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登山入門|初心者がまず覚えておきたい7つの山用語【道具編】(3ページ目)

④レイヤリング

レイヤリング

出典:mont-bell

レイヤリングとは、『重ね着』の事を指します。登山では、大きく分けて「アウターレイヤー・ミドルレイヤー・ベースレイヤー」の3グループに分けて重ね着をするのが一般的。天候や運動量などに合わせて着脱し、温度調節を行います。

・アウターレイヤー…一番外に着るジャケット。雨・風などから身体を守る役割があります。

・ミドルレイヤー…ベースとアウターの間に着るウェア。主な役割としてはウェア内をドライに保ち、保温性を高めるために着用します。冬は厚手のダウンやフリース、夏は通気性の高いアウターなど、季節に応じて替えることで、いつでも快適に過ごすことができます。

・ベースレイヤー…「アンダーウェア」とも呼ばれ、一番下に着る肌着(下着)の事を指します。色々な素材がありますが、一般的に速乾性・吸汗性・通気性を重視し、汗冷えなどからくる低体温症等を防いでくれます。

登山では多くの汗をかくため、外から守るだけではなく余分な湿気を逃がし、しっかりと体温調節をしてあげることが大切なんですね。

④ハードシェル・ソフトシェル

マウンテンパーカー ハードシェル・ソフトシェルとは?

 

シェル(shell)とは「貝殻」という意味ですが、登山用語では『身を守る』という事を指します。「シェルジャケット=身を守るためのジャケット」となり、一般的には生地の素材や厚さで「ハードシェル・ソフトシェル」と分けて呼ばれます。

・ハードシェル…丈夫な素材を使っており高い防水性・透湿性を持つハードな登山にも耐えるジャケット。多くがゴアテックス®などの素材を使っており、雨や雪を遮断しながら内側からの湿気を外に逃がしてくれます。アウターレイヤーとして使用することが多いですね。

・ソフトシェル…ハードシェルに比べて薄くてストレッチ性のある素材を使用しており、伸縮性・通気性の優れたジャケットです。アウターレイヤーとしてもミドルレイヤーとしても活用できる万能ウェア。完全防水ではないですが、少しの雨ならはじいてくれます。

⑥シュラフ

シュラフ?寝袋?

シュラフとは「寝袋」の事を指しますが、他にも「スリーピングバッグ」と呼ばれる事もあります。

・シュラフ…ドイツ語の「schlafsack(シュラフザック)」からきています。

・スリーピングバッグ…寝袋の英語訳、「sleeping bag」。

形や素材・大きさや、値段もさまざまなタイプがありますが、登山では軽量・コンパクトになる「マミー型」と言われるシュラフを使うのが一般的です。

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