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ソックス_並べた写真

雪山向け靴下の人気6商品、ベストバイはどれ?フィールドで徹底比較!

雪山で「足先」が冷えて辛いと思ったことはありませんか?冷える程度ならまだマシですが、油断すると凍傷になることもあるため、対策はしっかりしておきたいところ。そこで大切にしたいのが「靴下選び」です。
本記事では雪山向け靴下の選び方を紹介。さらにおすすめの6商品を実際にフィールドで履いてみて、その使用感をチェックしてみました!

目次

アイキャッチ画像撮影:筆者

ソックスを「厚手だから」だけで選ぶのはNG!

雪山写真

撮影:筆者

足先といえば地面に最も近い場所。冷えを地面からダイレクトに受けるため、雪山では特に注意が必要です。厚めの靴下を履いて対策をしている人がほとんどかと思いますが、ただ「厚いから」という理由だけで選んでいませんか?

もちろん、厚くて暖かいことは大切ですが、雪山に合わない素材を選んでしまうとかえって冷えやすくなったり、タイトすぎる靴下は足の血行を妨げてしまったりと、意外と気をつけたほうが良いポイントが多いんです。

ソックス選びで覚えておきたいポイントは3つ

雪山向けのソックスを選ぶ上で覚えていきたいポイントを3つ紹介します。

①靴下の素材に注目!

ソックス_ウールイメージ

撮影:筆者

雪山で特に気をつけたいのが「足のムレ」。ムレをそのままにしておくと、汗で足が冷えやすくなってしまうため、吸湿性の高い素材を選ぶことが大切です。

そこでおすすめなのが「ウール」。ウールは吸湿性が高く、保温性も抜群。さらには防臭効果まであるため、雪山ではピッタリの素材といえます。

一方で耐久性はあまり高くないため、化繊をブレンドして耐久性を高めている靴下が一般的です。冬山・雪山向けに販売されている靴下には60〜70%ほどウールが含まれている商品が多いため購入する際は同じくらいウールが含まれているかをチェックすると良いでしょう。

ソックス_ウールの配合量チェック方法

撮影:筆者(※ウールが含まれているかどうかは、商品の品質表示で確認できる)

②靴の中でズレない「フィット感」が大切

フィット感が甘いと靴の中でズレると靴擦れの原因になってしまうため、各社フィット感を高めるための様々な工夫を凝らしています。

ソックス_アイスブレーカー・フィッツ

撮影:筆者 (左)フィッツ(右)アイスブレーカー

例えば上の写真右の「アイスブレーカー」のソックスは左右別々の形になっていて、より足の形にフィットするように設計。
写真左の「フィッツ」のソックスはあえて小さめに作られていて、履くことで足の形にフィットするデザインになっています。

靴下選びのポイントは「窮屈すぎない、程よいフィット感」の靴下を探すことです。フィット感が低いとズレる原因になりますが、逆に高すぎても足の血行が悪くなり、かえって足を冷やす原因となってしまいます。

足に合う合わないは履いてみないとわからないことも多いため、試し履き用の靴下を用意してくれている登山ショップに行き、実際に履いてみるのがよいでしょう。

③「靴自体の保温性」もチェック!

雪山_登山靴

撮影:筆者

同じ冬山向け登山靴の中でも、保温材の種類や構造によって保温性を特に高めたモデルから抑えめなモデルまで様々なため、靴に合わせた靴下選びも一つのポイントです。

もし保温力が高い靴を使用するのであれば過度に保温性を気にしすぎる必要はないことも。逆にそこまで高くない場合は、ウールがより多く配合され、厚みのある靴下を選ぶと良いでしょう。

今回選んだ雪山向け靴下がこちらの6つ!

具体的にはどの靴下がいいのか?そんな疑問に答えるべく、人気の雪山向け靴下を6つピックアップして徹底比較していきます!

ソックス_一覧

撮影:筆者
メーカー
  • ①スマートウール 
  • ②フィッツ
  • ③キャラバン
  • ④モンベル
  • ⑤ダーンタフ
  • ⑥アイスブレーカー
商品名
  • マウンテニアリング
  • ヘビーエクスペディションラグドブーツ
メリノウール・パイルソックスメリノウール エクスペディション ソックス
  • マウンテニアリング マイクロクルー ヘビーウェイト フルクッション
  • ハイク+ ヘビー クルー(メンズ)
定価(税込)
  • 3,300円
3,520円1,980円3,190円3,850円3,850円
こんな靴下
  • 雪山靴下の定番商品。登山ショップでもよく見かける
定番商品その2。その名の通りフィット感を高めた独自構造が特徴
  • お手頃価格ながら高い機能を持ち合わせた靴下。ネット上で支持の声多数
  • モンベルの中の最上位モデル靴下。3,000m級の冬季登山や極地探検まで対応可能と本サイトに記載
  • 穴が空いたら交換してくれる「生涯保証」が特徴のダーンタフ社で最も暖かい商品
  • ニュージーランド産のメリノウールを活かしたアウトドアブランドの厚手靴下
素材
  • ウール74%、ナイロン25%、ポリウレタン1%
ウール74%、ナイロン13%、アクリル8%、ポリエステル3%、ライクラスバンデックス2%
  • ウール69%、ナイロン23%、ポリウレタン8%
  • ウール64%、ナイロン26%、ポリエステル9%、ポリウレタン1%
  • ウール70%、ナイロン28%、ポリウレタン2%
  • ウール66%、ナイロン32%、ポリウレタン2%

