実験!綿ってどれくらい乾かないの?
綿のTシャツと速乾Tシャツで、乾く時間がどれくらい違うのかを実験してみます。
各Tシャツにスポイトで水滴を1滴ずつ垂らします。
そのまま5分間扇風機を当てて乾かします。
5分後、化学繊維の方は触っても濡れている感じがなくほぼ乾いていました。一方、綿の方は触るとまだ濡れており、そして何より濡れた箇所が化学繊維より冷たく感じました。
風に吹かれるとどれくらい冷えるのか?
では実際に、濡れた箇所が風に吹かれるとどれくらい冷えるのでしょうか? 綿と化学繊維のTシャツを水で濡らして絞り、それぞれに1分間扇風機で風を当ててみます。
1分後、扇風機を当てた表面の温度を測るとご覧の結果に。化学繊維は21.9℃、一方綿は16.9℃。水風呂くらいの冷たさです。
実際に肌に触れさせてみると…
実際に濡れたウェアを編集部員が触り比べると、どちらも冷たいのですが綿の方がベタっと肌にまとわりつき冷たさが強い感じがしました。もちろん吹く風の強さや、実際に人が着ていたら体温などにも影響されるためこの温度数値はあくまで参考。しかし同じ室内の環境下で試しても、差が出る結果となりました。
水風呂の冷たさを肌に纏って、風に吹かれる…想像するだけで、寒々しいですよね。
でもそんなに大変な山じゃなければ別によくない?
しかし、「自分が行くのはそんなに大変な山じゃないし」「コースタイムも短いから大丈夫でしょ」と思っている人!その認識は間違いです。運動量が激しくなければ、汗をかかないと思ってはいませんか?