「シングルストーブや焚き火など熱源を問わず、川の水でも何でもお湯が作れれば良い。レストランの味がそのまま冷凍されているので、湯煎だけでちゃんとした食事ができます。
家の夕食で出てきてもテンションが上がるぐらい美味しいです(笑)」
手軽で美味しいだけでなく、旬の食材や規格外の野菜を使用することで買いやすい価格も実現。地元の農家さんと協力し、食品ロスの削減も目指しています。
長期保存が可能で、どこでも調理可能なので、アウトドアだけでなく災害時の備えとしてもおすすめ。真空ごはんは、おいしさや栄養素、利便性や価格に加えて環境にも配慮し、あらゆる意味で良い食事だと言えそう。
5月22日から、「CLAMP」と「創作バルFLATT.」の店頭で販売をスタート!3つのメニューが発売中です。
“伊那谷野菜”と豚肩ロース『信州味噌焼き』
“伊那谷野菜”と鶏ささみ『さっぱり梅昆布醤油漬焼き』
“伊那谷野菜”と長野米『山菜炊き込みごはん』(130g/180g/230g/500円)
今後は、季節に応じたメニューの変化も楽しめるそう。取扱店も順次拡大予定!
提供したいのは「成功体験」
多様な活動を繰り広げる一方で、CLAMPが数多くのファンを獲得した根本的な理由をお店で発見。それは、お客さんに対する向き合い方に現れていました。
「お客さんとの雑談も大切です。その会話をヒントに、オススメのアイテムを提案します。でも、最後は必ず本人の意志で商品を選んでもらうようにしています。僕が勧めた商品が失敗だと思われたくないですし(笑)。」
そんな言葉が意図するのは、「お客さんが納得して買う」ことへのこだわり。中でも特徴的なのが、購入を検討している方向けにギアを1週間無料でレンタルできるサービスです(一部商品が対象)。
「試しに使ってもらう。それで不要だと思ったら買わない。それで良いと思ってます。本当にお客さんが納得できる買い物が、CLAMPでの成功体験に繋がると思うんです。」
納得してもらうために、実際に使ってもらう。そんな正直な姿勢や、それを通じて得た「成功体験」を求めて、多くのファンが足繁く通っているようです。
「頑張りすぎない」ためのアイテム
「Guide for Moving」をコンセプトに掲げるCLAMP。スキー等のガイド経験も長い武村さんが目指すのは、お客さんに「フィールド」へ出てもらう事であり、物販はあくまでもそのサポートの一つという位置づけ。
現在もお店のイベントを中心にガイドをする中、意識しているのは「頑張りすぎないこと」だそう。
「ガイドで大切なのは何よりも安全性。そのためには、頑張りすぎないことが重要です。余裕が無いとケガのリスクが高まりますし、何よりお客さんが楽しめていないことに気が付いたんです。」
心身ともに余裕をもって楽しむために大切な「休憩」。そして、その時間に欠かせないのが「コーヒー」と「ハンモック」です。
「ハンモックは設置や撤収が簡単。靴を脱いだり足を投げ出したりも出来るのでかなり快適に休めます。そこに座って、お客さんにコーヒー豆を挽いてもらって飲む。
そうすることで、休憩時間もちょっとしたエンターテイメントの時間になるんです。」
このような気遣いはガイドとしての経験があってこそ。しかし、この「お客さんが主役」の精神が発揮されているのはフィールドだけではありませんでした。
誰もが落ち着ける店内の秘密
休憩時間に必須のコーヒーですが、CLAMPではオリジナルブレンドの豆も販売。また、店内にはその豆を自分で挽いて淹れられるスペースもあります。八ヶ岳南麓の「YETI GELATO」も販売しているので、併せて楽しむのもいいかもしれません。
その他、広いテーブルや、お子さんが遊べるキッズスペースも。汗をかいたライド後にはシャワールームも使えます。
「わざわざ遠くから遊びに来てくれたお客さんには、外遊びから帰ってきた後もお店でゆっくりしていって欲しい。
また、買い物に来てくれたお父さんだけじゃなく、その奥さんやお子さんにも店内で楽しく過ごしてほしい。そんな思いでやっています。」
ふらっと遊びに来たお客さんの誰もが気軽に過ごせる、不思議と心地よい空間。
その秘訣は、一見アウトドアと関係ないように思えるアイテムやスペースを通じて表現された、武村さんのサービス精神にあったようです。
「運動でつながる縁」と「人ありきで生まれるアイディア」
自身の枠にとらわれず、その地域にフィットするように変化を続けるCLAMP。お客さんが体験し、納得し、楽しむことを大切にしている印象をうけました。
同時に、土地や人とも調和しながら、外遊びの楽しさを発信し続けています。店のオープン前に、武村さんが社長から投げかけられたという「どこにもない店にしてくれ」という言葉。それを見事に体現しているお店だと感じました。
その魅力を一言で伝えるのは難しいですが、「伊那谷で体験できるひとつのエンターテイメント」という表現がしっくり来る楽しいお店です。
「運動は『運を動かす』と書きますが、僕自身、人との縁にすごく恵まれていると思います。」
そう話すように、CLAMPの周りで進行する色々な活動は必ずしも武村さんの発案ではなかったそう。
「トレイルの整備やリぺラボ、真空ごはんも、元はと言えば相談を持ちかけられたのがきっかけ。全て”人ありき”で始まって、それに協力しようと発案したアイディアを実行しているうちに、いつの間にか話が大きくなっているという感じです。」
その言葉通り、CLAMPの活動は今や「地方創生」のヒントとして多方面から注目が高まっています。もはや自転車屋の枠に収まりきらない活動は、今後も益々注目です!
CLAMP住所:〒396-0023 長野県伊那市山寺249-1
営業時間:11:00~20:00(木曜定休)
電話:0265-96-0109
FAX:0265-96-0134
Instagram:@clamp_ina
取り扱いブランド:ACLIMA、ALL YOURS、ALTRA、APIDURA、AXESQUIN、BIG SKY、BROOKS、CCP、CHROMAG、cocoon、DANG SHADES、Decibell、eno、FAIRWEATHER、fizik、FRANK&MORRIS、GIRO、GRANITE DESIGN、halo commodity、HAND OUT GLOVES、HOUDINI、Hydrapac、HYDROBLU、injinji、knog、LEZYNE、MOUNTAIN KING、Mountain Martial Arts、NANGA、narifuri、NATURE THING、New-HALE、NORRONA、NOVA SCOTIA FISHERMAN、OLFA WORKS、OMM、OOFOS、PAAGO WORKS、PAPERSKY、POC、POINT6、RAL、RawLow Mountain Works、SMITH、SURLY、Teton Bros.、Tritensil、velo spica、Yetina 等
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