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金剛堂山山頂

金剛堂山|北アルプスや白山を望む!稜線歩きも楽しい日帰り登山コース

金剛堂山は富山県富山市と南砺市にまたがる二百名山。山頂は見晴らしがよく、北アルプスの山々や白山の山々を美しく望めます。稜線歩きも気持ちよく、日帰りで登れるため地元から県外の人まで多く訪れます。登山コースとアクセス、帰りに寄りたい温泉情報をまとめました。

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目次

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、山小屋営業ならびに交通状況などに変更が生じている可能性があります。
山小屋や行政・関連機関が発信する最新情報を入手したうえで登山計画を立て、安全登山をしましょう。
アイキャッチ画像提供:ヤマレコ/yamaykuri03

金剛堂山(こんごうどうざん)ってどんな山?

金剛堂山
標高山頂所在地山系最高気温(6月-8月)最低気温(6月-8月)
1650m富山県富山市・南砺市飛騨高地19.5℃10.7℃
参考:ヤマレコ

富山県南部の最高峰であり、二百名山にも数えられる金剛堂山。前金剛(1,638m)、中金剛(1,650m)、奥金剛(1,616m)の3つの峰からなる山です。山頂付近には草原の様な緩やかな地形が広がり、周囲の山々を見渡すことができます。

北アルプスから白山の山々まで見渡せる展望の良さ

金剛堂山からの眺め

金剛堂山山頂(前金剛)からは360度の大パノラマ!富山湾から立山連峰、北アルプス、そして白山など周囲の峰々を見渡すことができます。日本の名峰の数々を一望できる、絶好のスポットです。

秋は一面の紅葉が美しい

金剛堂山の紅葉

金剛堂山の周辺にはブナ林をはじめとする日本海側特有の植生が広がり、秋になるとその山肌は赤や黄色といった色とりどりの木々に覆われます。その下を歩けば、まるで紅葉のトンネルを歩いているかのよう。

山開きは5月下旬~6月初旬

雪解けを待って行われる山開きは、栃谷登山口で行われます。その年の山の安全を祈願し、記念品がふるまわれることも。毎年多くの登山者がこの日を楽しみに登山口を訪れます。

金剛堂山の天気と地図をチェック

金剛堂山に行く前に現地の天気をこちらでCHECK!また、事前に地図を用意してルートを確認してください。

金剛堂山のふもと(南砺市)の10日間天気

日付10月04日
(水)
10月05日
(木)
10月06日
(金)
10月07日
10月08日
10月09日
(月)
10月10日
(火)
10月11日
(水)
10月12日
(木)
10月13日
(金)
天気晴のち雨
晴のち雨
雨時々曇
雨時々曇
曇
曇のち晴
曇のち晴
晴のち曇
晴のち曇
曇時々晴
曇時々晴
曇時々雨
曇時々雨
曇
曇時々晴
曇時々晴
曇時々晴
曇時々晴
気温
(℃)
26
16
22
18
20
14
21
14
23
12
24
14
22
16
23
15
24
14
21
14
降水
確率
60904040204090303040

金剛堂山の登山指数

日付10月05日
(木)
10月06日
(金)
10月07日
10月08日
10月09日
(月)
登山
指数
C C A A C
登山指数の留意点

登山をするための快適さを、山頂や山麓の気象条件から、気象学的知見を用いて登山指数A~Cで表現をしています。降水量、風速、雲量などを総合的に考慮し、気象条件を独自計算したものです。
ただし、以下のリスクは含まれておりません。

  • 雷の発生の可能性
  • 前日の天気による道のぬかるみ
  • 局地的大雨
  • 土砂災害の発生の可能性
  • 雪崩の発生の可能性
  • 噴火の可能性
  • 積雪の有無
  • 濃霧
  • 低温または高温
  • 虫やヒルなどの発生状況

山の天気は大きく変わりやすいため、登山指数はあくまで目安としてご利用頂き、最新の気象データや天気図、各登山道情報をご確認ください。
なお、本情報に基づいた行為において発生したいかなる人物の負傷・死亡、所有物の損失・損害に対する全ての求償の責は負いかねます。ご了承下さい。

金剛堂山周辺の山と高原地図

昭文社 山と高原地図 白山 荒島岳・能郷白山・金剛堂山

日帰りで登れる登山コース

金剛堂山の山頂への登山口は2つ、栃谷登山口(富山市)と東俣登山口(南砺市)のいずれかの登山口から向かいます。

①栃谷登山口~金剛堂山(ピストン)

合計距離: 9.58 km
最高点の標高: 1614 m
最低点の標高: 790 m
累積標高(上り): 1468 m
累積標高(下り): -1468 m
【体力レベル】★★☆☆☆
日帰り
コースタイム:4時間
参考:ヤマプラ
【技術的難易度】★★☆☆☆
・登山装備が必要
・登山経験、地図読み能力があることが望ましい
凡例はこちらをクリック:グレーディング表

栃谷登山口→(80分)→片折岳→(60分)→金剛堂山山頂→(40分)→片折岳→(60分)→栃谷登山口

栃谷登山口の方が車でのアクセスが良いため、栃谷登山口からのピストンコースが最もメジャーなコースとなっています。

登山口

登山口の案内のすぐわきにある橋を渡って、登山スタートです。

橋

トチやブナの木々に覆われた比較的歩きやすい登山道ですが、雨の直後だと沢沿いはぬかるんでいることも。足元には十分に気を付けましょう。

コース中の階段
提供:ヤマレコ/oku5585(コース中の階段)

