オピネルの刃が出ない問題は“コンコン”で解決!未然に防ぐための素材別メンテナンス法もチェック

2021/10/06 更新

アウトドアナイフの代表格「オピネル」。100年以上の歴史があり、世界中のユーザーから愛される名品です。でも、いざ使おうとすると、いつの間にか刃が出しにくくなっていることがありませんか?実は、筆者もその一人。なんと、”コンコン”すれば簡単に出せるそうです。その詳しい手順と、日頃のメンテナンス方法を紹介します。


アイキャッチ画像撮影:YAMAHACK編集部

オピネルの刃がでてこない……!

最近、オピネルのブレードが固くて出にくくなった!
撮影:YAMAHACK編集部
アウトドア・登山用ナイフの定番「オピネル(OPINEL)」。1890年発売以来、「シンプルで軽量、鋭い切れ味」として長く愛されているナイフです。折りたためるため、収納しやすく、アウトドア用に持っているという人が多いのではないでしょうか。

しかし使っているうちに、いつの間にか刃が固くて出にくくなってしまうことも……。

実は、筆者もその一人。調べていると、驚くほど簡単に刃を出せるようになる方法がありました。さらに今回は、そもそも固くならないための、使用後のメンテナンス方法も紹介していきますよ。

刃が出ないときは、“コンコン”で解決

コンコン
撮影:筆者
刃を出すとき、ちょっとだけ出ている刃を必死で引っ張っていた筆者。調べていると、驚くほど簡単に解決したのです。

簡単に刃が出る!秘技、サヴォワ打ち

解決方法、それは「サヴォワ打ち」。ちょっと耳慣れない言葉ですが、これはれっきとしたオピネルの公式な「出にくくなった刃を出す」方法です。
手順
《1》ロックを外す
《2》ロックの金具を手のひらの中にしてハンドルをつかみ、溝を下に向ける
《3》ハンドルの先端を固いところに“コンコン”と軽く打ち付けると、刃が出てくる
それぞれ詳しく見ていきましょう!

《1》ロックを外す
ロックを外す
撮影:YAMAHACK編集部
《2》ロックの金具を手のひらの中にしてハンドルをつかみ、溝を下に向ける
簡単にブレードが出る「サヴォワ打ち」
撮影:YAMAHACK編集部
《3》ハンドルの先端を固いところに“コンコン”と軽く打ち付けると、刃が出てくる
コンコン
撮影:YAMAHACK編集部
今まで苦労していたのが嘘のような簡単さ。早く知ればよかった……。なお、コンコンと打ち付ける場所は、石やコンクリートブロックの上など、硬い場所に軽く打ち付けましょう。木製テーブルなどキズが付きそうな場所は避けた方が無難です。

そもそもなんで刃が出にくくなるの?

そもそもなんでブレードが出にくくなるの?
撮影:筆者
木製のハンドルは軽量で手になじみやすく、オピネルの特徴のひとつでもあります。ただ木であるがゆえに、水分を含むと膨らんでしまい刃を圧迫してしまうのです。これが、刃がでにくくなる原因。

長期間使わないと、ハンドルと刃がくっついてしまうこともあるようです。

正しい使い方とメンテナンス法で長持ちさせる

ブレードが出にくくならないようにしたい
撮影:筆者
刃が出にくくならないように気を付けておくことしては、以下の5点。

①持ち運ぶ時は、防水袋に入れておく
②湿気の多い環境での長時間の使用を避ける
③使って水に濡れたら早めにふき取る
④湿気が無いところで保管
⑤使用後、帰宅したら正しいメンテナンスを行う(メンテナンス方法はこの後に詳しく説明します)

これらを見てわかる通り、とにかく水や湿気に気を付けることが大切。湿度が高い夏場は、とくに注意が必要です。

使用後のメンテナンスも怠ってしまうとすぐに素材が劣化してしまうことも。素材に合わせた正しいメンテナンス方法を紹介していきます。

素材によってお手入れに違いあり!正しいメンテナンス法をチェック

メンテナンス
撮影:YAMAHACK編集部
オピネルのナイフを使ったら、必ず収納する前にお手入れを!メンテナンスをしないと、次に使う時にサビていることがあります。また刃の素材(カーボンスチール or ステンレス)によって、メンテナンス方法が違うので注意が必要です。

なお水を使いますが、メンテナンスが終わったら十分に乾かすようにしましょう。また、温水はぬるめ(20度)程度で。では、それぞれ素材別のお手入れ方法を詳しくみていきましょう。

ステンレスタイプ

カーボンに比べると、メンテナンスしやすいのがステンレス。サビにくい材質ですが、絶対にサビないわけではないので、メンテナンス後はしっかり乾かしましょう。

■メンテナンス手順
《1》刃を流水で洗う
《2》食器用スポンジに食器用洗剤(中性)を少量付け、刃を数回スポンジで洗う
《3》刃を流水ですすぎ、乾いた布でふき取る


撮影:YAMAHACK編集部
刃を流水で洗うとき、ハンドルを濡らしたり、溝に水が入ったりしないように注意しましょう。

カーボンスチールタイプ

切れ味抜群で人気のカーボンですが、とても繊細な材質で、日頃からしっかりとメンテナンスすることが大切です。十分に乾燥させないと、すぐにサビが発生するので、メンテンナス後の乾燥はもちろん、湿気が無い場所で保管するように心がけましょう。

■メンテナンス手順
《1》温水で湿らした食器用スポンジに食器用洗剤(中性)を少量付けて洗う、数回洗う

《2》その後、乾いた布できれいに拭きとる。洗剤が残らないように注意


撮影:YAMAHACK編集部
なお、ステンレスのように流水にさらすようなことはNG。あくまでも湿らしたスポンジを使用することがポイントです。

ハンドルのメンテナンス

刃ほど、メンテナンスする必要はありません。汚れた時や、たまにはメンテナンスするようにしましょう。

■メンテナンス手順
《1》温水で湿らせたスポンジや布でハンドルを拭く
《2》乾いた布で拭き上げる
《3》十分に乾かす


撮影:YAMAHACK編集部
くれぐれもハンドルを流水にさらしたり、濡れたままにしたりしないように。刃が出にくくなるどころか、ハンドルのゆがみの原因にもなります。

正しくメンテナンスを!そして困ったら“コンコン”

まとめ
撮影:筆者
刃が出にくい時は、”コンコン”の「サヴォワ打ち」を覚えておけば、困ったときにもすぐに使えますね。でも、そうならないのが一番。日頃から正しくメンテナンスし、使い方や保管方法も、今回紹介したことを守れば、いつでもサクッと刃が出てきます。

それでも、刃が出にくい時は“コンコン”、筆者も、今度困ったときは使おうと思います。

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黒田猫太郎

IT関連の超インドア人間が、パートナーの影響で山人間に。今では、パートナーよりも山にはまってしまいました。九州を中心に山歴20年。なのに、一向に上級者になる気配が無い、猫好き酒好きのヘタレ山ヤです。パートナー&猫3匹と同居中。愛車ジムニーで山を徘徊しています。

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