※ピックアップ基準:登山ショップでの人気度、ネットでの口コミ・レビュー、周りの登山仲間の口コミ

まずは各商品の仕様を詳しく比較してみます。

内側のパイル比較

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撮影:筆者

どのソックスも内側は「パイル状」になっていて、そのパイルの「長さ」と「密度」にそれぞれ特徴が出ています。

パイルの「長さ」を長い順に並べると
スマートウール=フィッツ=モンベル>キャラバン=ダーンタフ>アイスブレーカーで、3つのソックスがほぼ同じくらいの長さ。パイルの「密度」についてはモンベルが最も高くなっていました。

キャラバンとダーンタフ、アイスブレーカーについては密度は高いものの、パイルはそこまで長くなく、パイルが長い3つと比較するとやや薄めの印象でした。

内側全体像

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撮影:筆者

内側についても基本的には全体がパイル状になっていて、アイスブレーカーとキャラバンのみ、通気性を高めるため、足の甲や土踏まずなどの一部がやや薄く設計されています。

つま先

ソックス_つま先

撮影:筆者

つま先のデザインは各社立体デザインを採用していて、かなりフィット感を重視している印象。特にアイスブレーカーは左右それぞれ別々の形で、よりフィット感が高めたデザインになっていました。またフィッツも伸縮性の高い素材が使われていて、足に張り付くようなフィット感を実現しています。

履き口

ソックス_履き口

撮影:筆者

ソックスがズレてこないよう、履き口はどれも絞ったデザインになっています。特にフィッツとダーンタフはかなりしっかりめな履き心地。一方でスマートウールはやや緩めな履き心地になっています。

山・日常使いで5つのポイントを調査!

各靴下の能力を探るべく、登山と日常で使ってみました。調査ポイントとして下記5つをピックアップ。

調査ポイント

①保温性:履いてみてどれだけ暖かいかをチェック。分厚さ・ウールの配合量等によって変わりますが、寒い雪山ではやはり一番大切にしたいところ。

 

②フィット感:靴の中でズレることなく、キツすぎない「ちょうど良さ」があるかどうかをチェック。

 

③吸湿性:汗をかいた中で、どれだけドライに保ってくれるかをチェック。

 

④クッション性:足の疲れを軽減してくれるクッション性があるかをチェック。①〜③ほどではないものの、重装備になりがちな雪山ではあると嬉しいポイント。

 

⑤耐久性:短期間のテストでは判断が難しいですが、素材の丈夫さ、縫製の仕方等から判断。

調査方法

北横岳

撮影:筆者
【登山時】
雪山で使用し、使用感をチェックしました。

<条件>
・場所:北横岳
・気温:3月上旬
・気温:-5℃(曇り時々晴れ)
・風速:3m/s
・テストした標高:2200〜2400m
・使用した登山靴:スポルティバ ネパール エボ GTX

【日常使い】
登山の一時的な使用ではわからないポイントも探るため、出勤や在宅時などの約3週間、四六時中履いて使用感を確かめました。

ちなみに私はしっかりめな末端冷え性で、冬になれば基本的に足先はキンキンに冷たく、夏でもエアコンの効いた部屋だとすぐ冷えだすタイプです。一方で汗はそこまで多くはかきません。

調査結果をソックスごとに紹介!

・スマートウール (Smartwool)|マウンテニアリング
・フィッツ(FITS)|Heavy Rugged Boot
・キャラバン(Caravan)|メリノウール パイルソックス
・モンベル(mont-bell)|メリノウール エクスペディション ソックスUnisex
・ダーンタフ(DARN TOUGH)|マウンテニアリング マイクロクルー ヘビーウェイト フルクッション
・アイスブレーカー(icebreaker)|ハイク+ ヘビー クルー

スマートウール (Smartwool)|マウンテニアリング

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撮影:筆者

■こんな人におすすめ

冷えがちな人に!暖かさNo.1、吸湿性・クッション性のバランスも良い優等生

■Goodポイント

今回チェックした6つのソックスの中で、一番保温力が高かったのがスマートウールでした。長くて柔らかいパイルが特徴で、履き心地はまるで絨毯に包まれているよう。優しく包み込むように温めてくれました。パイルが長いためクッション性も高く、足への負担をおさえてくれます。登山に関わらず、ずっと履いていたいと思ってしまうくらい暖かく、快適な靴下です。

