の大きさと葉
シナノキンバイが咲くエリアには同じ季節に咲く黄色い花があり、一見、見分けがつかないことがあります。見分けるポイントは、花の大きさと葉、それぞれポイントを紹介します。シナノキンバイ

ミヤマキンバイ

ミヤマダイコンソウ

ミヤマキンポウゲ

リュウキンカ

大きな黄色い花、葉に切れ込みがあるのであればシナノキンバイと判断して、ほぼ間違いありません。一緒にそのほかの花の特徴も覚えれば、お花畑の楽しさ倍増です。
次からは、そんな花たちが咲くおすすめ観賞スポットを紹介します。
シナノキンバイを見に行こう!
シナノキンバイを見ることができるのは、中部以北の高山帯と限られますが、その中から、いくつかのおすすめを紹介します。北海道の”尾瀬”、秘境のシナノキンバイ|雨竜沼湿原 【北海道】

雨竜沼湿原は北海道の尾瀬とも呼ばれる日本有数の山岳型高層湿原帯です。100以上の池塘が点在し夏は高山植物の花が咲き乱れます。

シナノキンバイが咲くのは7月上旬~7月下旬、木道が整備され初心者でも歩きやすくなっていますが、ヒグマの目撃情報も多いので注意しましょう。
尾瀬を彩る黄金色|尾瀬ヶ原・尾瀬沼 【群馬県・福島県】

尾瀬のシナノキンバイの花期は6月中旬~6月下旬と、ちょっと早め。尾瀬ヶ原、尾瀬沼の湿原全般で見ることができます。

尾瀬沼東の大江湿原周辺ではリュウキンカと一緒に見ることができるので、見分けてみることも楽しいですね。
登山者憧れの地のシナノキンバイ|涸沢カール【長野県】

穂高連峰に広がる涸沢カールは、紅葉とともにお花畑も人気。夏、シナノキンバイの群落が穂高の岩稜帯をバックに鮮やかに咲き乱れます。上高地から徒歩5~6時間、たどり着くのはちょっと大変ですが、多くの登山者が憧れる絶景が待っています。
上高地観光旅館組合公式|涸沢カール
シナノキンバイの大群落|千畳敷カール 【長野県】

中央アルプスの大観光地「千畳敷カール」は、ロープウェイで標高2612mまで行くことができる事から、多くの観光客や登山者で賑わいます。シナノキンバイはロープウェイ山頂駅そばの遊歩道でも見ることができますが、木曽駒ヶ岳への登山道の八丁坂や、宝剣岳直下など、1時間ほど歩くと大群落がありおすすめです。
信州駒ヶ根ガイド|千畳敷カール
ロープウェイで楽々!白馬山系のシナノキンバイ|栂池自然園 【長野県】

白馬三山の登山口の1つ栂池。栂池の高層湿原を自然公園化したのが栂池自然園です。標高約1,900mの位置にありますが、ゴンドラとロープウェイで行くことができ、登山する必要はありません。

栂池自然園
世界の花とともに楽しむシナノキンバイ|白馬五竜高山植物園【長野県】

白馬五竜高山植物園は、標高1515m、白馬五竜アルプス平の高山植物園で、周辺の高山植物をはじめとして、世界の高山植物を植栽した植物園です。ゴンドラに乗って簡単に行くことができる事から観光客に人気。

夏空に”映える”シナノキンバイ
