憧れの景色を見るために!2年越しの思いが詰まった「冬の唐松岳」

2020/12/13 更新

登山女性向け情報ページ「POLE POLE」。そこで、山の魅力や楽しさを発信してくれる存在がアンバサダー。今回は、絶景の雪山写真を紹介してくれている<risacollage>さんの登場です。思い入れのある山や、チャレンジしたい山など、ひとりの女性登山者として山について、胸に思い描いていることをインタビューしました!


アイキャッチ提供:RISACOLLAGEさん(@hanimarukun_33)

山に登る理由は人それぞれ

撮影:YAMAHACK編集部
山に登る人は、初心者からベテラン、スタイルもきっかけも様々で、いろいろな人がいますよね。そして、その数だけ山へ登る理由や想い、楽しみ方も存在します。コロナウイルスでの自粛期間もあり、より山について考える時間も多かったのではないでしょうか。

YAMA HACKでは、これまでアウトドアに関わる多くの人達に、山への想いを聞いてきました。様々な人の話を聞くと、自分とは違う価値観や共感できるポイントだったり、新しい山の魅力を発見することができるかもしれません。

今回は、よりYAMA HACK読者に近い登山者「POLEPOLEアンバサダー」の方に、山への想いを聞いてみたいと思います。

「POLE POLE」アンバサダーってどんな人?

女性向け登山情報ページ polepole ポレポレ
『POLE POLE』とは女性のための登山情報ページ。登山が好きなすべての女性に、レベルや年齢にとらわれることなく自分らしく山を楽しんでほしい、そんな想いをカタチにする場所として2020年3月にOPENしました。

そのPOLE POLEで、女性ならではの視点で山の楽しさや魅力を発信してくれる存在がアンバサダーさん。自分らしく山を楽しみ、その思い出の詰まった写真などを投稿してくれています。

いつも見ているだけでワクワクする写真を投稿してくれるアンバサダーさんって、どんな人なんだろう?
普段なかなか聞くことのできない山への想いを聞いてみたい!

そんな訳で、「思い出の山」や「挑戦してみたい山」など山にまつわるお話を伺ってきました。

初めまして!POLE POLEアンバサダー<risacollage>さん

提供:RISACOLLAGEさん(Instagram/risacollage
プロフィール|risacollageさん
名前:RISACOLLAGE 登山歴:4年 元々は、写真に興味があり、友人が見せてくれた雪山の写真に惹かれ山へ登り始める。いつの間にか、ほぼ毎週山へ行くほどに山とカメラにハマる。山の上でも美味しいご飯を食べるため、食料の軽量化はしないのがモットー。デザートは必須で、よく作る山ごはんは”鍋”料理。
数多くの雪山の絶景写真を紹介し、「冬の山では、こんなに美しい景色を眺めることができるんだ!」という感動と驚きを写真で届けてくれるRISACOLLAGEさん。早速、大好きな山の話を聞いてみましょう!

私の大好きな山、それは「冬の唐松岳」

出典:PIXTA

唐松岳
標高:2,696m
所在地:富山県、長野県
北アルプス北部に位置し、後立山連峰縦走コース上でもある唐松岳。山頂や稜線からの眺めが素晴らしく、剱岳を筆頭に北アルプスの山々の大展望が楽しめる。途中まで、ゴンドラやリフトを利用できるため、夏季は北アルプス初心者でも訪れることができ、非常に人気のある山。

── 登山を始めたきっかけが唐松岳だったと伺っていますが、どこに惹かれたんですか?

RISA
COLLAGEさん
きっかけは、カメラにハマり出した頃に、友人が雪山の写真を見せてくれたことですね。その写真がめちゃくちゃカッコ良くて。


── それが雪の唐松岳だったんですね?
RISA
COLLAGEさん
はい。月明かりの雪山(唐松岳)でモノトーン調の写真だったんです。それを見て、「すごい、登ってみたい!」と思ったんです。


── 「雪山に登りたい」って思って登山を始めるのって、なかなかないですね。初めから難易度の高いところに惹かれましたね。笑

RISA
COLLAGEさん
そうかもしれないですね!
でももちろん、最初から雪山に登ることができたわけではないですよ。


── 雪山を目標に、だんだんレベルアップしていったんですね。ちなみに、初めて登った山はどこでした?