■気になったポイント

若干締め付けの「ゆるさ」があります。数回洗濯する中で、徐々にフィットするようになってきましたが、それでも他のソックスと比較すると緩め。やや靴の中でのズレが起こりやすいため、個人的には念の為インナーソックスを履くなど、フィット感を調整したほうが安心に感じました。

フィッツ(FITS)|Heavy Rugged Boot

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撮影:筆者

■こんな人におすすめ

ヨレを避けたい人に!フィット感No.1で保温性、クッション性も申し分なし

■Goodポイント

フィッツというその名の通り、フィット感が抜群に高い商品です。感覚としてはタイツを履くようなイメージで、足の形にピッタリ沿ってくれます。最初は「ちょっとキツイかな?」と思いましたが、登山靴を履けばほとんど気にならず、むしろよれない安心感が高かったです。
生地も厚手で暖かさも申し分なし。耐久性については若干摩耗しやすいようにも思えましたが、それでも私が2年間利用している中でも特に問題は出てきていないため、安心感は高そうです。

■気になったポイント

トップクラスの保温力は持っている製品ですが、スマートウールほどの保温性は感じませんでした。「伸ばして」使う製品のため、生地の密度が若干低くなることが原因かもしれません。またフィット感については「ややきつめ」であるため、好みが分かれるのでは。気になる方は実際に登山ショップ等で履いてチェックできると良さそうです。

キャラバン(Caravan)|メリノウール パイルソックス

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撮影:筆者

■こんな人におすすめ

コスパ重視さんに!低価格ながらバランスの良い製品

■Goodポイント

キャラバンの一番の魅力はその「お手頃さ」です。他商品が3,000〜4,000円する中、キャラバンはわずか1,980円。高額アイテムが多い登山ウェアの中で、費用を抑えられるのは大きなポイントです。かといって質が悪いということももちろんなく、保温性、吸湿性、耐久性で高いレベルを実現しています。「靴下にはあまりお金をかけたくない、でも失敗もしたくない」という人にぜひおすすめしたい製品です。

■気になったポイント

パイル生地がやや薄いことから、保温性、クッション性についてはスマートウールやフィット、モンベルと比較すると若干劣ります。またつま先部分に縫製がされているため、指先を(あえて)動かすと若干あたりが気になりました。もっと履き込めば柔らかくなりそうです。

モンベル(mont-bell)|メリノウール エクスペディション ソックスUnisex

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撮影:筆者

■こんな人におすすめ

汗っかきさんに!吸湿性No.1で暖かさも申し分なし

■Goodポイント

生地が極厚でしかも密度も高いからか、抜群の吸湿性を感じさせる製品です。他製品では指と指の間がヌメつくような感覚がありましたが、この製品ではそれがごくわずかでした。保温力もかなり高いため、極寒地でも安心して使用できる靴下といえます。

■気になったポイント

ウール以外の配合量が36%と今回検証した中では一番多かったためか、同程度の厚みがあるスマートウール、フィッツほどの保温力は感じられませんでした(スマートウール、フィッツは26%)。また生地がしっかりしているぶん、スマートウールのような「ふわふわ感」はありません。「ごわつき」とまではいきませんが、ソフトめのタイプが好みの方は若干気になるかもしれません。

ダーンタフ(DARN TOUGH)|マウンテニアリング マイクロクルー ヘビーウェイト フルクッション

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撮影:筆者

■こんな人におすすめ

耐久性No.1!ハードにガシガシ使い続けたい人に

■Goodポイント

耐久性が売りのブランドのため、ある程度は予想していましたが、その耐久性の高さは伊達ではありませんでした。テストで使用する範囲では摩耗やヨレを全く感じさせず、新品と変わらないような状態を維持し続けました。YAMA HACKでも執筆しているアウトドアライターのポンチョさんもダーンタフを愛用されているそうで、11年間酷使しても穴があかなかったとのことです(愛用品はトレラン向けモデル)。もはや「一生モノ」といっても過言ではないソックスです。

■気になったポイント

パイルの長さは中くらいで、保温力は他の上位ソックスほどはありませんでした。また足首のカバー範囲も短くなっているため、保温力を重視したい方には物足りなく感じられるかもしれません。

アイスブレーカー(icebreaker)|ハイク+ ヘビー クルー

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撮影:筆者

■こんな人におすすめ

冬の低山ハイカーさんに!厚手ながら高い通気性

■Goodポイント

部分的に厚みが違うというのがこの製品の特徴で、かなり快適性が高め。例えばパイル生地が足の裏側だけ使われていることで、クッション性が向上し、逆に甲部分は薄手で通気性が高められていました。
また、左右の足に合わせた形になっていることからフィット感が高く、靴の中でズレるという感覚も全くありませんでした。

