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『ヒートテックでOK?』と聞かれた時に、登山では使わないよう説明する方法(2ページ目)

①汗をかき始めると一気に温まる

ヒートテック 登山

撮影:YAMA HACK編集部

汗をかきすぎないように、標準コースタイムを意識してゆっくりと登りました。

それでも登りでは、ジワっと汗が。汗をかき始めるまでは時間がかかりましたが、体が温まって汗をかき始めるとヒートテックが発熱したのか、急激に体が温められたような感じでした。

そこからは発汗量も増え、特に背中や脇はたくさんの汗をかいたため風が吹くとかなり寒かったです。

②ベストなウェアの重ね着がわからなかった

ウェアを着る

撮影:YAMA HACK編集部

風で汗が冷やされるのを感じたため、風よけのためにウェアを着用。「これで風で汗が冷やされない」かと思いきや、別の問題が・・・。ウェアを一枚プラスしたため、さきほどまでよりも暑くなり発汗量が増加したのです。

また風が当たらなくなったせいか、今までよりもヒートテックの濡れをかなり感じるようになりました。濡れた生地が肌にベタっとまとわりつくような感じで、普段着ている登山用インナー(モンベルのジオライン)が汗で濡れた時とは別の感覚。これが結構冷たくて不快でした。

③初心者だとなおさら汗をかきやすそう

ヒートテック

撮影:YAMA HACK編集部

もちろん汗のかき方には個人差があります。ですが特にレイヤリング(ウェアの重ね着)の概念があまり無い初心者の場合、「ダウンを着たまま登ったり」「少々暑くてもウェアを脱がない」という姿も。

そうなると行動中は汗をかいても寒さを感じないかもしれませんが、休憩で止まった時や風を受けた時に冷えを感じることになります。

薄着の時は外から寒さを感じるし、ウェアを着れば内側の濡れで冷えて不快、とウェアの調整がかなり困難でした。歩行ペースで発汗量を正確にコントロールするのには経験が必要なため、歩行ペースによる発汗量のコントロールもあまり現実的でないように感じました。

【まとめ】
・ゆっくり歩いても汗はかく。汗をかき始めるとウェアがどんどん発熱して暑くなっていった
・薄着だと外からの風で汗が冷える。ウェアを着ると、内側にかいた汗が濡れて冷たく不快
・快適に歩くにはペースやウェアの調整が細かく必要で、正直めんどうに思えた

 

初めて登山でヒートテックを着ましたが、街で着たような暖かさによる安心感は感じられませんでした。

登山のように常に動き汗をかきつづける場合は、運動による発熱+ヒートテックの発熱でかなり暑くなり、汗で濡れて冷たくなってしまうようです。

なんで暖かくなる素材が冷たく感じたの?

疑問

出典:PIXTA

ヒートテックは、暖かさが売りのインナーウェア。検証中も最初のうちはその暖かさを感じていましたが、なぜ途中から冷たくなったのでしょうか?

【1】水分が熱を生み出す仕組み
【2】暖かさを感じる流れ
【3】冷えた原因

の3ステップで考えてみましょう。

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