最果ての地を望む【羅臼岳】
標高 | 所在地 | 最高気温(8月) | 最低気温(8月) |
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1,661m | 北海道羅臼町、斜里町 | 12℃ | 6.9℃ |
最東の日本百名山である羅臼岳。また、花の百名山及び新・花の百名山に選定されている花の多い山としても有名です。山頂からは知床連山が一望でき、右手に太平洋、左手にオホーツク海と2つの海を眺められ、スケールの大きさを感じさせられます。
羅臼岳は世界遺産に指定された知床エリアにあります。このエリアはヒグマが多いことで知られていますので、クマ対策はしっかりと。アクセスが便利とはいえない秘境にあり、また麓にはウトロ温泉と羅臼温泉がありますので、宿泊をして余裕をもって日帰り登山にチャレンジすることをおすすめします。
知床半島の付け根にそびえる独立峰【斜里岳】
標高 | 所在地 | 最高気温(8月) | 最低気温(8月) |
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1,545m | 北海道清里町 | 13.9℃ | 7℃ |
田園の中にそびえたつきれいな形をした独立峰。その形から「道東のマッタ―ホルン」と呼ばれて地元でも親しまれている日本百名山のひとつです。頂上から見渡せるオホーツク海や道東一円の田園風景が訪れる登山客の目を楽しませてくれます。
斜里岳登山の人気のひとつが往復で異なる登山道。往路は滝を楽しめる旧道を通り、復路は田園風景を眺めながら下山できる新道。一度で二度おいしい登山が楽しめるのも魅力的。登山口には宿泊可能な山小屋「清岳荘」があるので、時間に余裕をもって日帰り登山をするなら利用するのも。
最短で登れる日本百名山【雌阿寒岳】
標高 | 所在地 | 最高気温(8月) | 最低気温(8月) |
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1,499m | 北海道足寄町、釧路市 | 14.9℃ | 8.4℃ |
阿寒摩周国立公園に属する雌阿寒岳。日本百名山には阿寒岳と登録されていますが、この雌阿寒岳を指します。およそ3時間で登頂可能で、頂上からはマリモで有名な阿寒湖やその奥にある雄阿寒岳、その先に広がる広大な原始林も望めます。
麓にたたずむオンネトーは光の当たり具合で七色に色を変える神秘の湖として人気です。また、火口付近にある赤色の水の赤沼とエメラルドブルーの水の青沼も必見。雌阿寒温泉(野中温泉)の硫黄の湯に入ると疲れが残らないことでも有名です。下山後にはぜひ。※雌阿寒岳は活動中の火山です。登山前に状況の確認をおすすめします。
雌阿寒岳登山時の注意事項について(足寄町公式ホームページ)
ジオパーク認定の貴重な山【アポイ岳】
標高 | 所在地 | 最高気温(8月) | 最低気温(8月) |
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810.2m | 北海道様似町 | 14.7℃ | 11.9℃ |
特殊な岩でできている山で国の天然記念物に指定され、また世界ジオパークにも認定されているほどの貴重な自然体系を味わえます。この特殊な環境のため、標高が低いわりに高山植物が多い花の山としても人気。山頂はあまり見通しがよくありませんが、山行中に見える太平洋の景色に元気をもらえます。
アポイ岳には固有種もあり、特にヒダカソウは有名(ただ、盗掘で現在はほとんど見られなくなってしまいました)。登山前には「アポイ岳ジオパークビジターセンター」で、高山植物や山の特殊な環境を事前に学習してから登るのもおすすめ。低山ですのでファミリーで登るのもいいですね。
【道央・十勝連峰エリア】日帰り登山おすすめ5選
北海道の一大穀倉地帯である富良野盆地。十勝連峰の豊富な雪解け水がそこでの米作りに大いに関わっています。また、道央の山々は札幌からのアクセスが良いこともあり、気軽にチャレンジできるのも魅力のひとつ。
※このエリアで紹介する山は、【ヤマレコ】では「十勝連峰」、「芦別・夕張」、「支笏・洞爺」、「札幌近郊」のエリアの山に含まれます。