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念願のテント泊縦走!数々の”たまらない景色”を楽しむ「薬師岳」(2ページ目)

自分の歩いた道が全部見える!たまらない景色の連続

美しい景色

提供:くみさん(ザラ峠からの五色ヶ原の素晴らしい眺め)

そんな、初めてのロング縦走で印象に残っている景色について、写真と共に語ってくれました。

── 薬師岳の”山”としての魅力はどんなところですか?

kumiruさん
薬師岳に向かうまでの道のりはもちろん、山頂から見える景色がたまりません。裏銀座の代表的な山々や、槍ヶ岳、遠くには海、山頂からの全体の眺めが最高でした!

山頂からの景色

提供:くみさん
提供:くみさん(太郎小屋から薬師岳〜越中沢岳などを経て五色ヶ原まで、絶景の連続です)

── どの写真も晴天で、絶景ばかりですね!

kumiruさん
そうなんですよ。4日間、全部晴れだったんです。それもあって、すごく楽しくて。ただ、ものすごく暑かったですよ。とにかく喉が乾いてしかたなかったです。

スゴ乗越で日傘を刺すKumiruさん

提供:くみさん(スゴ乗越にて。4日間、この日傘が大活躍!)

ご褒美のコーラ

提供:くみさん(ご褒美コーラがたまらない!)

── 確かに、稜線歩きでずっと日光の下ですもんね。

kumiruさん
だんだん水に飽きてくるんですよ。だから、たまに小屋で奮発してジュースを飲むんですけど…これが、めちゃくちゃおいしかったです!下山してから飲むと普通の味なんですけどね…。

── うんうん、わかります!

kumiruさん
連日、天気にも恵まれて、朝日も夕日も北アルプスの山々の景色も完璧に見ることができて、本当に幸せでした。
4日間歩き続けたのが初めてで、達成感がすごかったです!

キラキラした笑顔で、自分らしく楽しみながらロングハイクを満喫したことを語ってくれたくみさん。テント泊縦走の楽しさが、伝わってきましたね!

今後チャレンジしてみたいのは「雲ノ平〜槍ヶ岳ロングコース」

雲の平小屋

出典:PIXTA

雲ノ平
標高:2,650m(山荘)
所在地:富山県
飛騨山脈・黒部川源流に位置する、日本一標高の高い溶岩台地である雲ノ平。圧倒的な数の高山植物が咲き乱れる景観は、まさに雲の上の楽園そのもの。どの登山口からも遠く、1日以上かかるため「日本最後の秘境」とも言われ、ハイカー憧れの地。

── 今後、チャレンジしてみたい山を教えてください。

kumiruさん
来年こそは、高天原温泉を通って、雲ノ平〜鷲羽〜槍ヶ岳まで抜けるコースを歩いてみたいです。山単体というよりも、”歩いてみたい道”ですね!

── うんうん。かなりのロングコースですね。

kumiruさん
5泊6日で行きたいなと思っています。裏銀座は去年歩いているんですが、日程の関係で雲ノ平までは足を伸ばせなかったんですよ。なので、来年こそは行きたいですね。
山の中で温泉なんてとても楽しそうですし、雲ノ平が秘境っていうのも気になります。それに、槍ヶ岳はまだ登ったことがないので、縦走の締めくくりとしてもアタックしてみたいです!

── 5泊6日の集大成に槍ヶ岳って、最高ですね。それにしても、今年の薬師岳も3泊4日ですし、次のチャレンジもロングですね。

kumiruさん
やっぱり体力とか精神的なモチベーションがないとロングで歩けないと思うので、自分の挑戦として行ってみたいなと思います。

あとは、山に篭りたい気持ちがあるんですよね。山って自分にとっては非日常なので、その非日常の時間にできるだけ入っていたいんです。

── そんなに長い時間山にいて、何を考えてますか?

kumiruさん
うーん、なんにも考えてないことが多いですよ。日常の些細なことや仕事のことを考えても、なんだか小さなことだなって思えたり。

あとは、スマホの電波が届かないっていうのもすごくいいです。SNSを見ることもできないので、日常をシャットダウンできて山に没頭できるから。

── 普段は、結構チェックしたりしてますか?

kumiruさん
インスタをチェックして、次に登ってみたい山を決める参考にするので…見てますね。

── 電波の届かないところでのテント泊では、何をして過ごしていますか?

kumiruさん
いや、電波なくてもいいって言いながら事前にダウンロードしてきた映画やドラマを見てたりします。笑

人がいなくて景色のいいテン場だと、テントからマットを出して、ごろっと寝そべって。「こんなところでドラマ見ちゃってる!」って、なんか贅沢な気分を味わってます。

── それは贅沢ですね!

kumiruさん
あとは、”何もしなくていい”っていうのを満喫してます。ボーッと雲を眺めたり

山の魅力は”そこからしか見られない景色”

テントとKumiruさん

提供:くみさん(五色ヶ原でのテント泊にて、シュラフを干すくみさん)

── 最初は嫌いだった山にハマった、山の魅力って何ですか?

kumiruさん
やっぱり、そこからしか見られない”景色”ですね。地元が長野なので、子どもの頃から山は見慣れていたんです。でも、麓から見上げているだけなので、木々しか見えなくて。笑
山の上からの景色を見た時に、稜線上に道が伸びているのが見えたことが新鮮でした。「ここに道があるんだ!」と、その景色にすごく感動しましたね。

── 下から見てる景色と違う景色があるっていうのは、面白い感覚ですね。確かに、稜線からの景色は、登った人しか見られないですもんね。

kumiruさん
あとは、不便な感じも良かったりします。普段なら、当たり前に飲むことのできるジュースも、山の中だと特別な飲み物ですごく美味しく感じますし、いろんなことをありがたく思えます。

うまく言えないんですけど…あえて行かなくてもいい山に行く、っていうのがある意味で贅沢というか。日常とは違って、早起きして、自然の中で体を動かしながら1日しっかりと活動して過ごすことができる、っていう特別感を味わえるのも山の魅力だと思います!

最初は山が嫌いだったのに、いつの間にかロングハイクをこなす女性ハイカーにまでなったくみさん。とにかく山が好きで、自分らしく登山を楽しんでいる姿は素敵ですね。
くみさんが山を楽しむ姿が見られる、今後の投稿も要チェックです!

今回くみさんが紹介してくれた山

POLEPOLEの画像

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