RISA
COLLAGEさん
いわゆる”登山”デビューは冬の鍋割山(丹沢)ですね。登山経験の豊富な友人に連れて行ってもらいました。


提供:RISACOLLAGEさん(唐松岳の稜線)
── それでも初めての登山が冬の鍋割山だったんですね!どのくらいで、冬の唐松岳にチャレンジしたんですか?

RISA
COLLAGEさん
初めて冬の唐松岳に登ったのは、登山を始めて2年目くらいですね。それまでは、雲取山をはじめ関東近郊の山や八ヶ岳など、段階を踏んで経験値を上げていきました。
なかでも、最初の頃に登った茂倉岳(谷川岳)は印象的で、うまく歩けず悔しい思いをした分、山頂で見た景色は忘れられないものになりました。そこで、ハマったんだと思います。

やっとこれた!憧れだった雪山の絶景

提供:RISACOLLAGEさん(憧れていた雪の唐松岳からの夕景。ピンクの淡い色合いがたまらなく美しかった。)
── 初めて登った時の唐松岳はどうでしたか?

RISA
COLLAGEさん
「やっと来れたぁぁぁ!」っていう気持ちが強かったですね。
2年越しの思いが詰まった、憧れの場所だったので。
「ここの雪景色を見るために山登りをはじめたんだったな~。」って、初心を思い出しました。


提供:RISACOLLAGEさん(@hanimarukun_33)
── 唐松岳のどんなところが好きですか?

RISA
COLLAGEさん
唐松岳自体、と言うよりも山頂や稜線上から見える景色がすごく好きなんです。登り切ると、目の前に剱岳が見えるところなんて、本当にかっこいいですよ。
夏に縦走した白馬までの山並みがズバッと見えるのも、楽しかった思い出が蘇るので、そういうところも含めて好きですね。


雪山の魅力は”景色”

提供:RISACOLLAGEさん
── 雪山シーズンの唐松岳には2回登っているとのことですが、雪山の魅力とは?

RISA
COLLAGEさん
雪山は過酷な環境ですが、唐松岳に登った2回ともお天気に恵まれたので運がよかったです。雲海と夕焼け、ピンク色に染まる不帰や星空など、それぞれ表情の違う素晴らしい景色を見ることができました。
夏山からは想像もできない、白の世界に感動しますよ。


── たしかに、夏山と雪山では登るルートも違うし、同じ山でも全く異なる景色ですもんね。

RISA
COLLAGEさん
そうそう。夏に登った時に、「あ、雪で隠れていたところはこんな登山道だったのか」と、新鮮な気持ちで登れて楽しいんですよ。


提供:RISACOLLAGEさん
── 夏山と雪山なら…やっぱり雪山が好きですか?

RISA
COLLAGEさん
はい!とにかく、空の色がきれいでたまらないですよ〜。
冬は空気が澄んでいるので、写真を撮るのにもぴったりですしね。白銀の世界はサイコーです!


── カメラなどの機材もあるとなると、荷物は重たいですよね?

RISA
COLLAGEさん
なんとか16kgくらいには抑えてます。まわりに影響されて…この間、ついにカメラだけで1.5kgになっちゃいました。笑
星空も撮るため三脚も持っていくので、軽量化できるところはg単位で削ります!


── と、言うことは…食事はフリーズドライで我慢ですか?

RISA
COLLAGEさん
基本テント泊で、きれいな景色と美味しいご飯を食べるために登っているので、食料の軽量化はできません。
山で美味しいものを食べたり作ったりするのってすごく贅沢だと思うので、そこも楽しみたいんです。



提供:RISACOLLAGEさん(美味しそうなご飯がたくさん!)
── どんな山ごはんを楽しんでますか?
RISA
COLLAGEさん
冬は基本、”鍋”ですね。友人が初めての山ごはんで作ってくれたのがお鍋だったので、「山は鍋なんだな」って思ったのがはじまりです。
卵料理をしたり、旬の食材も使いたいですね。ボイルのホタテはそのままツマミにもなるし、鍋に入れたりとすごく便利ですよ。デザートも必ず用意して行きますし。

(…料理の話が止まりません!笑)

── 山で美味しいごはんを食べることへの熱量が半端ないですね。雪山装備で写真機材も食材も担いで登っていくということは、ハードな山行が好きなんですか?

