レイヤリングが必要なのは標高何m?
「レイヤリングはどれくらいの標高から必要ですか?」という質問をよく受けるそうです。
雪山に行くのであれば標高に関係なく、レイヤリングをしている方がよ良いそう。あえて標高基準でいうのであれば、雲取山などの2000m以上の山くらいが目安だとか。
ギリギリ行けるレベルを探したり、最初に行く山をイメージしたりするのではなく、どんな山にステップアップしたいのかという考え方で選ぶことが大切。雪のない山だけしか行かないのであれば、特にレイヤリングにこだわる必要はないのです。
スキー用の手袋ではダメですか?
これもよく聞かれるそう。防水性があれば使えないことはないですが、スキー用のものは手首部分のスソが短いので、登山用に比べて雪が入りやすいので注意が必要です。
インナーに軍手はダメですか?
季節問わず多いこの質問。できるだけ止めたほうが良いとのこと。理由は、素材に乾きにくい綿が使われている場合が多いから。外からでなく手袋の内側から濡れることもあるので、速乾性のある素材のものがいいですね。
手袋を使うときに気をつけることってありますか?
2つあるそうです。
①必ず替えの手袋を用意する
風で飛ばされてしまったり、濡れてしまうことがあるので替えの手袋は必須です。できれば、インナー、中間、オーバー全て用意しているほうが安心です。使わないことがあっても全然OK。必要な時にないと、雪山では本当に地獄だとか。
たくさん購入するのが厳しい場合は、オールインタイプを持っておくのも一つの手ですね。
②風で飛ばないようにする
手袋って以外とあっさり飛ばされるもの。飛びにくいようにコードがついているものもありますが、ウールなどの場合はついていないこともあるので、髪用のゴムなどで留めておくなどするのがおすすめです。
飛ばされるのを防止するためのコードも販売されているので、手袋と合わせてチェックしてみてください。
雪山に行くならそれに見合った道具にする
目の前に広がる白銀の世界。一度経験するとやみつきになってしまうかもしれません。しかし、標高に限らず、雪山は一度天候が荒れると危険度がぐんと増します。最低限ではなく、慣れていないからこそしっかりとした装備で雪山を楽しみましょう。
・インナー、中間、オーバーの3層レイヤリング
・防寒にはウールがおすすめ
・オーバグローブは3本指
・必ず替えの手袋は準備しておく
以上の点を基本として、最初の雪山用手袋を選んでみてください。迷った場合は、お店の人に相談するのもオススメですよ!