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いつか行きたい、海外トレッキング

日本にはない氷河や巨大な滝、4,000mを超える山々。ふと目にした映像や本に広がる見たこともない景色。「いつかこの景色を見てみたい!」そんな景色を一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。
なんといってもスケールが大きい
ヨーロッパアルプス、ロッキー、アンデス、そしてヒマラヤなど…、世界には挙げればきりがないほどたくさんの絶景が広がっています。言葉を失う圧倒的な大自然に、人の小ささを体感する場所も。山以外の観光や食事も楽しみの一つ

でも言葉や環境の違い、移動に時間がかかる、準備が大変…そんな事などから、ハードルが高いと思われる方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、海外トレッキング初心者が事前にチェックしておきたい、様々な「準備」について紹介します。
準備①:入山に予約が必要?制限やルールを事前にチェック
実は、「よし!登ろう!」と決めてすぐ登れる山ばかりじゃないのが、海外の山。事前に申請が必要な山や、人数制限がある山、さらに許可書が必要な山など、場所によってさまざま。実際に行ってから登れなかった…という事を防ぐためにも、必ず事前に確認しておきましょう!今回は、事前に申請等が必要な場所を3つ、例として紹介します。
【カナダ】カナディアンロッキー バンフ国立公園

【ニュージーランド】ミルフォード・トラック

【ペルー】マチュピチュ遺跡 ワイナピチュ山

準備②:登山用品、どうやって海外に持っていく?

例えばトレッキングポール。実は手荷物では持ち込むことができません。手荷物検査場に着いてから慌てないよう、航空会社の案内を事前に確認し、持っていく荷物をわけて荷造りすることが必要です。
また、食材に対して厳しい持込制限を設けている国もあるため、行き先の情報収集も必要です。
国際線 制限のある手荷物
登山用品を飛行機で持っていく際の注意点について、実際に私が海外トレッキングをした時を例に、ご紹介します。
3泊4日の海外トレッキング《ミルフォードトラック編》

この道具を例に、飛行機での持ち運び方を紹介します。
▼飛行機で運べない・持っていけないもの

▼機内に持ち込めないもの(預ければOK)

▼手荷物として持ち込むもの(申し出ればOK)

▼実際に機内に持ち込んだもの

また、最後に注意点が一つ。ザックのサイズが機内持ち込みサイズ内かどうかは、必ずチェックしておきましょう!
JAL JAPAN 機内持ち込みお手荷物
あると役に立つかも?!持っていくと便利なグッズを紹介

①薬類
高山病やトレッキング中の虫刺されはもちろん、慣れない環境による体調不良に備え薬を持参しましょう。言葉の違いは成分や症状をうまく伝えられないことも。
②インナーシーツ
温度調節がしやすいため、より快適な睡眠が得られます!沢山汗をかいた日など、直接シュラフに包まるのに抵抗がある時にも役立ちます。
③モバイルバッテリー
日本でも持って行く人が多いモバイルバッテリー。海外の山小屋では充電ができないこともあるため、いつもより多めに持っていると安心です。
④フリーズドライ食品
海外の山小屋には食事がないことも。手軽でかさばらず、お湯があれば簡単に食事ができるフリーズドライはとにかく便利!
⑤洗濯用品(洗剤、洗濯を干すケーブル等)
数種類のウェアが必要な登山やトレッキング。長期間滞在する場合は、現地で洗濯をする事も度々あります。ケーブルとカラビナがあれば干す場所を確保できるため、とっても便利!なければスリングを使うのも◎
⑥折り畳みカトラリーや食器
山でももちろん役立ちますが、海外のスーパーではスプーンやフォークがついていないことも。ホテルで食べるときにもあると便利!
海外トレッキングならではの注意点とは?
準備はOK!では実際の計画から現地での行動はどのようなことに注意が必要でしょうか?海外という慣れない場所では、日本のトレッキング以上に気を使いたいもの。計画のポイントとともに注意点をお伝えしていきます。意外と大事な拠点選び

計画は余裕を持って!周囲の人への連絡も必ず行いましょう
コースのレベルはもちろんですが、現地のシーズン(気象状況)、治安には特に気にかけたいもの。危険な場所や禁止されているエリアには、絶対に立ち入らないようにしましょう。万が一の場合に備え、工程が決まったら家族や親しい知人に計画を伝えておくことも大切。海外安全情報また、せっかくの海外。予定を詰め込みたくなる気持ちもわかりますが、飛行機の遅延で乗り継ぎができない、荷物が届かない、なんてこともしばしば。日程には余裕をもち、行きたい場所に優先順位をつけておくこともポイントの一つ。不安があればガイドさんと歩こう

アクセスが簡単な時ほど、高山には要注意!

準備は万端!海外の絶景登山&トレッキングを楽しもう!