RISA
COLLAGEさん
うーん…でも実は、登る(標高をあげる)のは好きじゃないんですよ。それに、雪山は極寒なので「早く温泉入りたいなぁ」って思いながら登ってます。


── 笑。それを聞いてなんか安心しました。それでも、登ってしまう程の魅力が雪山にはあるんですね。

RISA
COLLAGEさん
そうですね。人が行かない場所、人のいないところが好きなんですよね。混んでるところが好きじゃないと言うか。


── なるほど、だから基本テント泊なんですね。

RISACOLLAGEさん
小屋だと、人に気を遣ってしまうんです。星を撮るので、テント泊の方が良いというのもありますね。
でも逆に、お正月とかは小屋泊にしてゆっくりと過ごしますよ


── 年末もやっぱり山で過ごすんですね。笑

RISA
COLLAGEさん
予定や状況が許せばそうしたいと思ってます。大好きな唐松岳には、この冬も登りたいです!

雪山に対する熱い想いがひしひしと伝わってきましたね。初めての唐松岳登山で、天気にも恵まれて憧れていた景色を見られたのは、コツコツと登山の経験を積んで頑張ったご褒美だったのかもしれないですね。

今後チャレンジしてみたいのは「赤牛岳」

出典:PIXTA

赤牛岳
標高:2,864.2m
所在地:富山県富山市
飛騨山脈に位置し、日本二百名山の一座である赤牛岳。山頂からの大パノラマが魅力で、対峙する薬師岳をはじめ槍ヶ岳や烏帽子岳、黒部湖までも一望できる。北アルプスの奥地にあるため、縦走で登ることが多く、体力・時間を要するロングコースで中上級者向け。

── 今後、登ってみたい山を教えてください。

RISA
COLLAGEさん
北アルプスの赤牛岳に登りたいです。


── 北アルプス奥地の渋い山ですね~。なにか思い入れなどがあるんですか?

RISA
COLLAGEさん
今年、縦走計画に組み込んでいたんですが、天候が悪くて予定を変更したので…来年こそはリベンジしたいんです。


提供:RISACOLLAGEさん(薬師岳からの赤牛岳)
── 天気は残念でしたね。どんな計画だったんですか?
RISA
COLLAGEさん
「立山・室堂〜薬師岳〜雲ノ平〜水晶岳〜赤牛岳〜黒部」へと抜ける4泊5日の予定でしたが、悪天候で予定変更になってしまったんです。
それでも、薬師岳から赤牛岳を見ることができたので、反対側の赤牛岳から薬師岳の稜線を眺めてみたいって思って。それに、水晶岳から続く稜線を歩きたいですね。

雪山はホントに魅力的!だけど、初級者はオススメはしません

提供:RISACOLLAGEさん(冬の八方尾根@hanimarukun_33)
── リサさんにとって登山の魅力ってなんですか?

RISA
COLLAGEさん
人の少ない場所を選んで行っているので、山を独り占めしているような感覚を味わえるところが魅力ですね。普段は都会で生活しているので、山は非日常です。
自然の中で、景色を見ながら美味しいごはんを食べるのって、何よりも贅沢なんじゃないのかなと感じます。


── インスタグラムでも、雪山の写真を中心に投稿されていますよね。

RISA
COLLAGEさん
そうですね。雪山はすごくキレイで、他ではなかなか見られない景色だと思うので、多くの人にその景色を見てもらいたいって思って投稿してます。

ただし、雪山は過酷で危険な場所。自分の投稿を見て簡単に行けると考えて欲しくはないです。写真だけだとどうしても、実際より簡単に見えてしまう気がして…。
自分のレベルにあっているのか、など自分自身でしっかり山の情報は調べてもらいたいって思ってます。


── それってすごく大切なことですね。確かにSNSが普及してきて、「映えスポットで撮りたい」と気軽な気持ちで山に行く人もいますしね。SNSの情報だけで登るのは非常に危険だということを、私たちももっと周知していきたいです。

RISA
COLLAGEさん
自分の投稿が、山に興味を持つことのきっかけになるのは嬉しいですよ。だけど、行きたいと思ったら必ずマイナスの情報も調べてから行って欲しいというのが本音です。

登山のリスクを知って、必ず経験者と行く段階を踏んでから次のステップに繋げていくなど、ルールを守って山を楽しんで欲しいです。


山が大好きで、その魅力も危険も熟知しているからこそ責任感を持って山の魅力を発信するリサさん。これからの活動がますます楽しみですね!

今回RISACOLLAGEさんが紹介してくれた山



女性のための登山情報ページPOLE POLE

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高橋 典子

ハイクとミニマルキャンプをこよなく愛するフリーライター。次はどこに行こうか、9歳の息子と地図を眺めるのが日課。最近は、山岳気象予報に興味津々!

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