登山口からの距離表示が1kmごとに設置されているので、ペース配分の参考にすることができます。

道標

マイナスイオンたっぷりの登山道を進むこと約3km、片折岳の小さな標識に到着です。この標識を過ぎたあたりから金剛堂山の山頂が見えるでしょう。周りの景色も楽しみながら進みます。

途中で見える金剛堂山
提供:ヤマレコ/capricorn(コース中から望む金剛堂山)

引き続き緩やかな登りの登山道が続きます。頂上に近づくにつれて周囲の木々が低くなり笹ヤブに。視界を遮るものがなくなるので、これまの樹林帯とはちょっと雰囲気の違う、稜線歩きのような登山道に代わります。

山頂

金剛堂山山頂にたどりつけば、晴れた日には大パノラマが待っています。標高1700m未満とは思えない、美しい景色が目の前に。立山連峰、白山、北アルプスなどをのんびり眺めていれば、登ってきた疲れが吹き飛びます。

山頂からの眺め
提供:ヤマレコ/debunekoyama(山頂からの眺め)

山頂での景色を堪能したら、登ってきた道を下って栃谷登山口に戻ります。

②栃谷登山口~金剛堂山~東俣登山口

合計距離: 11.07 km
最高点の標高: 1620 m
最低点の標高: 790 m
累積標高(上り): 1576 m
累積標高(下り): -1126 m
【体力レベル】★★☆☆☆
日帰り
コースタイム:4時間10分
参考:ヤマプラ
【技術的難易度】★★★☆☆
・ハシゴ、くさり場を通過できる身体能力が必要
・地図読み能力が必要
凡例はこちらをクリック:グレーディング表

栃谷登山口→(140分)→金剛堂山山頂→(15分)→中金剛→(15分)→奥金剛→(80分)→東俣登山口

金剛堂山の3つの山頂を通るコースです。山頂から東俣登山口に向かうコースの途中には藪こぎ箇所あり。また、車でアクセスする場合は東俣登山口-栃谷登山口間の林道を約8km歩いて戻るので、最初のコースに比べてやや体力が必要になります。登山前に、東俣登山口に自転車をデポして登るのもひとつの手。

山頂
提供:ヤマレコ/oku5585(山頂)

金剛堂山の山頂までは上で紹介したコースを通って登ります。山頂からはしばらく草原の中に続くほぼフラットな登山道に。目の前にはこれから向かう2つの峰が待ち構え、まるで稜線歩きのように周囲の山々が見渡せる気持ちの良い道です。

コース
提供:ヤマレコ/oku5585(中金剛への道)

中金剛を過ぎ奥金剛に到着すると、再び白山や立山連峰を望む大パノラマが待っています。ここでもしばらく美しい景色を堪能しましょう。

眺め
提供:ヤマレコ/tara9797(奥金剛から望む白山)

奥金剛での眺望を堪能したら東俣登山口に向かいます。背丈ほどの笹藪の中を何度か通過。くれぐれも登山道を見失わないように気を付けて進みましょう。

帰りは温泉で汗を流そう

栃谷登山口からほど近い場所に温泉施設があります。登山でたくさん汗をかいたら、ぜひ温泉に立ち寄ってすっきりしていきましょう。

天竺温泉の郷

天竺温泉の郷

栃谷登山口より車で約10分、岩風呂をはじめ、檜風呂、露天風呂などを楽しめる温泉施設です。疲労回復や美肌にも効果があるといわれるアルカリ性単純温泉で、日帰り入浴はもちろん、宿泊も可能です。

【住  所】 富山県南砺市利賀村上百瀬482
【電話番号】0763-68-8400
【営業時間】10時~21時
【休 業 日】毎週水曜日(祝祭日は営業)
【料     金】日帰り入浴 大人600円、1泊2食付き 大人10,950円~

天竺温泉の郷 HPを見る

登山口へのアクセス・駐車場情報

栃谷登山口までのアクセスをご紹介します。公共交通機関ではアクセスできませんのでご注意ください。

【車の場合】
北陸自動車道 富山IC-栃谷登山口駐車場(約1時間)

<駐車場>
駐車可能台数:約20台
料金:無料
トイレ:あり

日帰りで稜線さながらの景色を堪能!

金剛堂山稜線

日帰りで手軽に登れる金剛堂山。マイナスイオンたっぷりの樹林帯を抜けてたどり着くその山頂付近には、標高1700m未満とは思えない景色が広がっています。広大な草原の中に続く一本の登山道と、そこから見える周囲の山並みを眺めれば、日ごろの疲れも吹き飛び、最高の休日になるはずです。ぜひお出かけしてみませんか?

【登山時の注意点】
・登山にはしっかりとした装備と充分なトレーニングをしたうえで入山して下さい。足首まである登山靴、厚手の靴下、雨具上下、防寒具、ヘッドランプ、帽子、ザック、速乾性の衣類、食料、水など。
・登山路も複数あり分岐も多くあるので地図・コンパスも必携。
・もしものためにも登山届と山岳保険を忘れずに!
・紹介したコースは、登山経験や体力、天候などによって難易度が変わります。あくまでも参考とし、ご自身の体力に合わせた無理のない計画を立てて登山を楽しんで下さい。

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