■気になったポイント

厚手ではありますが、今回検証した中では一番薄いソックスであり、マイナス温度の中では少し寒く感じました。極寒地というよりは、冬の低山メインとして使うのが良さそうです。

検証した上であえて一足おすすめを選ぶなら

以上、6つのソックスを調査する中でそれぞれ特徴が大きく異なっていることがわかりましたが、その中でも一足挙げるならフィッツの「Heavy Rugged Boot」です

フィッツ|Heavy Rugged Boot

フィッツ_ソックス

撮影:筆者

検証をして改めて感じましたが「ヨレ」は雪山登山の天敵です。ズルズルと下がってくるとストレスになりますし、ムレやすい冬靴の中でヨレるとあっという間に靴擦れに繋がるため、夏など普段の登山以上にヨレに気を配る必要があります。

その点、フィッツは足首だけでなく足の甲、踵、指先まで吸い付くようなフィット感があるためヨレる心配がまずありません。しかも保温力がトップクラスに高く、吸湿性も高いため、雪山ではまず最初に選びたくなる商品だなと感じました。

最初こそフィット感の高さに窮屈さを感じてしまうかもしれませんが、使い込むうちにだんだん馴染んできますので、雪山の靴下選びに悩んだらぜひ選択肢の一つとして考えてみてください!

重視したいポイントから選ぶなら

人によって重視する点は異なるため、そのポイント別におすすめソックスをご紹介します。

【保温性重視なら】

①スマートウール|マウンテニアリング
②フィッツ|Heavy Rugged Boot

【フィット感重視なら】
②フィッツ|Heavy Rugged Boot

【吸湿性重視なら】
④モンベル|メリノウール エクスペディション ソックスUnisex

【コスパ重視なら】
③キャラバン|メリノウール パイルソックス

【耐久性重視なら】
⑤ダーンタフ|マウンテニアリング マイクロクルー ヘビーウェイト フルクッション

【冬山低山使用なら】
⑥アイスブレーカー|ハイク+ ヘビー クルー

【番外編】ムレが気になる人はインナー靴下を使うのもあり

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撮影:筆者

高い吸湿性を持ったウールの靴下ですが、それでも足のムレが気になる方はインナー靴下を履く、という方法があります。例えばファイントラックの「スキンメッシュソックス」という製品は高い撥水効果を持っており、汗を素早くソックスにうつしてくれるため、ムレ感を低減することができます。

実際にテストをしてみたところ、確かに多くの汗をかいたときには、インナー靴下を履いていたほうが濡れを感じさせませんでした。濡れの問題がよりシビアな極寒地の高山登山の際に履くと安心です。

一方でこのソックス自体には保温性はなく、2重で履いたからといって暖かさを感じることはありませんでした。むしろ止まっているときや負荷の低い登山の時などでは、ウールが直接肌にあたっていたほうが暖かく感じました。あくまでも多くの汗をかきそうなときに、濡れによる冷えや不快感を防止する目的で使用すると良さそうです。

ご自身が求める性能にあった靴下選びを!

ソックス_雪山イメージ

撮影:筆者

見過ごされがちですが、実は奥深いのが「靴下選び」です。「保温力」が高い靴下が必ずしもベストになるとは限らないというのも、靴下選びを面白くしているポイントです。
ベストな靴下を選べれば登山の快適性がアップするのも間違いなしですので、改めてどんな機能がほしいかを考えた上で靴下を選んでみましょう!

今回紹介した商品

スマートウール マウンテニアリング

暖かさNo.1!吸湿性・クッション性のバランスも良い優等生

内側の長いパイル生地が高い保温性を実現している靴下。肌触りもソフトで快適な履き心地を実現しています。

定価3,300円
素材ウール74%、ナイロン25%、ポリウレタン1%

正規輸入代理店サイト

フィッツ ヘビーエクスペディションラグドブーツ

抜群のフィット感!保温性、クッション性も申し分なし

伸縮性の高い素材が使われたフィット感の高いソックス。保温性やクッション性も高く、バランスの良い商品です。

定価3,520円
素材ウール74%、ナイロン13%、アクリル8%、ポリエステル3%、ライクラスバンデックス2%

正規輸入代理店サイト

キャラバン メリノウール・パイルソックス

コスパNo.1!低価格ながらバランスの良い製品

お手頃価格ながら、高い保温性・吸湿性・クッション性を実現している高コスパ商品です。コストを抑えたい時の一足としておすすめです。

定価1,980円
素材ウール69%、ナイロン23%、ポリウレタン8%

キャラバン 公式サイト